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公開番号
2024100816
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-07-26
出願番号
2024078265,2020036871
出願日
2024-05-13,2020-03-04
発明の名称
固体電解質、二次電池及びキャパシタ
出願人
国立大学法人静岡大学
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
H01B
1/06 20060101AFI20240719BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】イオン伝導性に優れる固体電解質を提供する。
【解決手段】下記一般式(1)で表される分子結晶を含む固体電解質。
[Li
a
X
b
(NCCH
2
CH
2
CN)
c
]
n
・・・(1)
(一般式(1)中、aは、1以上の整数を表し、bは、1以上の整数を表し、cは、1以上の整数を表し、nは、1以上の整数を表す。但し、一般式(1)において、a=bを満たす。Xは、分子結晶におけるLi-Li間の最近接距離が2.00Å以上6.00Å以下であり、N(SO
2
F)
2
-
である。)
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記一般式(1)で表される分子結晶を含む固体電解質。
[Li
a
X
b
(NCCH
2
CH
2
CN)
c
]
n
・・・(1)
(一般式(1)中、aは、1以上の整数を表し、bは、1以上の整数を表し、cは、1以上の整数を表し、nは、1以上の整数を表す。但し、一般式(1)において、a=bを満たす。Xは、分子結晶におけるLi-Li間の最近接距離が2.00Å以上6.00Å以下であり、N(SO
2
F)
2
-
である。)
続きを表示(約 290 文字)
【請求項2】
前記分子結晶にて、前記Li-Li間の最近接距離は、4.00Å以上である請求項1に記載の固体電解質。
【請求項3】
前記分子結晶の含有量は、80質量%~95質量%である請求項1又は請求項2に記載の固体電解質。
【請求項4】
二次電池又はキャパシタの固体電解質として用いられる請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の固体電解質。
【請求項5】
請求項1~請求項4のいずれか1項に記載の固体電解質を備える二次電池。
【請求項6】
請求項1~請求項4のいずれか1項に記載の固体電解質を備えるキャパシタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、固体電解質、二次電池及びキャパシタに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
電池の軽量化、電池構造の簡略化等の点から液体である電解液でなく、固体電解質を二次電池等に適用する試みが近年検討されている。固体電解質の有力候補は、セラミックス、ガラス、ポリマーであるが、その他にも結晶性有機物である分子結晶を含む固体電解質も検討されている。
【0003】
分子結晶を含む固体電解質としては、例えば、少なくとも、(A)窒素、酸素、燐及び硫黄原子の群から選ばれる原子を1~3個含有する電子供与性有機化合物、または(B)窒素、燐及び硫黄原子の群から選ばれる原子を少なくとも1個含有する環状構造を有するアニオン、のいずれか1種と、特定のリチウム塩並びに特定のナトリウム塩のうちの少なくとも一方とを含む結晶を含む、イオン伝導性固体電解質が検討されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許6150424号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載のイオン伝導性固体電解質では、イオン伝導性が充分でなく、改善の余地がある。
【0006】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであり、イオン伝導性に優れる固体電解質、並びにこれを含む二次電池及びキャパシタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するための手段には、以下の態様が含まれる。
<1> 下記一般式(1)で表される分子結晶を含む固体電解質。
[Li
a
X
b
(NCCH
2
CH
2
CN)
c
]
n
・・・(1)
(一般式(1)中、aは、1以上の整数を表し、bは、1以上の整数を表し、cは、1以上の整数を表し、nは、1以上の整数を表す。但し、一般式(1)において、a=bを満たす。Xは、分子結晶におけるLi-Li間の最近接距離が6.00Å以下となる1価のアニオン種を表す。)
<2> 前記分子結晶にて、前記Li-Li間の最近接距離は、4.00Å以上である<1>に記載の固体電解質。
<3> 前記一般式(1)中にて、Xは、それぞれ独立にN(SO
2
F)
2
-
、N(SO
2
CF
3
)
2
-
又はSCN
-
である<1>又は<2>に記載の固体電解質。
<4> [LiN(SO
2
F)
2
(NCCH
2
CH
2
CN)
2
]
n
、[Li
2
{N(SO
2
CF
3
)
2
}
2
(NCCH
2
CH
2
CN)
3
]
n
、及び[Li
2
(SCN)
2
(NCCH
2
CH
2
CN)
3
]
n
からなる群より選択される少なくとも一つの分子結晶を含む固体電解質。
<5> 二次電池又はキャパシタの固体電解質として用いられる<1>~<4>のいずれか1つに記載の固体電解質。
【0008】
<6> <1>~<5>のいずれか1つに記載の固体電解質を備える二次電池。
<7> <1>~<5>のいずれか1つに記載の固体電解質を備えるキャパシタ。
【発明の効果】
【0009】
本発明の一形態によれば、イオン伝導性に優れる固体電解質、並びにこれを含む二次電池及びキャパシタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施例1及び実施例2の固体電解質におけるイオン伝導度の測定結果である。
実施例3の固体電解質におけるイオン伝導度の測定結果である。
実施例3、比較例1及び比較例2の固体電解質におけるイオン伝導度の測定結果である。
比較例3の固体電解質におけるイオン伝導度の測定結果である。
比較例4の固体電解質におけるイオン伝導度の測定結果である。
比較例5の固体電解質におけるイオン伝導度の測定結果である。
実施例1及び実施例2の固体電解質におけるDSCの結果である。
実施例3の固体電解質におけるDSCの結果である。
実施例1の固体電解質の輸率の測定結果を示すグラフである。
実施例2の固体電解質の輸率の測定結果を示すグラフである。
実施例1の固体電解質の電位窓の測定結果である。
実施例2の固体電解質の電位窓の測定結果である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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