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公開番号2024107807
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-09
出願番号2023011924
出願日2023-01-30
発明の名称暖機システム
出願人いすゞ自動車株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類F01P 3/20 20060101AFI20240802BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】始動時のエンジンの温度を高くする。
【解決手段】エンジン11と第1ラジエータ12とを繋げており、第1冷却水が循環する第1流路10と、バッテリ21と第2ラジエータ22とを繋げており、第2冷却水が循環する第2流路20と、前記第1ラジエータ12の下流側から分岐し、前記エンジン11の上流側に合流するように設けられた第1分岐流路14と、前記第1分岐流路14に前記第1冷却水を向かわせるか否かを切り替える第1調節弁15と、前記バッテリ21の下流側から分岐し、前記第2ラジエータ22の上流側に合流するように設けられた第2分岐流路24と、前記第2分岐流路24に前記第2冷却水を向かわせるか否かを切り替える第2調節弁25と、前記第1分岐流路14を流れる前記第1冷却水と前記第2分岐流路24を流れる前記第2冷却水とを熱交換する第1熱交換器40と、制御部60と、を有する。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
エンジンと第1ラジエータとを繋げており、前記エンジンと前記第1ラジエータとの間で第1冷却水が循環する第1流路と、
バッテリと第2ラジエータとを繋げており、前記バッテリと前記第2ラジエータとの間で第2冷却水が循環する第2流路と、
前記第1流路における前記第1ラジエータの下流側から分岐し、前記第1流路における前記エンジンの上流側に合流するように設けられた第1分岐流路と、
前記第1流路から前記第1分岐流路に前記第1冷却水を向かわせるか否かを切り替える第1調節弁と、
前記第2流路における前記バッテリの下流側から分岐し、前記第2流路における前記第2ラジエータの上流側に合流するように設けられた第2分岐流路と、
前記第2流路から前記第2分岐流路に前記第2冷却水を向かわせるか否かを切り替える第2調節弁と、
前記第1分岐流路を流れる前記第1冷却水と前記第2分岐流路を流れる前記第2冷却水とを熱交換する第1熱交換器と、
前記第1調節弁と前記第2調節弁を制御する制御部と、
を有する暖機システム。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記第1調節弁と前記第2調節弁との開閉を切り替える切替部を有し、
前記切替部は、前記バッテリを備える車両の外部から前記バッテリに電力が供給される場合に、前記第1分岐流路に前記第1冷却水を向かわせるように前記第1調節弁を切り替えるとともに、前記第2分岐流路に前記第2冷却水を向かわせるように前記第2調節弁を切り替える、
請求項1に記載の暖機システム。
【請求項3】
前記切替部は、前記電力が供給されていない場合に、前記第1分岐流路に前記第1冷却水を向かわせないように前記第1調節弁を切り替えるとともに、前記第2分岐流路に前記第2冷却水を向かわせないように前記第2調節弁を切り替える、
請求項2に記載の暖機システム。
【請求項4】
前記第1調節弁は、前記第1流路において前記第1分岐流路の分岐点と合流点の間、及び前記第1分岐流路のそれぞれに設けられ、
前記第2調節弁は、前記第2流路において前記第2分岐流路の分岐点と合流点の間、及び前記第2分岐流路のそれぞれに設けられる、
請求項1に記載の暖機システム。
【請求項5】
前記第1冷却水の温度と前記第2冷却水の温度とを取得する取得部をさらに有し、
前記切替部は、前記第1冷却水の温度が第1閾値未満であり、且つ前記第2冷却水の温度が前記第1閾値よりも大きい第2閾値以上である場合に、前記第1分岐流路に前記第1冷却水を向かわせるように前記第1調節弁を切り替えるとともに、前記第2分岐流路に前記第2冷却水を向かわせるように前記第2調節弁を切り替える、
請求項2に記載の暖機システム。
【請求項6】
前記切替部は、前記第1冷却水の温度が前記第2冷却水の温度に達した場合に、前記第1分岐流路に前記第1冷却水を向かわせないように前記第1調節弁を切り替えるとともに、前記第2分岐流路に前記第2冷却水を向かわせないように前記第2調節弁を切り替える、
請求項5に記載の暖機システム。
【請求項7】
前記第1流路における前記第1ラジエータの上流側から分岐し、前記第1流路における前記第1ラジエータの下流側に合流するように設けられたバイパス流路と、
前記第1流路から前記バイパス流路に前記第1冷却水を向かわせるか否かを切り替えるバイパス調節弁と、をさらに有し、
前記切替部は、前記電力が供給されている場合に、前記バイパス流路に前記第1冷却水を向かわせるように前記バイパス調節弁を切り替える、
請求項2に記載の暖機システム。
【請求項8】
前記エンジンとオイルクーラとを繋げており、前記エンジンと前記オイルクーラとの間でエンジンオイルが循環するオイル流路と、
前記第2流路における前記バッテリの下流側から分岐し、前記オイルクーラを通過して、前記第2流路における前記第2ラジエータの上流側に合流するように設けられた第3分岐流路と、
