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公開番号2024109842
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-14
出願番号2024084484,2022503594
出願日2024-05-24,2021-02-22
発明の名称喫煙システム
出願人日本たばこ産業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A24F 40/20 20200101AFI20240806BHJP(たばこ;葉巻たばこ;紙巻たばこ;喫煙具)
要約【課題】喫煙可能物を有する消耗品と、喫煙可能物を加熱して霧化させるデバイスと、を含む、改良された喫煙システムを提供する。
【解決手段】デバイスは、消耗品を受け入れるチャンバ50と、チャンバに受け入れられた消耗品を加熱する加熱部と、を含む。チャンバは、消耗品が挿入される開口52と、消耗品を保持する保持部60と、を含む。保持部60は、消耗品の一部を押圧する押圧部62を含む。押圧部62は、外面62bと、平坦な内面とを有する。消耗品は、喫煙可能物と、フィルタセグメントと、を有する。フィルタセグメントは、吸口フィルタとセンターホールセグメントとを含む。センターホールセグメントは、吸口フィルタよりも喫煙可能物側に位置する
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
喫煙可能物を有する消耗品と、前記喫煙可能物を加熱して霧化させるデバイスと、を含む喫煙システムであって、
前記デバイスは、
前記消耗品を受け入れるチャンバと、
前記チャンバに受け入れられた前記消耗品を加熱する加熱部と、を含み、
前記チャンバは、前記消耗品が挿入される開口と、前記消耗品を保持する保持部と、を含み、
前記保持部は、前記消耗品の一部を押圧する押圧部を含み、
前記押圧部は、外面と、平坦な内面とを有し、
前記消耗品は、前記喫煙可能物と、フィルタセグメントと、を有し、
前記フィルタセグメントは、吸口フィルタとセンターホールセグメントとを含み、
前記センターホールセグメントは、前記吸口フィルタよりも前記喫煙可能物側に位置する、喫煙システム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載された喫煙システムにおいて、
前記センターホールセグメントの内径は、1.0mm以上5.0mm以下である、喫煙システム。
【請求項3】
請求項1又は2に記載された喫煙システムにおいて、
前記吸口フィルタは、その内部にカプセルを含む、喫煙システム。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか一項に記載された喫煙システムにおいて、
前記センターホールセグメントの硬さは、前記吸口フィルタの硬さよりも大きい、喫煙システム。
【請求項5】
請求項4に記載された喫煙システムにおいて、
前記センターホールセグメントに含まれる可塑剤の質量パーセントは、前記吸口フィルタに含まれる可塑剤の質量パーセントより大きい、喫煙システム。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか一項に記載された喫煙システムにおいて、
前記保持部は、互いに対向する2つの前記押圧部を有し、
2つの前記押圧部の前記内面は、互いに平行である、喫煙システム。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか一項に記載された喫煙システムにおいて、
前記保持部は、内面及び外面を備える非押圧部を有する、喫煙システム。
【請求項8】
請求項7に記載された喫煙システムにおいて、
前記押圧部の前記内面は、向かい合う一対の平面状の平面押圧面を有し、
前記非押圧部の前記内面は、一対の前記平面押圧面の両端を接続し、向かい合う一対の曲面状の曲面非押圧面を有する、喫煙システム。
【請求項9】
請求項7又は8に記載された喫煙システムにおいて、
前記保持部は、前記消耗品が前記チャンバの所望の位置に位置決めされたとき、前記非押圧部の前記内面と前記消耗品との間に、前記チャンバの前記開口と前記チャンバの所望の位置に位置決めされた前記消耗品の端面、もしくは前記チャンバの前記開口と前記チャンバ内に位置づけられ前記チャンバの前記開口から遠い方に位置づけられた前記消耗品の端面、に連通する空隙が設けられる、喫煙システム。
【請求項10】
請求項9に記載された喫煙システムにおいて、
前記空隙の高さは、0.1mm以上1.0mm以下である、喫煙システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、喫煙システムに関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、材料の燃焼をすることなく香味等を吸引するための香味吸引器が知られている。香味吸引器は、例えば、香味発生物品を収容するチャンバと、チャンバに収容される香味発生物品を加熱するヒータとを有する(例えば、特許文献1-3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2001-521123号公報
特許第5963375号公報
国際公開第2016/207407号パンフレット
【発明の概要】
【0004】
本発明の第1態様によれば、喫煙可能物を有する消耗品と、喫煙可能物を加熱して霧化させるデバイスと、を含む喫煙システムが提供される。デバイスは、消耗品を受け入れるチャンバと、チャンバに受け入れられた消耗品を加熱する加熱部とを含む。チャンバは、消耗品が挿入される開口と、消耗品を保持する保持部と、を含む。保持部は、消耗品の一部を押圧する押圧部と、非押圧部と、を含む。押圧部及び非押圧部は、それぞれ内面と外面とを有する。加熱部は、押圧部の外面に配置される。押圧部の内面は消耗品を押圧する押圧面とも言え、非押圧部の内面は消耗品を押圧しない非押圧面とも言える。
