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公開番号2024127369
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023036490
出願日2023-03-09
発明の名称被検体動き測定装置、被検体動き測定方法、プログラム、撮像装置
出願人キヤノン株式会社,キヤノンメディカルシステムズ株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類A61B 5/055 20060101AFI20240912BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】装置の振動の影響を低減し、被検体の動きを高精度に測定するための技術を提供する。
【解決手段】被検体動き測定装置は、被検体を撮像する撮像部と、前記撮像部で撮像した画像から、前記被検体の動きに関する情報を取得する体動取得部と、前記撮像部とは異なる、前記被検体を撮像する撮像装置における振動を反映した指標を、前記撮像部で撮像した前記画像から取得する指標取得部と、前記指標を前記撮像装置に出力する出力部とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
被検体を撮像する撮像部と、
前記撮像部で撮像した画像から、前記被検体の動きに関する情報を取得する体動取得部と、
前記撮像部とは異なる、前記被検体を撮像する撮像装置における振動を反映した指標を、前記撮像部で撮像した前記画像から取得する指標取得部と、
前記指標を前記撮像装置に出力する出力部と
を備えることを特徴とする被検体動き測定装置。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記撮像装置は、前記指標に基づいて撮像処理を実行する
ことを特徴とする請求項1に記載の被検体動き測定装置。
【請求項3】
前記撮像部は、光学式撮像部であり、前記撮像装置は、医用画像撮像装置である
ことを特徴とする請求項1に記載の被検体動き測定装置。
【請求項4】
前記指標取得部は、前記振動の振幅に基づいて前記指標を取得する
ことを特徴とする請求項1に記載の被検体動き測定装置。
【請求項5】
前記指標は、前記振動によりモーションブラーが生じた前記画像の点像分布関数(Point Spread Function、PSF)である
ことを特徴とする請求項4に記載の被検体動き測定装置。
【請求項6】
前記指標取得部は、前記撮像部により撮像した第1画像と、前記第1画像よりも前記振動が小さい状態で前記撮像部により撮像した第2画像とを用いて前記点像分布関数を取得する
ことを特徴とする請求項5に記載の被検体動き測定装置。
【請求項7】
前記体動取得部は、前記指標に基づいて前記画像に対する画像処理を実行する
ことを特徴とする請求項1に記載の被検体動き測定装置。
【請求項8】
前記画像処理は、前記振動により前記画像に生じたモーションブラーを前記指標に基づいて低減する処理である
ことを特徴とする請求項7に記載の被検体動き測定装置。
【請求項9】
前記画像処理は、前記指標に基づくデコンボリューションにより前記モーションブラーを低減する処理である
ことを特徴とする請求項8に記載の被検体動き測定装置。
【請求項10】
前記体動取得部は、前記指標に基づいて前記画像に対する前記画像処理を変更する
ことを特徴とする請求項7に記載の被検体動き測定装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、被検体の動きを測定する技術に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
医用画像撮像装置には、磁気共鳴イメージング(Magnetic Resonance Imaging:MRI)装置、X線コンピュータ断層撮影(Computed Tomography:CT)装置がある。また、医用画像撮像装置には、PET(Positron Emission Tomography)装置およびSPECT(Single Photon Emission Computed Tomography)装置、トモシンセシス装置がある。医用画像撮像装置の一種である磁気共鳴イメージング装置は、静磁場中に置かれた被検体に高周波電磁波(Radio Frequency:RF)を印加し、被検体内の画像を生成する装置である。磁気共鳴イメージング装置は、印加したRFの影響によって被検体から発生した磁気共鳴(Magnetic Resonance:MR)信号に基づいて、被検体内の画像を生成する。
【0003】
近年、磁気共鳴イメージング装置から出力される画像の高解像度化が進んでいる。画像の高解像度化により従来は比較的目立たなかったアーティファクトが強く現れるようになり、新たな課題として改善が望まれている。そのようなアーティファクト発生原因の一つとして、ヘッドコイル内での頭部の動きが知られており、カメラにより測定した頭部の動きに応じて、磁気共鳴イメージング装置の傾斜磁場を補正する試みが行われている(非特許文献1)。
【0004】
非特許文献1には、動く被検体にマーカを取り付けて、外部からカメラで撮影し、動画フレーム間でのマーカ位置の差から被検体の動きを検出する方法が開示されている。また、特許文献1には、動き測定用のマーカが被検体の皮膚上で滑ること等によるfalse
motionを弁別して出力を補正する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
米国特許第9943247号明細書
【非特許文献】
【0006】
M. Zaitsev, C. Dold, G. Sakas, J. Hennig, and O. Speck, “Magnetic resonance imaging of freely moving objects: Prospective real-time motion correction using an external optical motion tracking system”, NeuroImage 31 (2006) 1038-1050
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
医用画像撮像装置では、アクチュエータ等による振動が発生する。例えば、磁気共鳴イメージング装置の場合、傾斜磁場コイルに電流を流した際に、強い静磁場との相互作用によりローレンツ力が働き傾斜磁場コイルが変位する。これら変位が装置筐体に伝わることで装置筐体は振動する。また、X線コンピュータ断層撮影では、管球や検出器とその周辺機器の回転により装置筐体の振動が生じる。これら医用画像撮像装置筐体の振動が被検体を通してマーカに伝わったり、医用画像撮像装置に設置されたトラッキングシステムに伝わったりすると、カメラで撮像したマーカ像にモーションブラーが発生する。マーカ像にモーションブラーが発生すると、検出精度が低下してしまう。特許文献1に開示されるf
alse motion弁別方法は、被検体におけるfalse motionを弁別するが、医用画像撮像装置の振動を弁別することは困難である。
【0008】
本発明は上記実情に鑑みなされたものであり、装置の振動の影響を低減し、被検体の動きを高精度に測定するための技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示は、被検体を撮像する撮像部と、前記撮像部で撮像した画像から、前記被検体の動きに関する情報を取得する体動取得部と、前記撮像部とは異なる、前記被検体を撮像する撮像装置における振動を反映した指標を、前記撮像部で撮像した前記画像から取得する指標取得部と、前記指標を前記撮像装置に出力する出力部とを備えることを特徴とする被検体動き測定装置を含む。
【0010】
本開示は、前記被検体動き測定装置と、前記被検体動き測定装置から出力される前記被検体の動きに関する情報を用いた処理を実行する処理部と、を有することを特徴とする撮像装置を含む。
(【0011】以降は省略されています)

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