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公開番号2024128615
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-24
出願番号2023037680
出願日2023-03-10
発明の名称放電装置及び電動コンプレッサ
出願人株式会社豊田自動織機
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H02M 7/48 20070101AFI20240913BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】放電回路の放電特性と損失抑制とを両立可能な放電装置及びそれを備える電動コンプレッサを提供する。
【解決手段】放電装置20は、コンデンサ22と、コンデンサ22に並列に接続される放電回路30,40と、コンパレータ26とを備える。放電回路30は、放電抵抗32を含む。放電回路40は、放電抵抗32よりも抵抗値の小さい放電抵抗42と、放電抵抗42に直列に接続されるスイッチ44とを含む。コンパレータ26は、電力線PL,NL間の電圧VHが所定電圧以上のとき、スイッチ44をオフにし、電圧VHが所定電圧を下回ると、スイッチ44をオンにする。コンパレータ26は、スイッチ44をオンにしてから所定時間後にスイッチ44をオフにするように構成される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電力線対間に接続されるコンデンサと、
前記コンデンサに並列に接続される第1の放電回路と、
前記コンデンサに並列に接続される第2の放電回路とを備え、
前記第1の放電回路は、第1の放電抵抗を含み、
前記第2の放電回路は、
前記第1の放電抵抗よりも抵抗値の小さい第2の放電抵抗と、
前記第2の放電抵抗に直列に接続されるスイッチとを含み、さらに、
前記電力線対間の電圧が所定電圧以上のとき、前記スイッチをオフにし、前記電力線対間の電圧が前記所定電圧を下回ると、前記スイッチをオンにする駆動回路を備え、
前記駆動回路は、前記スイッチをオンにしてから所定時間後に前記スイッチをオフにするように構成される、放電装置。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記第1の放電抵抗は、前記コンデンサが前記第1の放電抵抗を通じて放電する場合に、前記電力線対間の電圧を前記所定電圧から規定電圧まで規定時間以下で低下させるように構成される、請求項1に記載の放電装置。
【請求項3】
前記駆動回路及び前記スイッチの作動電力を生成する電源回路をさらに備え、
前記駆動回路は、前記所定時間を計時するためのタイマを含み、
前記電源回路は、
前記第1の放電抵抗と前記電力線対の負極線との間に接続されるツェナーダイオードと、
前記第1の放電抵抗と前記ツェナーダイオードのカソードとの接続部に接続される電源ノードとを含み、
前記駆動回路及び前記スイッチは、前記電源ノードから前記作動電力を受ける、請求項1に記載の放電装置。
【請求項4】
冷媒圧縮部と、
前記冷媒圧縮部を駆動するモータと、
前記モータを駆動するインバータと、
バッテリから前記インバータへ電力を供給する電力線対に設けられる、請求項1から請求項3のいずれかに記載の放電装置とを備える電動コンプレッサ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、放電装置及びそれを備える電動コンプレッサに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特開2012-205428号公報(特許文献1)は、バッテリに並列に接続されるコンデンサと、コンデンサを放電可能な放電回路とを備えるインバータ装置を開示する。放電回路は、第1の抵抗と、第1の抵抗よりも抵抗値が小さい第2の抵抗とを含む。このインバータ装置では、コンデンサの電圧が、車両の走行に必要なバッテリ電圧値よりも低い所定の電圧値以下に低下すると、コンデンサの蓄電電荷を第2の抵抗に強制的に放電させる(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-205428号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のインバータ装置では、コンデンサの電圧が所定の電圧値よりも高いときは、第2の抵抗に電流は流れず、コンデンサの電圧が所定の電圧値以下になると、第2の抵抗を通じて電流が流れる。このような構成においては、第2の抵抗に電流が流れている状態でコンデンサの電圧が所定の電圧値付近で維持される場合に、第2の抵抗の発熱及び損失が最大となる。また、コンデンサの電圧が最大となる場合に、第1の抵抗の発熱及び損失が最大となる。
【0005】
第2の抵抗の抵抗値を小さくすることでコンデンサの放電を速めることができるが、第2の抵抗の発熱や許容損失等の制約により、第2の抵抗の抵抗値を小さくすることには限界がある。第2の抵抗の抵抗値を小さくできない場合、第1の抵抗の抵抗値を小さくすることでコンデンサの放電を速めることができるが、第1の抵抗の抵抗値を小さくすると、第1の抵抗の発熱及び損失が増大してしまう。このような問題に対して、特許文献1では特に検討されていない。
【0006】
本開示は、かかる問題を解決するためになされたものであり、本開示の目的は、放電回路の放電特性と損失抑制とを両立可能な放電装置及びそれを備える電動コンプレッサを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の放電装置は、電力線対間に接続されるコンデンサと、コンデンサに並列に接続される第1の放電回路と、コンデンサに並列に接続される第2の放電回路と、駆動回路とを備える。第1の放電回路は、第1の放電抵抗を含む。第2の放電回路は、第1の放電抵抗よりも抵抗値の小さい第2の放電抵抗と、第2の放電抵抗に直列に接続されるスイッチとを含む。駆動回路は、電力線対間の電圧が所定電圧以上のとき、スイッチをオフにし、電力線対間の電圧が所定電圧を下回ると、スイッチをオンにする。そして、駆動回路は、スイッチをオンにしてから所定時間後にスイッチをオフにするように構成される。
【0008】
この放電装置においては、電力線対間の電圧が所定電圧を下回ると、スイッチがオンされ、第1の放電抵抗よりも抵抗値の小さい第2の放電抵抗を通じて電流が流れる。これにより、放電特性が確保される一方で、第2の放電抵抗の発熱及び損失が懸念されるところ、この放電装置では、駆動回路が、スイッチをオンにしてから所定時間後にスイッチをオフにするように構成されるので、第2の放電抵抗の発熱及び損失を所定時間に限定することができる。したがって、この放電装置によれば、放電特性と損失抑制とを両立させることができる。
【0009】
第1の放電抵抗は、コンデンサが第1の放電抵抗を通じて放電する場合に、電力線対間の電圧を所定電圧から規定電圧まで規定時間以下で低下させるように構成されてもよい。
【0010】
このような構成により、スイッチがオンしてから所定時間後にオフになっても、第1の放電抵抗により、電力線対間の電圧を規定電圧まで規定時間以下で低下させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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