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公開番号2024124510
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2024108733,2022073451
出願日2024-07-05,2020-12-07
発明の名称空調機
出願人ブラザー工業株式会社
代理人
主分類F24F 1/0007 20190101AFI20240905BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】冷却能力を向上させることができる空調機を提供する。
【解決手段】空調機は、第1吹出口及び第2吹出口を有する筐体と、前記第1吹出口に連通する第1流路と、前記第2吹出口に連通する第2流路と、前記第1流路に流れる第1空気と、前記第2流路に流れる第2空気との間で顕熱交換する顕熱交換器と、前記第1空気を水の潜熱によって冷却する第1気化フィルタと、前記第2空気を水の潜熱によって冷却する第2気化フィルタとを備え、前記第1気化フィルタは、前記第1空気の流れ方向において前記顕熱交換器よりも下流側に設けられており、前記第2気化フィルタは、前記第2空気の流れ方向において前記顕熱交換器よりも上流側に設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1吹出口及び第2吹出口を有する筐体と、
前記第1吹出口に連通する第1流路と、
前記第2吹出口に連通する第2流路と、
前記第1流路に流れる第1空気と、前記第2流路に流れる第2空気との間で顕熱交換する顕熱交換器と、
前記第1空気を水の潜熱によって冷却する第1気化フィルタと、
前記第2空気を水の潜熱によって冷却する第2気化フィルタとを備え、
前記第1気化フィルタは、前記第1空気の流れ方向において前記顕熱交換器よりも下流側に設けられており、
前記第2気化フィルタは、前記第2空気の流れ方向において前記顕熱交換器よりも上流側に設けられている
ことを特徴とする空調機。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第1気化フィルタ及び前記第2気化フィルタは、締結部材によってL字状に締結されている
ことを特徴とする請求項1に記載の空調機。
【請求項3】
前記締結部材は、前記第1気化フィルタ及び前記第2気化フィルタにて気化しなかった水を受けるドレンパンである
ことを特徴とする請求項2に記載の空調機。
【請求項4】
前記顕熱交換器は、前記筐体の内面と該内面に対向する前記顕熱交換器の端面とが鋭角を成すように前記筐体に収納されている
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の空調機。
【請求項5】
前記顕熱交換器は、前記第1空気が流れる第1経路と、前記第2空気が流れる第2経路とを含み、
前記第1気化フィルタは、前記第1経路の出口を覆い、
前記第2気化フィルタは、前記第2経路の入口を覆う
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の空調機。
【請求項6】
前記顕熱交換器において直交流を形成するにあたり、前記第1経路及び前記第2経路は交差して設けられており、
前記顕熱交換器に対向する前記第1気化フィルタ及び前記第2気化フィルタの一面それぞれより形成される角度は、前記第1経路及び前記第2経路による交差角度以上である
ことを特徴とする請求項5に記載の空調機。
【請求項7】
前記顕熱交換器における前記第1経路の出口が設けられている第1出口側開口面と、前記第1出口側開口面に対向する前記筐体の内面との面間距離は、前記第1空気の下流側になるにつれて大きくなる
ことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の空調機。
【請求項8】
前記筐体には、前記第1空気及び前記第2空気が吸い込まれる吸込口が設けられており、
前記吸込口と、前記顕熱交換器との間に介在する集塵フィルタを備え、
前記集塵フィルタは、前記第1経路の入口及び前記第2経路の入口を覆うように湾曲して設けられている
ことを特徴とする請求項5から請求項7のいずれか1項に記載の空調機。
【請求項9】
前記集塵フィルタのそれぞれの両端部には、シール部材が設けられている
ことを特徴とする請求項8に記載の空調機。
【請求項10】
前記顕熱交換器と前記吸込口との間の空間は、前記集塵フィルタによって、前記第1空気及び前記第2空気の流れ方向における上流側空間と、下流側空間とに区切られており、 前記下流側空間には、前記吸込口から吸い込まれた吸込空気を、前記第1経路に流れる前記第1空気と、前記第2経路に流れる前記第2空気とに分流する分岐流路が形成されている
ことを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の空調機。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、空調機に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
