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公開番号
2024115386
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-26
出願番号
2023021056
出願日
2023-02-14
発明の名称
固体撮像装置及び画像処理システム
出願人
日清紡マイクロデバイス株式会社
,
学校法人立命館
代理人
個人
,
個人
主分類
H04N
25/77 20230101AFI20240819BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】従来技術に比較して演算コストを小さくすることで、消費電力を低減できる固体撮像装置を提供する。
【解決手段】固体撮像装置は、それぞれ所定の画素色を有する光信号を光電変換して画素信号を出力する複数の光電変換素子と、前記複数の光電変換素子からの各画素信号を同時に出力端子に転送するように制御することで、所定の特徴量を有する画素輝度信号を出力する制御回路と、を備える。ここで、前記特徴量は水平エッジ量である。前記複数の光電変換素子は、赤色の信号レベルRを有する光信号を光電変換して画素信号を出力する光電変換素子と、緑色の信号レベルGを有する光信号を光電変換して画素信号を出力する2個の光電変換素子と、青色の信号レベルBを有する光信号を光電変換して画素信号を出力する光電変換素子と、を含み、前記固体撮像装置は、例えば輝度変換式がY=2G+R+Bである画素輝度信号を出力する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
それぞれ所定の画素色を有する光信号を光電変換して画素信号を出力する複数の光電変換素子と、
前記複数の光電変換素子からの各画素信号を同時に出力端子に転送するように制御することで、所定の特徴量を有する画素輝度信号を出力する制御回路と、
を備える固体撮像装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記特徴量は水平エッジ量である、
請求項1に記載の固体撮像装置。
【請求項3】
前記複数の光電変換素子は、
赤色の信号レベルRを有する光信号を光電変換して画素信号を出力する光電変換素子と、
緑色の信号レベルGを有する光信号を光電変換して画素信号を出力する2個の光電変換素子と、
青色の信号レベルBを有する光信号を光電変換して画素信号を出力する光電変換素子と、
を含み、
前記固体撮像装置は、輝度変換式がY=2G+R+Bである画素輝度信号を出力する、
請求項1に記載の固体撮像装置。
【請求項4】
前記複数の光電変換素子は、
赤色の信号レベルRを有する光信号を光電変換して画素信号を出力する2個の光電変換素子と、
緑色の信号レベルGを有する光信号を光電変換して画素信号を出力する光電変換素子と、
青色の信号レベルBを有する光信号を光電変換して画素信号を出力する光電変換素子と、
を含み、
前記固体撮像装置は、輝度変換式がY=G+2R+Bである画素輝度信号を出力する、
請求項1に記載の固体撮像装置。
【請求項5】
前記複数の光電変換素子は、
赤色の信号レベルRを有する光信号を光電変換して画素信号を出力する光電変換素子と、
緑色の信号レベルGを有する光信号を光電変換して画素信号を出力する光電変換素子と、
青色の信号レベルBを有する光信号を光電変換して画素信号を出力する2個の光電変換素子と、
を含み、
前記固体撮像装置は、輝度変換式がY=G+R+2Bである画素輝度信号を出力する、
請求項1に記載の固体撮像装置。
【請求項6】
前記固体撮像装置からの画素輝度信号を、隣接する列の画素輝度信号をしきい値として用いて、2値化して出力する2値化器をさらに備える、
請求項1~5のうちのいずれか1つに記載の固体撮像装置。
【請求項7】
前記2値化器は、前記複数の光電変換素子をそれぞれ含む各列の画素回路の後段に設けられる、
請求項6に記載の固体撮像装置。
【請求項8】
前記2値化器は、前記複数の光電変換素子をそれぞれ各列の画素回路からの画素輝度信号を読み出す読み出し回路に設けられる、
請求項6に記載の固体撮像装置。
【請求項9】
請求項1~5のうちのいずれか1つに記載の固体撮像装置と、
前記固体撮像装置からの画素輝度信号に基づいてクラスタリング処理を実行するニューラルネットワークとを備える画像処理システムであって、
前記ニューラルネットワークは、正解ラベル付き公開データセットから抽出された特徴量を含む正解ラベル付き特徴量データセットに基づいて学習された、
画像処理システム。
【請求項10】
請求項1~5のうちのいずれか1つに記載の固体撮像装置と、
前記固体撮像装置からの画素輝度信号に基づいて画像認識処理を実行する画像認識装置と、
