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公開番号2024101988
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-30
出願番号2023190436
出願日2023-11-07
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類G03G 15/20 20060101AFI20240723BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】 仕切り紙を用いるジョブにおいて、生産性の向上を目的とする。
【解決手段】 定着装置を有する画像形成装置であって、画像形成装置は、仕切り紙を搬送でき、第一の幅の記録材に連続して第二の幅且つ仕切り紙の記録材を搬送する場合、ニップ部に第一の幅の記録材が到達してから、第二の幅且つ仕切り紙の記録材がニップ部に到達するまでの時間は、ニップ部に第一の幅の記録材が到達してから、第二の幅且つ仕切り紙ではない記録材がニップ部に到達するまでの時間よりも小さい、ことを特徴とする画像形成装置。
【選択図】 図6
特許請求の範囲【請求項1】
記録材にトナー画像を形成する画像形成装置であって、
トナー画像を担持した記録材に熱を与える加熱部材と、
前記加熱部材を加圧する加圧部材と、
前記加圧部材は、前記加熱部材とともにニップ部を形成し、前記ニップ部でトナー画像を担持した記録材に熱と圧力とを与えることで定着を行い、
前記画像形成装置は、記録材の幅方向において第一の幅の記録材と、前記第一の幅よりも大きい第二の幅の記録材と、を搬送でき、
同じ幅の記録材を連続して搬送する場合、前記ニップ部に所定の記録材が到達してから、前記所定の記録材に連続した記録材が前記ニップ部に到達するまでの時間は第一の時間であって、
前記第一の幅の記録材に連続して前記第二の幅の記録材を搬送する場合、前記ニップ部に前記第一の幅の記録材が到達してから、前記第二の幅の記録材が前記ニップ部に到達するまでの時間は前記第一の時間よりも大きい第二の時間であって、
前記画像形成装置は、前記ニップ部に仕切り紙を搬送し、
前記第一の幅の記録材に連続して前記第二の幅且つ仕切り紙の記録材を搬送する場合、前記ニップ部に前記第一の幅の記録材が到達してから、前記第二の幅且つ仕切り紙の記録材が前記ニップ部に到達するまでの時間は前記第二の時間よりも小さい時間である、
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記幅方向において、前記加熱部材の温度を制御する温度制御部と、を有し、
前記第一の幅の記録材に連続して前記第二の幅の記録材を定着する場合、前記温度制御部は、前記第一の幅の記録材の通紙領域と、前記第二の幅の記録材の通紙領域且つ前記第一の幅の記録材の非通紙領域と、の温度差を第一の温度差以下の状態にし、
前記第一の幅の記録材に連続して前記第二の幅且つ仕切り紙の記録材を搬送する場合、前記温度制御部は、前記第一の幅の記録材の通紙領域と、前記第二の幅の記録材の通紙領域且つ前記第一の幅の記録材の非通紙領域と、の温度差を前記第一の温度差よりも大きい第二の温度差以下の状態にする、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記第一の幅の記録材に連続して前記第二の幅且つ仕切り紙の記録材を搬送し、前記仕切り紙には画像形成が行われない場合、前記ニップ部に前記第一の幅の記録材が到達してから、前記第二の幅且つ仕切り紙の記録材が前記ニップ部に到達するまでの時間は前記第二の時間よりも小さい
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
画像形成に使用される記録材を収容する給紙カセットを有し、
前記仕切り紙は前記給紙カセットから前記ニップ部に搬送される
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
ユーザが記録材の情報を操作できる操作部を有し、
前記操作部は、所定の記録材が仕切り紙であることを設定できる
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記第一の幅の記録材に連続して前記第二の幅且つ仕切り紙の記録材を搬送する場合、前記ニップ部に前記第一の幅の記録材が到達してから、記録材の搬送を停止する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記第一の幅の記録材に連続して前記第二の幅且つ画像が形成された仕切り紙を定着する場合、前記ニップ部に前記第一の幅の記録材が到達してから、前記第二の幅且つ仕切り紙の記録材が前記ニップ部に到達するまでの時間は前記第一の時間よりも大きい
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記第一の幅の記録材に連続して前記第二の幅且つ仕切り紙の記録材を搬送するジョブであって、前記ジョブは第一のモードと第二のモードとを含む複数のモードから一つのモードを実行でき、
