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公開番号2024107862
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-09
出願番号2023012020
出願日2023-01-30
発明の名称流体供給装置、及び、流体供給装置の制御方法
出願人テルモ株式会社
代理人弁理士法人桐朋
主分類A61H 7/00 20060101AFI20240802BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】マッサージバッグに流体を供給する流体供給装置を提供する。
【解決手段】流体供給装置は、マッサージバッグへの流体の供給を終了する場合、供給配管に空気を吐出するポンプを停止させる。さらに、流体供給装置は、供給配管とマッサージバッグとの連通を遮断するとともに、マッサージバッグと排出配管とを連通する状態にバルブを切り替える。その後、流体供給装置は、供給配管とマッサージバッグとを連通するとともに、マッサージバッグと排出配管との連通を遮断する状態にバルブを切り替える。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
マッサージバッグに流体を供給する流体供給装置であって、
前記流体を吐出するポンプと、
前記ポンプが吐出する前記流体を前記マッサージバッグに供給する供給配管と、
前記マッサージバッグから外部に前記流体を排出する排出配管と、
前記供給配管と前記マッサージバッグとを連通するとともに、前記マッサージバッグと前記排出配管との連通を遮断する第1の状態と、前記供給配管と前記マッサージバッグとの連通を遮断するとともに、前記マッサージバッグと前記排出配管とを連通する第2の状態と、を切り替えるバルブと、
前記ポンプ、及び、前記バルブを制御する制御部と、
を備え、
前記マッサージバッグへの前記流体の供給を終了する場合、前記制御部は、前記ポンプを停止するとともに前記バルブを前記第2の状態に切り替え、その後、前記バルブを前記第1の状態に切り替える、流体供給装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
請求項1に記載の流体供給装置において、
前記マッサージバッグへの前記流体の供給を終了する場合、前記制御部は、前記ポンプを停止させるとともに前記バルブを前記第2の状態に切り替え、その後、前記バルブを前記第1の状態に切り替えた後に前記第2の状態に切り替える、流体供給装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の流体供給装置において、
ユーザにより操作されることにより、オン状態とオフ状態とが切り替えられる電源スイッチを備え、
前記電源スイッチが前記オン状態から前記オフ状態に切り替えられた場合に、前記マッサージバッグへの前記流体の供給を終了する、流体供給装置。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の流体供給装置において、
前記マッサージバッグは複数設けられ、
前記バルブは、各々の前記マッサージバッグに対応して設けられ、
前記マッサージバッグへの前記流体の供給を終了する場合、前記制御部は、前記ポンプを停止するとともに前記バルブの全てを前記第2の状態に切り替え、その後、1つの前記バルブのみを前記第1の状態に切り替えた後に前記第2の状態に切り替える、流体供給装置。
【請求項5】
請求項1又は2に記載の流体供給装置において、
前記マッサージバッグは、下肢に装着され、
前記流体は空気である、流体供給装置。
【請求項6】
請求項1又は2に記載の流体供給装置において、
前記供給配管の前記流体が流通する管路の体積は20mL以下である、流体供給装置。
【請求項7】
請求項1又は2に記載の流体供給装置において、
前記マッサージバッグへの前記流体の供給を終了する場合、前記制御部は、前記ポンプを停止させるとともに前記バルブを前記第2の状態に切り替え、その後、前記バルブを前記第1の状態に切り替え、前記第1の状態に切り替えてから3秒以内に前記第2の状態に切り替える、流体供給装置。
【請求項8】
マッサージバッグに流体を供給する流体供給装置の制御方法であって、
前記流体供給装置は、
前記流体を吐出するポンプと、
前記ポンプが吐出する前記流体を前記マッサージバッグに供給する供給配管と、
前記マッサージバッグから外部に前記流体を排出する排出配管と、
