TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024118725
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-02
出願番号
2023025164
出願日
2023-02-21
発明の名称
回転電機の冷却構造
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
弁理士法人クシブチ国際特許事務所
主分類
H02K
9/19 20060101AFI20240826BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】アウターリングの遠心方向の強度低下を抑制すると共にロータとステータ間のエアギャップに冷媒を流入し難くし、かつ、ロータの冷却性能を向上可能な回転電機の冷却構造を提供すること。
【解決手段】アウターリング(23)は、ロータコア(22)の軸方向に延びる外周部(23G)と、ロータコア(22)の軸方向端面(22T)から離れた位置で外周部(23G)から内周側に延びる端面部(23T)と、を有し、冷媒は、ロータコア(22)の軸方向端面(22T)と端面部(23T)との間に供給され、端面部(23T)には、冷媒を排出する冷媒排出孔(53)が設けられ、冷媒排出孔(53)は、外周部(23G)よりも内周側に位置する。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
ロータとステータとを備え、前記ロータが、ロータ軸と、前記ロータ軸に固定されるロータコアと、前記ロータコアの軸方向外側に配置されるアウターリングとを有する回転電機を、冷媒を利用して冷却する回転電機の冷却構造において、
前記アウターリングは、前記ロータコアの軸方向に延びる外周部と、前記ロータコアの軸方向端面から離れた位置で前記外周部から内周側に延びる端面部と、を有し、前記冷媒は、前記ロータコアの軸方向端面と前記端面部との間に供給され、
前記端面部には、前記冷媒を排出する冷媒排出孔が設けられ、
前記冷媒排出孔は、前記外周部よりも内周側に位置する、
回転電機の冷却構造。
続きを表示(約 530 文字)
【請求項2】
前記冷媒排出孔は、前記ロータ軸の軸心を基準にして所定の角度間隔で設けられる、
請求項1に記載の回転電機の冷却構造。
【請求項3】
前記冷媒排出孔は、円断面の孔であり、前記端面部を前記ロータの軸線に沿って貫通する孔である、
請求項1に記載の回転電機の冷却構造。
【請求項4】
前記冷媒排出孔は、前記外周部の内周面よりも所定の距離だけ内周側にオフセットした位置に設けられる、
請求項1から3のいずれか一項に記載の回転電機の冷却構造。
【請求項5】
前記回転電機は、前記ロータに界磁巻線を有する巻線界磁式であり、
前記冷媒排出孔は、前記界磁巻線の外周端よりも内周側に設けられる、
請求項1から3のいずれか一項に記載の回転電機の冷却構造。
【請求項6】
前記アウターリングは、金属製であって、前記ロータコアに当接する、
請求項1から3のいずれか一項に記載の回転電機の冷却構造。
【請求項7】
前記冷媒排出孔の出口は、複数の孔に分割した分割構造である、
請求項1から3のいずれか一項に記載の回転電機の冷却構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、回転電機の冷却構造に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
ロータ、及びステータを有する回転電機には、冷媒を利用した冷却構造が採用される場合がある。この種の回転電機には、インナーロータのロータコアの軸方向端面にアウターリングを備え、アウターリングのうちの軸方向に延びる外周部に、径方向に貫通する冷媒排出孔を設けた構成が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5369634号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来の構成は、アウターリングの外周部に冷媒排出孔を設けるので、外周部の強度が低下し、遠心方向の強度低下を招く懸念や、冷媒排出孔を通過した冷媒がロータとステータとの間のエアギャップに流入し、回転抵抗が増大する懸念がある。また、従来の構成は、遠心力によって冷媒が速やかに冷媒排出孔を通過するので、冷媒によるロータの冷却効率を高くすることが難しかった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、アウターリングの遠心方向の強度低下を抑制すると共にロータとステータ間のエアギャップに冷媒を流入し難くし、かつ、ロータの冷却性能を向上可能な回転電機の冷却構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
