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公開番号2025102188
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-08
出願番号2023219489
出願日2023-12-26
発明の名称ニッチ構造
出願人大和ハウス工業株式会社
代理人個人,個人
主分類H04R 1/02 20060101AFI20250701BHJP(電気通信技術)
要約【課題】音による演出が可能なニッチ構造を提供する。
【解決手段】ニッチ構造101は、第1面材10と、厚さ方向において第1面材10に対向する第2面材20と、厚さ方向おいて第1面材10と第2面材20との間に配置され、第1面材10ともに凹部80を形成する第3面材30と、第1面材10と第3面材30とを接続し、第1面材10及び第3面材30とともに凹部80を形成する第4面材40と、第3面材30の背面30bに接触する振動スピーカー50と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1面材と、
厚さ方向において前記第1面材に対向する第2面材と、
前記厚さ方向おいて前記第1面材と前記第2面材との間に配置され、前記第1面材ともに凹部を形成する第3面材と、
前記第1面材と前記第3面材とを接続し、前記第1面材及び前記第3面材とともに前記凹部を形成する第4面材と、
前記第3面材の背面に接触する振動スピーカーと、を備えることを特徴とするニッチ構造。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記振動スピーカーを上下方向に移動可能に支持する支持機構を備え、
前記支持機構は、
前記振動スピーカーを上方から支持する吊り下げ棒を有することを特徴とする請求項1に記載のニッチ構造。
【請求項3】
前記振動スピーカーに接続されたアンプを備え、
前記第4面材は、厚さ方向が上下方向に沿って配置され、前記第3面材の上部に接続され、前記凹部の上方に配置された天板を含み、
前記アンプは、前記天板の上に載置され、
前記天板には、上下方向に貫通する開口部が形成されている請求項1に記載のニッチ構造。
【請求項4】
前記凹部の上部は、前記第1面材の背面に接する空間を含み、
前記凹部の上部には、前記第1面材の背面に取り付けられ、前記凹部内を照明する照明が配置され、
前記天板は、前記照明の上方に配置されている請求項3に記載のニッチ構造。
【請求項5】
前記第3面材は、前記第3面材の厚さ方向に見て矩形状を成すように形成され、
前記第4面材は、
厚さ方向が上下方向に沿って配置され、前記第3面材の上部に接続され、前記凹部の上部を形成する天板と、
厚さ方向が上下方向に沿って配置され、前記第3面材の下部に接続され、前記凹部の底部を形成する底板と、
厚さ方向が水平方向に沿って配置され、前記第3面材の側部に接続され、前記凹部の側部を形成する一対の側板と、を有する請求項1に記載のニッチ構造。
【請求項6】
リビングルームを仕切る間仕切壁であることを特徴とする請求項1に記載のニッチ構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ニッチ構造に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、例えば住宅の壁に取り付けられ、正面が開口した箱形のニッチが知られている(例えば特許文献1参照)。ニッチは、壁幅方向に離れて配置された一対の側板と、一対の側板の上端間に渡された天板と、一対の側板の下端間に配置された底板とを備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平9-125676号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来から、ニッチ構造は、凹部に季節を感じさせる飾りを置いたり、絵画を設置したりすることにより、インテリアを楽しむ空間として活用されている。また、近年、間接照明を設置して、より上質なニッチ構造の活用が提案されている。
【0005】
しかしながら、ニッチ構造では、壁を凹ませていることにより、凹み部分において壁厚が薄くなり遮音性能が低下したり、さらには、凹み形状がメガホンのように音を増幅させたりすることがある。
【0006】
本発明は、音による演出が可能なニッチ構造を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明によるニッチ構造は、
第1面材と、
厚さ方向において前記第1面材に対向する第2面材と、
前記厚さ方向おいて前記第1面材と前記第2面材との間に配置され、前記第1面材ともに凹部を形成する第3面材と、
前記第1面材と前記第3面材とを接続し、前記第1面材及び前記第3面材とともに前記凹部を形成する第4面材と、
前記第3面材の背面に接触する振動スピーカーと、を備えることを特徴とする。
【0008】
本態様によれば、ニッチ構造の凹部を形成する第3面材の背面に接触する振動スピーカーを備えることにより、第3面材を振動させて音を出力することができる。本態様によれば、ニッチ構造の凹部により音を増幅させることができ、音による演出が可能である。また、本態様によれば、第3面材を振動させて音を出力することができることにより、第2面材との間の壁厚が薄い部分から音を出力できる。壁厚が薄い部分から音を出力することにより、隣室からの音漏れが気にならなくなる。本態様のニッチ構造によれば、隣室からの音漏れの影響を抑制することができる。
【0009】
また、本発明の他の態様において、
ニッチ構造は、前記振動スピーカーを上下方向に移動可能に支持する支持機構を備え、
前記支持機構は、
前記振動スピーカーを上方から支持する吊り下げ棒を有する。
【0010】
本態様によれば、吊り下げ棒を用いて、振動スピーカーを上方から吊り下げて配置することができる。また、振動スピーカーを上下方向に移動させることができることにより、例えば、振動スピーカーをメンテンナンスする際に、振動スピーカーを第3面材よりも上方に移動させて、メンテナンスを実行できる。そのため、振動スピーカーをメンテナンスする際に、第3面材を取り外す必要がない。本態様によれば、第3面材に開口部を設けなくても、振動スピーカーのメンテナンスを実行できる。
(【0011】以降は省略されています)

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