前記ニップ部に前記第一の幅の記録材が到達してから、前記第二の幅且つ仕切り紙の記録材が前記ニップ部に到達するまでの時間は前記第一のモードよりも前記第二のモードの方が大きい、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記幅方向において、前記加熱部材の温度を制御する温度制御部と、を有し、
前記第一の幅の記録材の通紙領域と、前記第二の幅の記録材の通紙領域且つ前記第一の幅の記録材の非通紙領域と、の温度差は、前記第一のモードよりも前記第二のモードのほうが小さい、
ことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記仕切り紙は、部数毎に挿入される
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
記録材に画像を形成する画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
複数の記録材に連続して印刷を行う画像形成装置としての複合機(以降、MFPと記載)が知られている。MFPは感光ドラム、転写体、及び加熱部材を含む定着装置を備えている。MFPは以下のように記録材に画像を形成する。まず、感光体ドラムに形成されたトナー画像を、転写体を介して記録材に転写する。トナー画像を担持した記録材は、定着装置によって加熱処理及び加圧処理される。これによって記録材上にトナー画像が定着される。
【0003】
MFPは、記録材サイズの異なる複数の記録材を連続して印刷することが可能である。先行する記録材に連続して、先行する記録材よりも幅が大きい記録材の印刷を行う場合、画像品質を向上させるために温調制御を実行する。具体的に均熱処理を行う。幅が小さい記録材を定着すると、非通紙の領域は温度が高く、通紙領域は温度が低い状態となるため、温度のムラが発生する。この状態で幅が大きい記録材を定着すると画像の光沢ムラが発生する虞があることから、幅が大きい記録材の通紙領域の熱が均一になるような処理を行う。
【0004】
特許文献1には均熱処理の一例が開示されている。小さい幅の記録材に連続して大きい幅の記録材を定着する場合、大きい幅の記録材の通紙領域に対応する領域を加熱することで、紙の幅方向における熱を均一にする効果が得られる。
【0005】
一方で、特許文献2に記載されるように仕切り紙を挿入するジョブを行うことが市場で行われる。この仕切り紙は、枚数毎や部数毎に挿入されることでユーザに印刷物の区切りを容易に判別できるようにする役割がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2013-231927号公報
特開2018-15960号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
紙の幅方向において、幅が異なる紙を連続で定着する場合、幅方向のグロスムラを抑制するために、幅方向の熱を均熱にする温調制御が行われることが知られる。
【0008】
仕切り紙を使用する場合、仕切り紙は、同じジョブ中の他の紙よりも幅が大きいケースが多い。これは、仕切り紙は、ユーザが印刷物の区切りを容易に判別するために用いられることが多いためである。そのため仕切り紙は、印刷物を仕切るだけなので画像を形成するようなケースは多くなく画像品質は高くなくてよい。しかし従来では、仕切り紙を印刷する場合、幅が異なることで発生する温調制御が入ることで生産性が低くなってしまっていた。
【0009】
そこで本発明は、仕切り紙を用いるジョブにおいて、生産性の向上を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を鑑みて、本発明に係る画像形成装置は、記録材にトナー画像を形成する画像形成装置であって、トナー画像を担持した記録材に熱を与える加熱部材と、前記加熱部材を加圧する加圧部材と、前記加圧部材は、前記加熱部材とともにニップ部を形成し、前記ニップ部でトナー画像を担持した記録材に熱と圧力とを与えることで定着を行い、前記画像形成装置は、記録材の幅方向において第一の幅の記録材と、前記第一の幅よりも大きい第二の幅の記録材と、を搬送でき、同じ幅の記録材を連続して搬送する場合、前記ニップ部に所定の記録材が到達してから、前記所定の記録材に連続した記録材が前記ニップ部に到達するまでの時間は第一の時間であって、前記第一の幅の記録材に連続して前記第二の幅の記録材を搬送する場合、前記ニップ部に前記第一の幅の記録材が到達してから、前記第二の幅の記録材が前記ニップ部に到達するまでの時間は前記第一の時間よりも大きい第二の時間であって、前記画像形成装置は、前記ニップ部に仕切り紙を搬送し、前記第一の幅の記録材に連続して前記第二の幅且つ仕切り紙の記録材を搬送する場合、前記ニップ部に前記第一の幅の記録材が到達してから、前記第二の幅且つ仕切り紙の記録材が前記ニップ部に到達するまでの時間は前記第二の時間よりも小さい時間である、ことを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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