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公開番号2024111384
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-19
出願番号2023015836
出願日2023-02-06
発明の名称タイヤ
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人弁理士法人サンクレスト国際特許事務所
主分類B60C 9/20 20060101AFI20240809BHJP(車両一般)
要約【課題】耐偏摩耗性、操縦安定性及び高速耐久性への影響を抑制しながら、軽量化を達成できる、タイヤ2の提供。
【解決手段】タイヤ2は、トレッド4とベルト18とバンド20とを備える。ベルト18は、センター部18Cと一対のサイド部18Sとを備える。センター部18Cに含まれるベルトコード44が大径コードを含み、それぞれのサイド部18Sに含まれるベルトコード44が小径コードである。バンド20は、らせん状に巻かれたバンドストリップ52からなる。バンドストリップ52は、複数本のバンドコード54が配列したコード配列体である。バンド20は、一対の密巻き部20Tと、一対の密巻き部20Tの間に位置する疎巻き部20Lとを備える。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
路面と接地するトレッドと、
前記トレッドの径方向内側に位置するベルトと、
径方向において前記トレッドと前記ベルトとの間に位置するバンドと
を備え、
前記ベルトがベルトコードを含み、
前記ベルトコードがスチールコードであり、
前記ベルトが、センター部と、前記センター部の軸方向外側に位置する一対のサイド部とを備え、
前記センター部に含まれるベルトコードが大径コードを含み、
それぞれの前記サイド部に含まれるベルトコードが小径コードであり、
前記バンドがバンドコードを含み、
前記バンドコードが有機繊維コードであり、
前記バンドが、らせん状に巻かれたバンドストリップからなり、
前記バンドストリップが、複数本の前記バンドコードが配列したコード配列体であり、
前記バンドが、前記ベルトの端の径方向外側に位置する一対の密巻き部と、一対の密巻き部の間に位置する疎巻き部とを備え、
前記バンドの断面が前記バンドストリップの断面を含み、
それぞれの前記密巻き部において前記バンドストリップの断面が隙間をあけずに並び、
前記疎巻き部において前記バンドストリップの断面が隙間をあけて並ぶ、
タイヤ。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記トレッドに軸方向に並列した複数の周方向溝が刻まれ、
複数の前記周方向溝のうち、赤道面から前記ベルトの端までのゾーンにおいて隣り合う2本の周方向溝が第一基準周方向溝及び第二基準周方向溝であり、前記第二基準周方向溝が前記第一基準周方向溝の軸方向内側に位置し、
前記センター部の端が前記第一基準周方向溝と前記第二基準周方向溝との間に位置し、
前記密巻き部と前記センター部との間に前記第一基準周方向溝が位置する、
請求項1に記載のタイヤ。
【請求項3】
前記密巻き部の内端から前記センター部の端までの軸方向距離が10mm以上である、
請求項1又は2に記載のタイヤ。
【請求項4】
前記太径コードの外径の前記小径コードの外径に対する比が1.10以上1.96以下である、
請求項1又は2に記載のタイヤ。
【請求項5】
前記疎巻き部において、前記隙間を挟んで配置される2つのバンドストリップの断面のうち、一方の断面を第一断面とし、他方の断面を第二断面としたとき、前記第一断面に含まれるバンドコードの断面のうち、前記第二断面に最も近いバンドコードの断面と、前記第二断面に含まれるバンドコードの断面のうち、前記第一断面に最も近いバンドコードの断面との間の距離が、1.5mm以上8.5mm以下である、
請求項1又は2に記載のタイヤ。
【請求項6】
前記トレッドに刻まれた周方向溝の全断面積の、前記トレッドの断面積に対する比が0.13以上0.23以下である、
請求項2に記載のタイヤ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
タイヤのベルトはトレッドの径方向内側においてカーカスに積層される。ベルトは少なくとも2枚のベルトプライを備える。ベルトプライは、並列した多数のベルトコードを含む。スチールコードがベルトコードとして用いられる。ベルトは走行時の外径成長を抑制する。
バンドはトレッドとベルトとの間に位置する。バンドは、らせん状に巻かれたバンドストリップからなる。バンドストリップは、並列した複数本のバンドコードを含む。有機繊維コードがバンドコードとして用いられる。バンドはベルトの変形を抑制する。
ベルト及びバンドを備えたタイヤが例えば下記の特許文献1に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-165934号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
隙間をあけずにバンドストリップを巻いてバンド全体を構成するのが一般的である。
タイヤの軽量化の観点から、バンドストリップの端部を含むバンドのエッジ部分以外を、間隔をあけてバンドスリップを巻いて構成することが検討されている。
このようにバンドを構成すると、トレッドのショルダー部分の外径変化量に比べてクラウン部分の外径変化量が大きくなることが予想される。ショルダー部分とクラウン部分との間で外径変化量に違いが生じると、走行時のトレッド面のプロファイル(以下、現実プロファイル)が、タイヤの設計段階で想定したプロファイル(以下、想定プロファイル)から乖離することが懸念される。乖離が大きい場合、偏摩耗が生じたり、操縦安定性や高速耐久性が低下したりする恐れがある。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものである。本発明の目的は、耐偏摩耗性、操縦安定性及び高速耐久性への影響を抑制しながら、軽量化を達成できる、タイヤを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るタイヤは、路面と接地するトレッドと、前記トレッドの径方向内側に位置するベルトと、径方向において前記トレッドと前記ベルトとの間に位置するバンドとを備える。前記ベルトはベルトコードを含む。前記ベルトコードはスチールコードである。前記ベルトは、センター部と、前記センター部の軸方向外側に位置する一対のサイド部とを備える。前記センター部に含まれるベルトコードが大径コードを含み、それぞれの前記サイド部に含まれるベルトコードが小径コードである。前記バンドはバンドコードを含む。前記バンドコードは有機繊維コードである。前記バンドは、らせん状に巻かれたバンドストリップからなる。前記バンドストリップは、複数本の前記バンドコードが配列したコード配列体である。前記バンドは、前記ベルトの端の径方向外側に位置する一対の密巻き部と、一対の密巻き部の間に位置する疎巻き部とを備える。前記バンドの断面は前記バンドストリップの断面を含む。それぞれの前記密巻き部において前記バンドストリップの断面が隙間をあけずに並び、前記疎巻き部において前記バンドストリップの断面が隙間をあけて並ぶ。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、耐偏摩耗性、操縦安定性及び高速耐久性への影響を抑制しながら、軽量化を達成できる、タイヤが得られる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の第一実施形態に係るタイヤの一部を示す断面図である。
ベルトの構成を説明する図である。
ベルトのサイド部に含まれるベルトコードの一部を示す斜視図である。
ベルトのセンター部に含まれるベルトコードの一部を示す斜視図である。
バンドストリップの一部を示す斜視図である。
ベルト及びバンドの構成を説明する図である。
本発明の第二実施形態に係るタイヤの一部を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて、本発明が詳細に説明される。
【0010】
本発明のタイヤはリムに組まれる。タイヤの内部には空気が充填され、タイヤの内圧が調整される。リムに組まれたタイヤはタイヤ-リム組立体とも呼ばれる。タイヤ-リム組立体は、リムと、このリムに組まれたタイヤとを備える。
(【0011】以降は省略されています)

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