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公開番号
2024119933
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-03
出願番号
2024094915,2021547974
出願日
2024-06-12,2019-10-29
発明の名称
喫煙物品カートリッジ
出願人
アール・ジエイ・レイノルズ・タバコ・カンパニー
代理人
弁理士法人川口國際特許事務所
主分類
A24D
1/20 20200101AFI20240827BHJP(たばこ;葉巻たばこ;紙巻たばこ;喫煙具)
要約
【課題】相当な量の不完全燃焼生成物及び熱分解生成物を取り入れたエアロゾルを送達することなしに、従来の紙巻きタバコによる喫煙の楽しみを利用者に大いに提供する能力を示す喫煙物品を提供する。
【解決手段】喫煙物品10は、エアロゾル発生カートリッジ68と流体伝達する吸口端部18を含む。カートリッジは、エアロゾル前駆体をその中に受け取るように構成された、エンクロージャー100を含み、エアロゾル前駆体は、熱に反応してエアロゾルを発生するように構成されている。エンクロージャーの少なくとも一部は、エンクロージャー又はその内部のエアロゾル前駆体の加熱時に、エアロゾル前駆体がエンクロージャー内に保持される一方、エアロゾル前駆体から形成されたエアロゾルが、透過部を通じてエンクロージャーから放出されるよう、透過性である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
喫煙物品であって、
吸口端部、及び
前記吸口端部と流体伝達しているエアロゾル発生カートリッジであって、
その中にエアロゾル前駆体を受け取るよう構成されたエンクロージャー、
熱に反応してエアロゾルを発生するよう構成されたエアル前駆体、
を含むカートリッジを含み、
前記エンクロージャー又はその中の前記エアロゾル前駆体の加熱時に、前記エアロゾル前駆体が前記エンクロージャー内に保持される一方、前記エアロゾル前駆体から形成されたエアロゾルが、透過部を通じて前記エンクロージャーから放出されるよう、前記エンクロージャーの少なくとも一部が透過性である、
喫煙物品。
続きを表示(約 900 文字)
【請求項2】
前記喫煙物品の吸口端部から前記エアロゾル発生カートリッジに対向して配置された着火性の熱発生要素をさらに含み、前記熱発生要素は炭化材料又は熱分解材料を含む、請求項1に記載の物品。
【請求項3】
エアロゾル発生カートリッジと吸口端部との間、又はエアロゾル発生カートリッジと熱発生要素との間に配置された、タバコロッドをさらに含む、請求項2に記載の物品。
【請求項4】
前記吸口端部が、前記エアロゾル発生カートリッジと流体伝達するフィルタ要素を含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の物品。
【請求項5】
エアロゾル前駆体が、タバコビーズ、タバコペレット、押出しタバコ、カットフィラー形態のキャストシートタバコ、カットフィラー形態の再構成タバコ材料のシート、エアロゾル形成ビーズ、アルミナビーズ、セラミック材料、カットフィラー形態の非タバコ材料のキャストシート、ガラス繊維マット、箔シート、ギャザー紙、若しくはゲル、又はそれらの様々な組み合わせを含む、請求項1~4のいずれか一項に記載の物品。
【請求項6】
エンクロージャーがタバコ、紙、若しくは金属、又はそれらの様々な組み合わせを含む、請求項1~5のいずれか一項に記載の物品。
【請求項7】
エンクロージャーが紙-箔積層体を含む、請求項1~6のいずれか一項に記載の物品。
【請求項8】
エンクロージャーが、対向する第1及び第2の長手方向端部を有する、伸長した中空円筒を定義する伸長した周壁と、周壁の第1及び第2の長手方向端部を横切ってそれぞれ延伸する、第1及び第2の端壁とを含む、請求項1~7のいずれか一項に記載の物品。
【請求項9】
第1の端壁及び第2の端壁の一方が、エアロゾルをエンクロージャーから放出するために穿孔されている、請求項8に記載の物品。
【請求項10】
前記第1の端壁及び前記第2の端壁が穿孔されている、請求項8又は請求項9に記載の物品。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
<本開示の分野>
本開示は、タバコに組み込まれ、及び人による消費を意図した製品に関し;より詳細には、タバコの燃焼による煙を生成するタバコ製品に対し、不完全燃焼生成物及び熱分解生成物の量を大きく低減した、吸入性エアロゾルをもたらす喫煙物品に関する。
続きを表示(約 5,300 文字)
【背景技術】
【0002】