前記供給配管と前記マッサージバッグとを連通するとともに、前記マッサージバッグと前記排出配管との連通を遮断する第1の状態と、前記供給配管と前記マッサージバッグとの連通を遮断するとともに、前記マッサージバッグと前記排出配管とを連通する第2の状態と、を切り替えるバルブと、
を備え、
前記マッサージバッグへの前記流体の供給を終了する場合、
前記ポンプを停止する停止ステップと、
前記バルブを前記第2の状態に切り替える第1切替ステップと、
前記第1切替ステップの後に、前記バルブを前記第1の状態に切り替える、第2切替ステップと、
を有する、流体供給装置の制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、流体供給装置、及び、流体供給装置の制御方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、マッサージ機が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-219553号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に開示されたマッサージ機は、圧縮空気を供給するポンプとエアバッグとの間に電磁弁を有する。マッサージ機の電源がオフ状態となった場合には、ポンプは停止する。電磁弁が閉弁している場合、ポンプと電磁弁との間は閉空間が形成され、ポンプと電磁弁とを繋ぐ配管内には圧縮空気が残留する。そのため、配管内が高圧となる課題がある。
【0005】
本発明は、上述した課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明の第1の態様は、マッサージバッグに流体を供給する流体供給装置であって、前記流体を吐出するポンプと、前記ポンプが吐出する前記流体を前記マッサージバッグに供給する供給配管と、前記マッサージバッグから外部に前記流体を排出する排出配管と、前記供給配管と前記マッサージバッグとを連通するとともに、前記マッサージバッグと前記排出配管との連通を遮断する第1の状態と、前記供給配管と前記マッサージバッグとの連通を遮断するとともに、前記マッサージバッグと前記排出配管とを連通する第2の状態と、を切り替えるバルブと、前記ポンプ、及び、前記バルブを制御する制御部と、を備え、前記マッサージバッグへの前記流体の供給を終了する場合、前記制御部は、前記ポンプを停止するとともに前記バルブを前記第2の状態に切り替え、その後、前記バルブを前記第1の状態に切り替える。これにより、マッサージバッグへの流体の供給を終了する場合、流体供給装置は、供給配管内の圧力を低下させることができる。
【0007】
(2)上記項目(1)記載の流体供給装置において、前記マッサージバッグへの前記流体の供給を終了する場合、前記制御部は、前記ポンプを停止させるとともに前記バルブを前記第2の状態に切り替え、その後、前記バルブを前記第1の状態に切り替えた後に前記第2の状態に切り替えてもよい。これにより、マッサージバッグへの流体の供給を終了する場合、流体供給装置は、供給配管からマッサージバッグに排出された流体を外部に排出できる。
【0008】
(3)上記項目(1)又は(2)記載の流体供給装置において、当該流体供給装置は、ユーザにより操作されることにより、オン状態とオフ状態とが切り替えられる電源スイッチを備え、前記電源スイッチが前記オン状態から前記オフ状態に切り替えられた場合に、前記マッサージバッグへの前記流体の供給を終了してもよい。これにより、電源スイッチがオン状態からオフ状態に切り替えられた場合、流体供給装置は、供給配管内の圧力を低下させることができる。
【0009】
(4)上記項目(1)~(3)のいずれか1項に記載の流体供給装置において、前記マッサージバッグは複数設けられ、前記バルブは、各々の前記マッサージバッグに対応して設けられ、前記マッサージバッグへの前記流体の供給を終了する場合、前記制御部は、前記ポンプを停止するとともに前記バルブの全てを前記第2の状態に切り替え、その後、1つの前記バルブのみを前記第1の状態に切り替えた後に前記第2の状態に切り替えてもよい。これにより、マッサージバッグへの流体の供給を終了する場合、流体供給装置は、供給配管内の圧力を低下させることができる。
【0010】
(5)上記項目(1)~(4)のいずれか1項に記載の流体供給装置において、前記マッサージバッグは、下肢に装着され、前記流体は空気であってもよい。これにより、マッサージバッグへの流体の供給を終了する場合、流体供給装置は、供給配管内の圧力を低下させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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