室内の空気を吸い込み、水の気化熱を利用し雰囲気温度を低下させて冷却した空気を室内に吹き出す気化冷却式の空調機が知られている(例えば特許文献1)。特許文献1の空調機(冷風扇)は、ケーシング内に配置された送風手段と、吸込口と第1吹出口とを連通し、送風手段によって発生した空気流を第1吹出口に導く第1流路と、吸込口と第2吹出口とを連通し、送風手段によって発生した空気流を第2吹出口に導く第2流路と、第2流路に配置され、水の気化熱により第2流路を流れる空気を冷却する気化手段とを備え、第2流路の気化手段によって冷却された空気流と第1流路を流れる空気流との間で熱交換を行う熱交換器が設けられている。気化手段が備えられている第2流路において、気化手段の下流側には、気化手段によって散布された霧状の水(未蒸発の散布水)及び、気化した水(蒸発した散布水)により絶対湿度が増加した空気が流れる。この湿度が増加した空気は、第2流路の出口となる第2吹出口から排気として吹き出される。熱交換器を介して冷却された第1流路を流れる空気流は、第1吹出口から給気として被空調空間に吹き出される。
【0003】
特許文献1の空調機において、送風手段によって送風される第2流路を流れる空気は、顕熱交換器が有する複数のチューブ内を通過し、送風手段によって送風される第1流路を流れる空気は、当該複数のチューブの周りを通過することにより、第2流路を流れる空気と、第1流路を流れる空気とが熱交換される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-092338号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の空調機においては、室内に供給される空気に対する冷却は、気化手段を通過した空気と、顕熱交換器によって熱交換されることによりのみ行われるため効率的に冷却することができない。
【0006】
発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、冷却能力を向上させることができる空調機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様に係る空調機は、第1吹出口及び第2吹出口を有する筐体と、前記第1吹出口に連通する第1流路と、前記第2吹出口に連通する第2流路と、前記第1流路に流れる第1空気と、前記第2流路に流れる第2空気との間で顕熱交換する顕熱交換器と、前記第1空気を水の潜熱によって冷却する第1気化フィルタと、前記第2空気を水の潜熱によって冷却する第2気化フィルタとを備え、前記第1気化フィルタは、前記第1空気の流れ方向において前記顕熱交換器よりも下流側に設けられており、前記第2気化フィルタは、前記第2空気の流れ方向において前記顕熱交換器よりも上流側に設けられている。
【0008】
本態様にあたっては、空調機は、第1流路及び第2流路の2つの流路と、これら流路に流れる第1空気と第2空気との間で顕熱交換する顕熱交換器を備える。空調機は、更に第1気化フィルタ及び第2気化フィルタを備え、第1気化フィルタを通過する第1空気は、第1気化フィルタに浸透している水の潜熱(気化熱)によって冷却され、第2気化フィルタを通過する第2空気は、第2気化フィルタに浸透している水の潜熱(気化熱)によって冷却される。第2気化フィルタは、第2空気の流れ方向において顕熱交換器よりも上流側に設けられているため、気化熱によって冷却された後、顕熱交換器に流入する。顕熱交換器に流入した第1空気は、当該顕熱交換器を介して、第2気化フィルタにて冷却された第2空気との間で熱交換し、冷却される。顕熱交換器から流出した第1空気は、第1空気の流れ方向において顕熱交換器よりも下流側に設けられている第1気化フィルタによって、更に冷却されたのち、第1吹出口から給気(SA)として被空調空間に吹き出される。従って、空調機は、被空調空間に吹き出される第1空気を2段階にて冷却するため、第1空気を効率的に冷却し、当該第1空気を用いて被空調空間を効率的に冷却することができる。このように構成された空調機は、異なる流路となる第1流路(給気流路)及び第2流路(排気流路)のそれぞれに第1気化フィルタ及び第2気化フィルタの2つの気化フィルタを備える。第1気化フィルタ及び第2気化フィルタを冷熱源として用いることにより、第1空気を効率的に冷却することができる。第1気化フィルタ及び第2気化フィルタの内、給気(SA)として被空調空間に吹き出される第1空気が通過するのは、第1気化フィルタであるため、当該第1空気の絶対湿度が上昇することを抑制しつつ、第1空気を効率的に冷却することができる。気化熱を生じさせるための水は、第1気化フィルタ及び第2気化フィルタに供給(給水)されるものとなり、すなわち顕熱交換器に対し、当該気化熱を生じさせるための水は、直接的には供給(給水)されない。従って、顕熱交換器の内部となる第1経路及び第2経路において、水滴が残留することを抑制することができる。
【0009】
本開示の一態様に係る空調機においては、前記第1気化フィルタ及び前記第2気化フィルタは、締結部材によってL字状に締結されている。
【0010】
本態様にあたっては、第1気化フィルタ及び第2気化フィルタは、締結部材によってL字状に締結されているため、筐体に収納するにあたっての収納性を向上させ、当該筐体の小型化を図ることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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