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公開番号2024115605
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-27
出願番号2023021307
出願日2023-02-15
発明の名称ゴルフボール
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人弁理士法人有古特許事務所
主分類A63B 37/00 20060101AFI20240820BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約【課題】飛行性能に優れるゴルフボールの提供。
【解決手段】ゴルフボール2は、コア4と、中間層6と、カバー8と、を備えている。このゴルフボール2は、コア中心点の硬度Ho、コア表面硬度Hs、コア中心点からの距離がこのコアの半径の25%である点の硬度H1、コア中心点からの距離がこのコアの半径の75%である点の硬度H2、中間層の硬度Hm及びカバーの硬度Hcが、下記関係式を全て満たす。
Ho≦H1≦H2≦Hs (1)
Ho<Hs (2)
(Hm-Hc)≦(Hs-Ho) (3)
(Hs-Hc)≦(Hm-Hs) (4)
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
球状のコアと、このコアの外側に位置する中間層と、この中間層の外側に位置するカバーとを備えており、
下記関係式(1)-(4)を満たすゴルフボール。
Ho≦H1≦H2≦Hs (1)
Ho<Hs (2)
(Hm-Hc)≦(Hs-Ho) (3)
(Hs-Hc)≦(Hm-Hs) (4)
Ho:コアの中心点のショアC硬度
Hs:コアの表面のショアC硬度
H1:コアの中心点からの距離がこのコアの半径の25%である点のショアC硬度
H2:コアの中心点からの距離がこのコアの半径の75%である点のショアC硬度
Hm:中間層のショアC硬度
Hc:カバーのショアC硬度
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
下記関係式(5)をさらに満たす、請求項1に記載のゴルフボール。
Hc≦H2 (5)
【請求項3】
下記関係式(6)をさらに満たす、請求項1に記載のゴルフボール。
(Hm-H1)≧36 (6)
【請求項4】
下記関係式(7)をさらに満たす、請求項1に記載のゴルフボール。
Ho≦Hc (7)
【請求項5】
上記中間層の材質が樹脂組成物であり、この樹脂組成物の基材ポリマーがアイオノマー樹脂である、請求項1に記載のゴルフボール。
【請求項6】
上記カバーの材質が樹脂組成物であり、この樹脂組成物の基材ポリマーがアイオノマー樹脂である、請求項1に記載のゴルフボール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書は、ゴルフボールを開示する。詳細には、本明細書は、コア、中間層及びカバーを備えたゴルフボールを開示する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
熟練したゴルフプレーヤーは、ゴルフボールを打撃したときの打球感を重視する。特に、グリーン周辺のアプローチショットにおいて、ソフトな打球感を好むゴルフプレーヤーが存在する。ソフトな打球感が得られるとの観点から、軟質なカバーを備えたゴルフボールが提案されている。
【0003】
軟質なカバーを備えたゴルフボールは、アプローチショットにおけるコントロール性能にも優れている。しかし、軟質なカバーは、ゴルフボールの反発性能を阻害する。低反発のゴルフボールでは、ドライバーショット時に大きな飛距離が得られない。ドライバーショットでの飛距離向上のためには、打撃されたときにスピン速度の小さいゴルフボールが有利である。軟質なカバーを備えたゴルフボールにおいて、飛行性能とコントロール性能とを両立するために、コアの構造及び材質を改良する種々の試みがなされている。
【0004】
特開2013-31640号公報(特許文献1)には、コアの中心点から表面までをこのコアの半径の12.5%の間隔で区分して得られる9点の、中心点からの距離(%)とJIS-C硬度とがグラフにプロットされたとき、最小二乗法によって得られた線形近似曲線のR

が0.95以上であり、中間層のショアD硬度がカバーのショアD硬度より大きいゴルフボールが開示されている。特開2012-130524号公報(特許文献2)では、コアの中心点からの距離が5mmである点のJIS-C硬度H(5.0)と、この中心点におけるJIS-C硬度Hoとの差が6.0以上、中心点からの距離が12.5mmである点のJIS-C硬度H(12.5)と硬度Hoとの差が4.0以下、コア表面のJIS-C硬度Hsと硬度H(12.5)との差が10.0以上、硬度Hsと硬度Hoとの差が22.0以上であり、コア中心点から表面に向かって硬度が低下するゾーンが存在せず、中間層のショアD硬度がカバーのショアD硬度より大きいゴルフボールが提案されている。
【0005】
特開2013-248298号公報(特許文献3)には、少なくとも1層のゴム層を有する球状のコアにおいて、ゴム層の厚みをコアの半径方向に12.5%間隔で等分した9点で測定したJIS-C硬度を、ゴム層の最内点からの距離(%)に対してプロットしたときに、最小二乗法によって得られた線形近似曲線のR

が0.95以上であり、ゴム層の最外点の硬度が最内点の硬度より大きく、中間層のスラブ硬度がカバーのスラブ硬度より大きいゴルフボールが開示されている。特開2013-9895号公報(特許文献4)では、基材ゴム、共架橋剤、架橋開始剤及びカルボン酸塩を含むゴム組成物が架橋されることで得られたコアと、2以上のカバーとを備えており、カバーの最内層のJIS-C硬度がコアの表面のJIS-C硬度より大きいゴルフボールが提案されている。
【0006】
特開2015-77405公報(特許文献5)には、コアの半径をR(mm)、コア中心のJIS-C硬度をA、コア中心からR/3mm離れた位置のJIS-C硬度をB、コア中心からR/1.8mm離れた位置のJIS-C硬度をC、コア中心からR/1.3mm離れた位置のJIS-C硬度をD、コア表面のJIS-C硬度をEとする場合に、(1)D-C≧7、(2)C-B≦7、(3)(D-C)-(C-B)≧7及び(4)E-A≧16の関係式を満たすゴルフボールが開示されている。
【0007】
特開2017-77355号公報(特許文献6)では、コアの硬度分布において、コア中心のJIS-C硬度Hc、コア中心から12mm離れた位置のJIS-C硬度H12、コア表面のJIS-C硬度Hoが、(1)0≦H12-Hc≦15、(2)15≦Ho-H12≦30、(3)(Ho-H12)-(H12-Hc)≧10、(4)20≦Ho-Hc≦40を満足し、かつ、(Ho-H12)-(H12-Hc)とボールの動摩擦係数との積であるスピン指数が3.0以上のゴルフボールが提案されている。特開2019-198465号公報(特許文献7)には、コアの硬度分布において、コア中心のShore-C硬度Cc、コア表面のShore-C硬度Csとの差(Cs-Cc)が28以上であり、コア中心と表面との中点MのShore-C硬度、中点Mからコア表面側に2.5mm、5.0mm及び7.5mmの点におけるShore-C硬度、並びに、中点Mからコア中心側に2.5mm、5.0mm及び7.5mmの点におけるShore-C硬度について、各位置の硬度差と各特定距離の差から求めた面積A-Fが、特定の数式を満たすゴルフボールが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2013-31640号公報
特開2012-130524号公報
特開2013-248298号公報
特開2013-9895号公報
特開2015-77405号公報
特開2017-77355号公報
特開2019-198465号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
ゴルフボールに対するゴルフプレーヤーの要求は、ますますエスカレートしている。ゴルフボールの打球感、飛行性能及びコントロール性能には、未だ改善の余地がある。
【0010】
本出願人の意図するところは、軟質カバーを備えたゴルフボールにおいて、ドライバーショット時の飛行性能に優れるゴルフボールの提供にある。さらには、アプローチショット時のスピン性能にも優れるゴルフボールの提供にある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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