ロータとステータとを備え、前記ロータが、ロータ軸と、前記ロータ軸に固定されるロータコアと、前記ロータコアの軸方向外側に配置されるアウターリングとを有する回転電機を、冷媒を利用して冷却する回転電機の冷却構造において、前記アウターリングは、前記ロータコアの軸方向に延びる外周部と、前記ロータコアの軸方向端面から離れた位置で前記外周部から内周側に延びる端面部と、を有し、前記冷媒は、前記ロータコアの軸方向端面と前記端面部との間に供給され、前記端面部には、前記冷媒を排出する冷媒排出孔が設けられ、前記冷媒排出孔は、前記外周部よりも内周側に位置する、回転電機の冷却構造を提供する。
【発明の効果】
【0006】
アウターリングの遠心方向の強度低下を抑制すると共にロータとステータ間のエアギャップに冷媒を流入し難くし、かつ、ロータの冷却性能を向上可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の回転電機の実施形態に係るモータの構造を示す概略図である。
アウターリングを周辺構成と共に示す概略断面図である。
図2のIII方向からアウターリングを周辺構成と共に示す概略図である。
オイル吐出孔をモータの軸方向から周辺構成と共に示す概略図である。
図2のモータ断面視におけるオイル経路を示す図である。
ロータコア両側のオイル経路を示す図である。
オイル供給系の一例を示す図である。
オイル排出孔の変形例の説明に供する図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【0009】
[実施形態]
図1は、本発明の回転電機の実施形態に係るモータの構造を示す概略図である。
モータ10は、モータケースを構成するハウジング11内にステータ12が固定され、ステータ12の内周側にエアギャップGPを空けてロータ13が回転可能に配置される。このモータ10は、電動車両、又はハイブリッド車両の駆動源等として利用されるインナーロータ型のモータである。図1中の符号LCは、ロータ軸21の軸心を示す。ロータ軸21の軸心LCは、ロータ軸21の中心軸、モータ10の軸心及び中心軸と一致する。
【0010】
本実施形態のモータ10は、ロータ13が永久磁石の代わりにロータ巻線13Wを備える巻線界磁式である。そのため、このモータ10は、ロータ巻線13Wを有するロータ13と、ステータ巻線12Wを有するステータ12と、を備えた構成である。ロータ巻線13Wは界磁巻線とも称され、ステータ巻線12Wは電気子巻線とも称される。なお、図1及び後述する各図においては、ロータ巻線13W及びステータ巻線12W等を模式的に示している。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
恒久電源開発の装置
16日前
キヤノン株式会社
電源装置
9日前
株式会社竹中工務店
避雷設備
9日前
トヨタ自動車株式会社
充電方法
2日前
ダイハツ工業株式会社
溶接装置
16日前
愛知電機株式会社
ステータおよびモータ
16日前
愛知電機株式会社
ステータおよびモータ
16日前
愛知電機株式会社
ステータおよびモータ
16日前
サンデン株式会社
モータ制御装置
16日前
因幡電機産業株式会社
充電システム
16日前
新電元工業株式会社
充電装置
2日前
株式会社エスイー
上載物の支持装置
9日前
AGC株式会社
太陽電池モジュール
9日前
三菱電機株式会社
回転子および電動機
9日前
ダイハツ工業株式会社
絶縁紙成型装置
12日前
住友金属鉱山株式会社
遮熱装置
3日前
スズキ株式会社
車両用モータ構造
16日前
株式会社ゲットクリーンエナジー
発電機
9日前
住友重機械工業株式会社
回転電機
12日前
株式会社ジェイテクト
モータ装置
5日前
日産自動車株式会社
光電変換装置
9日前
多摩川精機株式会社
逆起電圧可変モータ
11日前
株式会社IJTT
オイル冷却装置
16日前
トヨタ自動車株式会社
充電システム
5日前
ヤマハ発動機株式会社
電力変換装置
11日前
ヤマハ発動機株式会社
電力変換装置
11日前
トヨタ自動車株式会社
積層鋼板の製造方法
16日前
トヨタ自動車株式会社
積層鋼板の製造方法
11日前
ニチコン株式会社
電源回路
17日前
大和化成工業株式会社
結束部材
2日前
コーセル株式会社
電源装置及びその制御方法
9日前
トヨタ自動車株式会社
電源装置
16日前
サンデン株式会社
電力変換装置
17日前
キヤノン株式会社
モータ制御装置
16日前
株式会社ミツバ
ブラシレスモータ
16日前
株式会社ミツバ
ブラシレスモータ
16日前
続きを見る
他の特許を見る