【0005】
第1態様によれば、消耗品が加熱面(押圧部の内面)に実質的に密着するので加熱部からの熱を効率よく消耗品に伝えることができる。なお、消耗品は、たばこや非たばこを含む喫煙可能物を有する。消耗品はマウスピースを有していても、有しなくてもよい。マウスピースを有する消耗品としては、たばこなどを喫煙可能物として有する従来のシガレットに外見が似たスティックタイプのものであってもよい。マウスピースを有さない消耗品としては、たばこなどの喫煙可能物自体をタブレット形状などに固めたもの、喫煙可能物を不織布などの通気性部材や紙などのシート部材で巻いたものであってもよい。また、加熱部は、加熱要素を有してもよい。チャンバは、例えば有底筒状の容器、又は底のない筒状体であり得る。チャンバは、熱伝導率の高い金属などの物質で構成されることが好ましく、ステンレス鋼等が挙げられる。これにより効果的な加熱が可能となる。チャンバの壁厚みは均一(実質的に均一である場合も含む)であることが好ましい。これによりチャンバ全体をより均一に加熱することが可能となる。チャンバの厚みは、例えば0.04mm以上1.00mm以下であり、好ましくは0.04mm以上0.50mm以下であり、より好ましくは0.05mm以上0.10mm以下である。
【0006】
加熱部は、押圧部の外面に隙間なく(押圧部の外面と加熱部との間に隙間なく)配置されるのが好ましい。ここでの隙間なくとは、実質的に隙間なくという意味も含む。これにより、加熱部が押圧部の外面に密着するので加熱部からの熱をさらに効率よく消耗品に伝えることができる。なお、加熱部は接着層を含んでもよい。その場合、接着層を含む加熱部が、押圧部の外面に隙間なく配置されることが好ましい。
【0007】
開口は、消耗品を押圧せずに受け入れ可能であることが好ましい。これにより、消耗品をチャンバ内に容易に挿入することができる。チャンバの長手方向、言い換えれば消耗品がチャンバに挿入される方向もしくはチャンバの側面全体として伸びる方向(以降、チャンバの長手方向とだけ記載する)に直交する面におけるチャンバの開口の形状は多角形又は楕円形であってもよいが、円形であることが好ましい。これにより消耗品を開口に容易に挿入することができる。
【0008】
保持部の内周長さは、押圧部によって押圧される前の消耗品の外周長さと同一であることが好ましい。なお、ここで「同一」とは、実質的に同一である場合を含む。「実質的に同一」であるとは、保持部の内周長さと押圧部によって押圧される前の消耗品の外周長さとの差が、保持部の内周長さの例えば±6%以内であることをいい、好ましくは±4%以内であることをいい、より好ましくは±2%以内であることをいう。上述したように、保持部は、押圧部と非押圧部を有する。保持部の内周長さが消耗品の外周長さと実質的に同一である場合、押圧部によって消耗品の一部が押圧されることにより、消耗品の外周形状が保持部の内面の断面形状と略一致することになる。保持部の内周長さ及び内周形状が、消耗品の外周長さ及び外周形状と同一の場合と比べて、本喫煙システムでは消耗品が押圧部により押圧される箇所が形成されるので、加熱部から消耗品への熱伝導効率が向上し得る。また、保持部の内周長さよりも消耗品の外周長さが短い場合に比べて、消耗品の外周面の押圧されない箇所も保持部の内周面(非押圧面)と実質的に接触するので、加熱部から消耗品への熱伝導効率が向上し得る。さらに、保持部の内周長さよりも消耗品の外周長さが長い場合に比べて、消耗品を保持部にスムーズに挿入でき、消耗品の外周面及び消耗品内部(例えば、喫煙可能物の一例としてのたばこ)の密度にひずみが生じることを抑制できる。その結果、消耗品内部の密度にひずみが生じることによって起こり得る、不均一な加熱や、消耗品毎に通気抵抗がバラつくことを抑制することができる。また、保持部の内周長さは、押圧部によって押圧された状態の消耗品の外周長さと実質的に同じであることが好ましいとも言えるし、保持部の内周長さとは保持部のチャンバの長手方向に直交する面における内周長さとしてもよい。また、「押圧部によって押圧される前の消耗品の外周長さ」とは、押圧部によって押圧される前の消耗品の外周長さのうち、押圧部によって押圧された際にチャンバの長手方向において、比較されている保持部の内周長さに対応する位置に位置づけられる部分の外周長さとしてもよい。また、「押圧部によって押圧された状態の消耗品の外周長さ」とは、押圧部によって押圧された状態の消耗品の外周長さのうちチャンバの長手方向において、比較されている保持部の内周長さに対応する位置の外周長さとしてもよい。
【0009】
保持部の外周面は、チャンバの長手方向全長に亘って同一の形状及び大きさ(チャンバの長手方向に直交する面における保持部の外周長さ)を有することが好ましい。これにより、保持部の押圧部の外面に加熱部がたるんで設けられることを抑制することができ、その結果、押圧部の外面に加熱部を実質的に隙間なく容易に設けることができる。
【0010】
非押圧部は、消耗品がチャンバ内の所望の位置に配置されたとき、消耗品と、非押圧状態で接触することが好ましい。ここでの非押圧状態とは、実質的に非押圧状態であることを含む。これにより、消耗品と保持部との間に隙間が実質的に生じないので、非押圧部においても加熱部から消耗品への熱伝導効率がさらに向上し得る。非押圧部は、対向する内面が平面である押圧部を繋ぐ内面を有し、その内面が曲面であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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