前記第2流路から前記第3分岐流路に前記第2冷却水を向かわせるか否かを切り替える第3調節弁と、
前記オイルクーラに設けられ、前記オイル流路を流れる前記エンジンオイルと前記第3分岐流路を流れる前記第2冷却水とを熱交換する第2熱交換器と、
前記エンジンオイルの温度を取得する取得部と、をさらに有し、
前記切替部は、前記電力が供給され、且つ前記エンジンオイルの温度が所定の温度に達していない場合に、前記第2分岐流路に前記第2冷却水を向かわせないように前記第2調節弁を切り替えるとともに、前記第3分岐流路に前記第2冷却水を向かわせるように前記第3調節弁を切り替え、前記電力が供給され、且つ前記エンジンオイルの温度が所定の温度に達した場合に、前記第2分岐流路に前記第2冷却水を向かわせるように前記第2調節弁を切り替えるとともに、前記第3分岐流路に前記第2冷却水を向かわせないように前記第3調節弁を切り替える、
請求項2に記載の暖機システム。
【請求項9】
エンジンと第1ラジエータとの間で第1冷却水が循環する第1流路と、
バッテリと第2ラジエータとの間で第2冷却水が循環する第2流路と、
前記第1冷却水と前記第2冷却水とを熱交換する熱交換部と、
前記熱交換部を制御する制御部と、を有し、
前記制御部は、前記バッテリが充電されている場合、前記バッテリで発生した熱が前記熱交換部を介して前記第1冷却水に伝達するように、前記熱交換部を制御する、
暖機システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、暖機システムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1の車両は、車両が備えるバッテリへの蓄電時に、外部から流入させた熱媒体をエンジンと熱交換させることにより、熱媒体を用いて蓄電装置を暖機する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-247210号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の車両においては、バッテリへの充電が終了した後にエンジンを始動させるため、エンジンの温度が低下していることにより、エンジンを構成する部品に摩擦損失が発生する場合がある。その結果、燃費が低下したり排気ガス量が増加したりするという問題があった。
【0005】
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、始動時のエンジンの温度を高くすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の態様に係る暖機システムは、エンジンと第1ラジエータとを繋げており、前記エンジンと前記第1ラジエータとの間で第1冷却水が循環する第1流路と、バッテリと第2ラジエータとを繋げており、前記バッテリと前記第2ラジエータとの間で第2冷却水が循環する第2流路と、前記第1流路における前記第1ラジエータの下流側から分岐し、前記第1流路における前記エンジンの上流側に合流するように設けられた第1分岐流路と、前記第1流路から前記第1分岐流路に前記第1冷却水を向かわせるか否かを切り替える第1調節弁と、前記第2流路における前記バッテリの下流側から分岐し、前記第2流路における前記第2ラジエータの上流側に合流するように設けられた第2分岐流路と、前記第2流路から前記第2分岐流路に前記第2冷却水を向かわせるか否かを切り替える第2調節弁と、前記第1分岐流路を流れる前記第1冷却水と前記第2分岐流路を流れる前記第2冷却水とを熱交換する第1熱交換器と、前記第1調節弁と前記第2調節弁を制御する制御部と、を有する。
【0007】
前記制御部は、前記第1調節弁と前記第2調節弁との開閉を切り替える切替部を有し、前記切替部は、前記バッテリを備える車両の外部から前記バッテリに電力が供給される場合に、前記第1分岐流路に前記第1冷却水を向かわせるように前記第1調節弁を切り替えるとともに、前記第2分岐流路に前記第2冷却水を向かわせるように前記第2調節弁を切り替えてもよい。
【0008】
前記切替部は、前記電力が供給されていない場合に、前記第1分岐流路に前記第1冷却水を向かわせないように前記第1調節弁を切り替えるとともに、前記第2分岐流路に前記第2冷却水を向かわせないように前記第2調節弁を切り替えてもよい。
【0009】
前記第1調節弁は、前記第1流路において前記第1分岐流路の分岐点と合流点の間、及び前記第1分岐流路のそれぞれに設けられ、前記第2調節弁は、前記第2流路において前記第2分岐流路の分岐点と合流点の間、及び前記第2分岐流路のそれぞれに設けられてもよい。
【0010】
前記第1冷却水の温度と前記第2冷却水の温度とを取得する取得部をさらに有し、前記切替部は、前記第1冷却水の温度が第1閾値未満であり、且つ前記第2冷却水の温度が前記第1閾値よりも大きい第2閾値以上である場合に、前記第1分岐流路に前記第1冷却水を向かわせるように前記第1調節弁を切り替えるとともに、前記第2分岐流路に前記第2冷却水を向かわせるように前記第2調節弁を切り替えてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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