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公開番号2024126150
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023034353
出願日2023-03-07
発明の名称カテーテル
出願人テルモ株式会社
代理人IBC一番町弁理士法人
主分類A61M 25/00 20060101AFI20240912BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】肉薄であるカテーテルにおいて、血管壁に存在するプラーク等の組織を削ることを抑制できるカテーテルを提供する。
【解決手段】カテーテル1は、最先端部20Aに設けられ、径方向の外方に向けて突出する外方突出部21と、最先端部に設けられ、径方向の内方に向けて突出する内方突出部22と、を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
中空形状を備えるカテーテルであって、
最先端部に設けられ、径方向の外方に向けて突出する外方突出部と、
前記最先端部に設けられ、前記径方向の内方に向けて突出する内方突出部と、を有するカテーテル。
続きを表示（約 370 文字）【請求項２】
先端チップを備え、
前記外方突出部および前記内方突出部は、前記先端チップに設けられる、請求項１に記載のカテーテル。
【請求項３】
前記外方突出部の先端部は、ラウンド形状を備える、請求項１または２に記載のカテーテル。
【請求項４】
前記内方突出部の先端部は、ラウンド形状を備える、請求項１または２に記載のカテーテル。
【請求項５】
前記最先端部の最大外径をＤ１、前記最先端部の最小内径をｄ１、前記最先端部の最大肉厚をＴ１、前記最先端部に対して基端側に設けられる基部の外径をＤ２、前記基部の内径をｄ２、前記基部の肉厚をＴ２としたとき、
Ｄ１＞Ｄ２、
ｄ１＜ｄ２、
Ｔ１＞Ｔ２
の関係式で表される、請求項１または２に記載のカテーテル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、カテーテルに関する。
続きを表示（約 1,000 文字）【背景技術】
【０００２】
カテーテルの１つであるガイディングカテーテルは、心臓の冠状動脈（以下冠動脈）や下肢動脈等を治療するためのバルーンカテーテル等を目的部位まで挿入する際に、使用するカテーテルである（例えば下記の特許文献１）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００６－２８８６７０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特に、冠動脈や下肢動脈等を血管内治療に使用されるガイディングカテーテルにおいて、治療対象となる血管径が大きいことから、外径の大きな治療デバイスが選択されたり、一度に複数の治療デバイスを治療対象部位に送達させたりするために、より多くの治療デバイスを一度に先端に送ったりするために、ガイディングカテーテルの内径を大きくして、ガイディングカテーテルの肉厚を薄くすることが好ましい。
【０００５】
このような肉薄のガイディングカテーテルは、最先端部が血管損傷を回避するためにラウンド形状を備えているが、肉薄であるため、治療対象部位近傍にカテーテルを進める際に、例えば腹部大動脈内に蓄積された血管壁に存在するプラーク等の組織を意図せず削る可能性がある。
【０００６】
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、肉薄であるカテーテルにおいて、血管壁に存在するプラーク等の組織を削ることを抑制できるカテーテルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
【０００８】
（１）
中空形状を備えるカテーテルであって、
最先端部に設けられ、径方向の外方に向けて突出する外方突出部と、
前記最先端部に設けられ、前記径方向の内方に向けて突出する内方突出部と、を有するカテーテル。
【０００９】
（２）
先端チップを備え、
前記外方突出部および前記内方突出部は、前記先端チップに設けられる、（１）に記載のカテーテル。
【００１０】
（３）
前記外方突出部の先端部は、ラウンド形状を備える、（１）または（２）に記載のカテーテル。
（【００１１】以降は省略されています）

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