を備える画像処理システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばイメージセンサなどの固体撮像装置と、前記固体撮像装置を備える画像処理システムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
画像認識システムにおいて、画像の特徴量抽出がなされる。画像認識には、例えば、機械学習モデルを用いる方式がある。機械学習モデルを用いた画像認識の場合、一例として、入力画像としての高解像度画像の特徴量が抽出され、特徴量に基づいて画像のクラス分け(クラスタリング)がなされる。
【0003】
例えば非特許文献1は、チップ内部で特徴量演算(畳み込み演算)を行うイメージセンサを開示している。イメージセンサは、複数の画素を備える。各画素は、光電変換素子であるフォトダイオード及び読み出し回路を備える。各画素の読み出し回路は、受光強度に応じた電気信号である画素信号を出力する。非特許文献1に開示されたイメージセンサは、畳み込み演算を行うための光電変換素子の蓄積及び乗算のために、特殊な製造プロセス(IGZO)を必要とする。
【0004】
チップ内部での特徴量演算を大規模集積回路の適したCMOSプロセスで実現するためのイメージセンサが例えば特許文献1において開示されている。このイメージセンサは、画像認識のための特徴量を出力するイメージセンサであって、複数の画素回路と、前記複数の画素回路を制御する第1モード制御を実行するよう構成されたコントローラと、を備え、前記複数の画素回路それぞれは、光電変換素子と、前記光電変換素子から電荷の転送を受ける電荷蓄積部と、を備えており、前記電荷蓄積部に蓄積された電荷量に応じた画素信号を出力するよう構成され、前記第1モード制御は、前記特徴量を求める演算のために、前記光電変換素子と前記電荷蓄積部との間における前記電荷の転送を制御することを含む。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-102604号公報
【非特許文献】
【0006】
Seiichi Yoneda et al., "Image Sensor Capable of Analog Convolution for Real-time Image Recognition System Using Crystalline Oxide Semiconductor FET", International Image Sensor Workshop(IISW), 2019, pp.322-325.
山本航平ほか,「特徴量抽出可能なCMOSイメージセンサのためのニューラルネットワークを用いた画像分類」,映像情報メディア学会研究技術報告,Vol.46,No.29,pp.21-24,2022年9月15日発行
奥村周平ほか,「特徴量抽出可能な低コストCMOSカラーイメージセンサに関する検討」,電子情報通信学会集積回路研究会(ICD),学生・若手研究会,2022年3月22日発表
大須賀裕宇ほか,「CMOSイメージセンサ内で抽出可能な特徴量が画像認識に与える影響の解析」,電子情報通信学会集積回路研究会(ICD),学生・若手研究会,2022年3月22日発表
江上典文,「画像入力デバイスの基礎(第1回)光電変換の基礎」、映像情報メディア学会誌,Vol.68,No.1,2014年
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記のような従来例に係る特徴量抽出可能なイメージセンサは、特徴量演算のみをチップ内で行い、それ以外の処理は画像認識器で行うため、固体撮像装置の出力データ量が大きいので、演算コストが比較的大きく、消費電力を低減することが難しいという課題があった。
【0008】
本発明の目的は以上の課題を解決し、従来技術に比較して演算コストを小さくすることで、消費電力を低減できる固体撮像装置、及び固体撮像装置を備える画像処理システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の一態様に係る固体撮像装置は、
それぞれ所定の画素色を有する光信号を光電変換して画素信号を出力する複数の光電変換素子と、
前記複数の光電変換素子からの各画素信号を同時に出力端子に転送するように制御することで、所定の特徴量を有する画素輝度信号を出力する制御回路と、
を備える。
【発明の効果】
【0010】
従って、本開示の一態様に係る固体撮像装置によれば、従来技術に比較して演算コストを小さくすることで、消費電力を低減できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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