紙巻きタバコのような一般的な喫煙物品は、実質的に円筒形棒状の構造を有し、巻紙によって取り囲まれた、装薬部、巻部、又は刻みタバコのような喫煙可能材のカラム(すなわち、カットフィラーの形態にあるもの)を含み、かくして、いわゆる「喫煙ロッド」、「タバコロッド」又は「シガレットロッド」を形成している。通常、紙巻きタバコは、タバコロッドに対し、端部から端部への関係で配列された、円筒状のフィルタ要素を有する。好ましくは、フィルタ要素は、「プラグラップ」として知られる紙材で周囲された、可塑化酢酸セルローストウを含んでいる。好ましくは、フィルタ要素は、「チッピングペーパー」として知られる周囲包装材を用いた、タバコロッドの片端に取り付けられている。また、主流煙を周囲空気で希釈するために、チッピング材及びプラグラップを穿孔させることも、望ましいとされるようになった。紙巻きタバコ及びその様々な部品の説明は、Davisらの、Tobacco Production, Chemistry and Technology(Eds.)(1999)で明らかにされている。典型的な種類の紙巻きタバコは、その片側を点火しタバコロッドを燃焼させることで、利用者に使用されている。利用者は、紙巻きタバコの反対側(すなわちフィルタ端又は吸口端部)を吸引することで、主流煙を彼/彼女の口に受け取る。長年、喫煙物品の部品、構造及び性能を改善するために、努力がなされてきた。例えば、Borschkeらに帰属する、米国特許第7,753,056号明細書で議論されている背景技術を参照されたい。
【0003】
タバコを燃焼させる代替として、炭素質の燃料成分を使用するある種のタバコが、商標名「Premier」、「Eclipse」及び「Revo」の下、
R.J. Reynolds Tobacco Companyより商業的に売り出されてきた。例えば、Chemical and Biological Studies on New Cigarette Prototypes that Heat Instead of Burn Tobacco,R.J.Reynolds Tobacco Company Monograph(1988)、及びInhalation Toxicology,12:5,p.158(2000)を参照されたい。さらに、同様の種類のタバコが、商標名「Steam Hot One」の下、日本たばこ産業株式会社より、日本で売り出されてきている。
【0004】
さらに、熱発生及びエアロゾル形成のために炭素質の燃料成分を組み込んだ、
様々な種類の喫煙製品が、近年、特許文献より明らかになってきている。例えば、参照によりその全体が組み込まれる、Borschkeらに帰属する、米国特許第7,836,897号明細書;Banerjeeに帰属する、第8,469,035号明細書、及びSebastianらに帰属する、第8,464,726号明細書;Tsuruizumiらに帰属する、第8,616,217号明細書;Pogetらに帰属する、第8,915,255号明細書;Gladdenらに帰属する、第9,578,897号明細書;Zuberらに帰属する、第9,185,939号明細書;Babaらに帰属する、第7,692,123号明細書;Tsuruizumiらに帰属する、第8,616,217号明細書;Stoneらに帰属する、米国特許出願公開第2012/0042885号明細書;Shinozakiらに帰属する、第2013/0133675号明細書、及びRaetherらに帰属する、国際公開第2013/098380号;Zuberらに帰属する、第2013/098405号;Zuberらに帰属する、第2013/098410号;Woodcockらに帰属する、第2013/104914号;Roudierらに帰属する、第2013/120849号;Mironovらに帰属する、第2013/120854号で提案された種類の喫煙製品を参照されたい。熱発生及びエアロゾル形成のために炭素質燃料成分を組み込んだ、様々な種類の喫煙製品に関する技術の歴史的概観については、例えば、こちらも参照により組み込まれる、Llewellyn Crooksらに帰属する、米国特許出願公開第2007/0215167号明細書の背景に見ることができる。
【0005】
タバコを燃焼させることに基づく喫煙製品の改善又は代替として、その他多くの喫煙物品が長年提案されてきた。例示的代替物として、固体燃料又は液体燃料を燃焼させてタバコに熱移動させるデバイス、又は熱源を供給するために化学反応を使用するデバイスが挙げられる。例として、Wormらに帰属する、米国特許第9,078,473号明細書が挙げられ、参照によりその全体が組み込まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
米国特許第7753056号明細書
