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公開番号2024111756
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-19
出願番号2023016450
出願日2023-02-06
発明の名称排気浄化装置
出願人ダイハツ工業株式会社
代理人個人,個人
主分類F01N 3/08 20060101AFI20240809BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】HCの排出量をできる限り低減し、かつ触媒の劣化を抑制して長寿命化を図る。
【解決手段】内燃機関100の排気通路4に装着される排気浄化装置41であって、HCを吸着できるHC吸着排気浄化装置411及びHCを浄化できる他の種類の排気浄化装置412を有し、HC吸着排気浄化装置411を冷却できる冷却機構413が付随しており、冷却機構413により、他の種類の排気浄化装置412の温度が所定の活性温度未満であるときにHC吸着排気浄化装置411の温度を所定の吸着温度以下に抑制し、他の種類の排気浄化装置412の温度が活性温度以上であるときにHC吸着排気浄化装置411の温度を吸着温度よりも高い所定の上限温度以下に抑制する排気浄化装置41を構成した。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
内燃機関の排気通路に装着される排気浄化装置であって、
HCを吸着できるHC吸着触媒及びHCを浄化できる他の種類の触媒を有し、HC吸着触媒を冷却できる冷却機構が付随しており、
前記冷却機構により、前記他の種類の触媒の温度が所定の活性温度未満であるときに前記HC吸着触媒の温度を所定の吸着温度以下に抑制し、他の種類の触媒の温度が活性温度以上であるときにHC吸着触媒の温度を前記吸着温度よりも高い所定の上限温度以下に抑制する排気浄化装置。
続きを表示(約 71 文字)【請求項2】
前記HC吸着触媒及び前記他の種類の触媒を内燃機関の排気マニホルドに近接して配置する請求項1記載の排気浄化装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両等に搭載される内燃機関に適用できる排気浄化装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、内燃機関の排気通路には、排気中に含まれる有害物質である炭化水素HC、一酸化炭素CO、窒素酸化物NO
x
を浄化する三元触媒が装着されている。三元触媒は、白金Pt、パラジウムPd、ロジウムRh等の貴金属を担体に担持させてなるものである。排気が三元触媒を通過するとき、HC及びCOが酸化反応するとともにNO
x
が還元反応して、無害な水H
2
O、二酸化炭素CO
2
及び窒素N
2
へと変化する(例えば、下記特許文献を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-155699号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
内燃機関の冷間始動直後の時期は、内燃機関自体及び排気浄化用の三元触媒の温度がともに低い。気筒の燃焼室内でHCが生成されやすく、しかも三元触媒が活性化しておらず浄化能率が不十分である。それ故、HCが外部に排出されるおそれがある。
【0005】
対策として、HCを吸着できる吸着触媒を三元触媒の上流に配置し、三元触媒が昇温して活性化するまでの間、HCを保持して三元触媒に流入しないよう止めておくことが考えられる。
【0006】
だが、HC吸着触媒の吸着温度は約200℃までであり、それを超えて昇温すると吸着していたHCを放散してしまう。翻って、三元触媒の活性温度は約350℃以上である。従って、三元触媒が活性化する前にHC吸着触媒からのHCが流入するという問題が生起する。
【0007】
一方、内燃機関の暖機が完了し触媒が必要十分に昇温した後、内燃機関が高負荷運転されると、高温の排気が多量に排気通路を流れ、触媒の温度が過剰に上昇して触媒の劣化を招く懸念がある。
【0008】
本発明は、HCの排出量をできる限り低減し、かつ触媒の劣化を抑制して長寿命化を図ることを所期の目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明では、内燃機関の排気通路に装着される排気浄化装置であって、HCを吸着できるHC吸着触媒及びHCを浄化できる他の種類の触媒を有し、HC吸着触媒を冷却できる冷却機構が付随しており、前記冷却機構により、前記他の種類の触媒の温度が所定の活性温度未満であるときに前記HC吸着触媒の温度を所定の吸着温度以下に抑制し、他の種類の触媒の温度が活性温度以上であるときにHC吸着触媒の温度を前記吸着温度よりも高い所定の上限温度以下に抑制する排気浄化装置を構成した。
【0010】
前記HC吸着触媒及び前記他の種類の触媒は、内燃機関の排気マニホルドに近接して配置することが好ましい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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