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公開番号2024101124
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-29
出願番号2023004869
出願日2023-01-17
発明の名称グロメットおよびワイヤハーネス
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類H02G 3/22 20060101AFI20240722BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】防水性を適正に確保することができるグロメットおよびワイヤハーネスを提供することを目的とする。
【解決手段】グロメット2は、取付パネル100(取付対象)を軸線方向Xに沿って貫通する貫通孔101に嵌合し当該貫通孔101を止水するとともに内部に軸線方向Xに沿って配索材Wが挿通される挿通空間部25が設けられた本体部20と、本体部20の外周面20fに設けられ、貫通孔101の縁部101aに密着して本体部20の外周面20fと貫通孔101との間の環状の空間をシールする外周リップ部20dと、挿通空間部25の内周面25aに設けられ、配索材Wの外周面W1に密着して挿通空間部25の内周面25aと配索材Wとの間の環状の空間をシールし、かつ外周リップ部20dに対して軸線方向Xにずれて位置された内周リップ部20eと、を備えることを特徴とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
取付対象を軸線方向に沿って貫通する貫通孔に嵌合し当該貫通孔を止水するとともに内部に前記軸線方向に沿って配索材が挿通される挿通空間部が設けられた本体部と、
前記本体部の外周面に設けられ、前記貫通孔の縁部に密着して前記本体部の前記外周面と前記貫通孔との間の環状の空間をシールする外周リップ部と、
前記挿通空間部の内周面に設けられ、前記配索材の外周面に密着して前記挿通空間部の前記内周面と前記配索材との間の環状の空間をシールし、かつ前記外周リップ部に対して前記軸線方向にずれて位置された内周リップ部と、
を備えることを特徴とする、グロメット。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記本体部には、前記軸線方向に並んで複数の前記外周リップ部が設けられ、
前記挿通空間部には、前記軸線方向に並んで複数の前記内周リップ部が設けられ、
前記複数の外周リップ部が集合した外周リップ領域と、前記複数の内周リップ部が集合した内周リップ領域と、が互いに前記軸線方向にずれて位置された、
請求項1に記載のグロメット。
【請求項3】
導電性を有する配索材と、
前記配索材に設けられるグロメットと、を備え、
前記グロメットは、
取付対象を軸線方向に沿って貫通する貫通孔に嵌合し当該貫通孔を止水するとともに内部に前記軸線方向に沿って配索材が挿通される挿通空間部が設けられた本体部と、
前記本体部の外周面に設けられ、前記貫通孔の縁部に密着して前記本体部の前記外周面と前記貫通孔との間の環状の空間をシールする外周リップ部と、
前記挿通空間部の内周面に設けられ、前記配索材の外周面に密着して前記挿通空間部の前記内周面と前記配索材との間の環状の空間をシールし、かつ前記外周リップ部に対して前記軸線方向にずれて位置された内周リップ部と、
を備えることを特徴とする、ワイヤハーネス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、グロメットおよびワイヤハーネスに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
車両に搭載される従来のグロメットとして、例えば、特許文献1には、ワイヤハーネスが挿通される車体パネルに形成された貫通孔に取付けられるグロメットが開示されている。このグロメットは、車体パネルの貫通孔に嵌合し当該貫通孔を止水するとともに内部に配索材が挿通される挿通空間部が設けられた本体部と、本体部の外周面に設けられ貫通孔の縁部に密着する外周リップ部と、挿通空間部の内周面に設けられ配索材の外周面に密着する内周リップ部と、を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-211843号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述した従来のグロメットでは、例えば、防水性確保の点で更なる改善の余地がある。
【0005】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、防水性を適正に確保することができるグロメットおよびワイヤハーネスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係るグロメットは、取付対象を軸線方向に沿って貫通する貫通孔に嵌合し当該貫通孔を止水するとともに内部に前記軸線方向に沿って配索材が挿通される挿通空間部が設けられた本体部と、前記本体部の外周面に設けられ、前記貫通孔の縁部に密着して前記本体部の前記外周面と前記貫通孔との間の環状の空間をシールする外周リップ部と、前記挿通空間部の内周面に設けられ、前記配索材の外周面に密着して前記挿通空間部の前記内周面と前記配索材との間の環状の空間をシールし、かつ前記外周リップ部に対して前記軸線方向にずれて位置された内周リップ部と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係るグロメットおよびワイヤハーネスは、貫通孔の縁部と密着する外周リップ部と配索材の外周面と密着する内周リップ部とが互いに軸線方向にずれて配置されている。このため、グロメットおよびワイヤハーネスは、外周リップ部および内周リップ部への圧縮応力を分散させることができ、これにより外周リップ部および内周リップ部が摩耗することを抑制できる。この結果、グロメットおよびワイヤハーネスは、防水性を適正に確保することができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係るグロメットの例示的かつ模式的な斜視図である。
図2は、実施形態に係るグロメットの例示的かつ模式的な断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
【0010】
[実施形態]
図1は、実施形態に係るグロメット2の斜視図であり、図2は、グロメット2の断面図である。図1、図2に示すグロメット2は、車両等に配索されるワイヤハーネスWHに組み込まれるものである。ここで、ワイヤハーネスWHは、例えば、車両に搭載される各機器間の接続のために、複数の配索材Wを束にして集合部品とし、当該複数の配索材Wを各機器に接続するようにしたものである。本実施形態のワイヤハーネスWHは、導電性を有する配索材Wと、配索材Wに設けられるグロメット2と、を備える。なお、ワイヤハーネスWHは、この他、さらに、コルゲートチューブ、樹脂テープ、プロテクタ等の外装部材、電気接続箱、固定具など種々の構成部品を含んで構成されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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