米国特許第7836897号明細書
米国特許第8469035号明細書
米国特許第8464726号明細書
米国特許第8616217号明細書
米国特許第8915255号明細書
米国特許第9578897号明細書
米国特許第9185939号明細書
米国特許第7692123号明細書
米国特許第8616217号明細書
米国特許出願公開第2012/0042885号明細書
米国特許出願公開第2013/0133675号明細書
国際公開第2013/098380号
国際公開第2013/098410号
国際公開第2013/104914号
国際公開第2013/120849号
国際公開第2013/120854号
米国特許出願公開第2007/0215167号明細書
米国特許第9078473号明細書
米国特許出願公開第2017/0000188号明細書
米国特許第4819655号明細書
米国特許出願公開第2009/0044818号明細書
米国特許第4714082号明細書
米国特許第4756318号明細書
米国特許第4881556号明細書
米国特許第4989619号明細書
米国特許第5020548号明細書
米国特許第5027837号明細書
米国特許第5067499号明細書
米国特許第5076297号明細書
米国特許第5099861号明細書
米国特許第5105831号明細書
米国特許第5129409号明細書
米国特許第5148821号明細書
米国特許第5156170号明細書
米国特許第5178167号明細書
米国特許第5211684号明細書
米国特許第5247947号明細書
米国特許第5345955号明細書
米国特許第5461879号明細書
米国特許第5469871号明細書
米国特許第5551451号明細書
米国特許第5560376号明細書
米国特許第5706834号明細書
米国特許第5727571号明細書
米国特許第7836897号明細書
米国特許第8617263号明細書
米国特許第8678013号明細書
米国特許第9220301号明細書
米国特許第9345268号明細書
米国特許第9788571号明細書
米国特許出願公開第2005/0274390号明細書
米国特許出願公開第2012/0042885号明細書
米国特許第4819655号明細書
米国特許出願公開第2009/0044818号明細書
米国特許第4219031号明細書
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【非特許文献】
【0007】
Tobacco Production, Chemistry and Technology,Davis et al.(Eds.)(1999)
Chemical and Biological Studies on New Cigarette Prototypes that Heat Instead of Burn Tobacco,R.J.Reynolds Tobacco Company Monograph(1988)
Inhalation Toxicology,12:5,p.158(2000)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
喫煙物品の改善又は代替の主眼点は、通常、相当な量の不完全燃焼生成物及び熱分解生成物を送達することなしに、紙巻きタバコ、葉巻又はパイプによる喫煙感覚を提供することである。この目的に対し、電気エネルギーを用いて揮発性物質を蒸発又は加熱する、数多くの喫煙製品、香味発生剤及び医薬吸入器が提案されてきており、又はタバコを有意な程度燃焼させることなしに、紙巻きタバコ、葉巻、又はパイプによる喫煙感覚を提供するための数多くの試みがなされてきた。
【0009】
相当な量の不完全燃焼生成物及び熱分解生成物を取り入れたエアロゾルを送達することなしに、従来の紙巻きタバコによる喫煙の楽しみを利用者に大いに提供する能力を示す喫煙物品を提供することは、高く望まれるだろう。
【課題を解決するための手段】
【0010】
様々な実施態様において、本開示は喫煙物品を提供し、当該物品は、吸口端部、及び吸口端部と流体を伝達するエアロゾル発生カートリッジを含む。喫煙物品は、その内部でエアロゾル前駆体を受け取るよう構成されたエンクロージャーも含む。エアロゾル前駆体は、熱に反応してエアロゾルを発生するように構成されている。エンクロージャーの少なくとも一部は、エアロゾル前駆体がエンクロージャー内に保持され、一方、エンクロージャー又はその内部のエアロゾル前駆体の加熱時に、エアロゾル前駆体から形成したエアロゾルが、透過部を通じてエンクロージャーから放出されるよう透過性である。
(【0011】以降は省略されています)
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