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公開番号2024095266
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-10
出願番号2022212426
出願日2022-12-28
発明の名称角速度センサー
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G01C 19/5628 20120101AFI20240703BHJP(測定;試験)
要約【課題】複数のリードの長さを揃えたまま、これらの長さを容易に調整することのできる角速度センサーを提供する。
【解決手段】角速度センサーは、パッケージと、開口を有する基板および開口内に延在する第1~第6リードを備える支持基板と、第1~第6リードに接続された角速度検出素子と、を有する。平面視で、角速度検出素子の重心を通り互いに直交する軸を第1軸および第2軸としたとき、基板は、第1軸の一方側に位置し、第1~第3リードと接続され、開口が矩形の場合と比較して第1~第3リードの長さの違いを減少させる第1調整部と、第1軸の他方側に位置し、第4~第6リードと接続され、開口が矩形の場合と比較して第4~第6の長さの違いを減少させる第2調整部と、第1調整部および第2調整部の間に配置され、開口の第2軸に沿う方向の長さを第1軸に沿う方向の長さよりも大きくする第3調整部と、を有する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
パッケージと、
前記パッケージ内に配置され、開口を有する基板と、前記基板に支持され前記基板の平面視で前記開口内に延在する第1リード、第2リード、第3リード、第4リード、第5リードおよび第6リードと、を備える支持基板と、
前記パッケージ内に前記支持基板と重なって配置され、前記第1リード、前記第2リード、前記第3リード、前記第4リード、前記第5リードおよび前記第6リードに接続されている角速度検出素子と、を有し、
前記平面視で、前記角速度検出素子の重心を通り互いに直交する軸を第1軸および第2軸としたとき、前記基板は、
前記第1軸の一方側に位置し、前記第1リード、前記第2リードおよび前記第3リードと接続され、前記開口が矩形の場合と比較して前記第1リード、前記第2リードおよび前記第3リードの長さの違いを減少させる第1調整部と、
前記第1軸の他方側に位置し、前記第4リード、前記第5リードおよび前記第6リードと接続され、前記開口が矩形の場合と比較して前記第4リード、前記第5リードおよび前記第6リードの長さの違いを減少させる第2調整部と、
前記第1調整部および前記第2調整部の間に配置され、前記開口の前記第2軸に沿う方向の長さを前記第1軸に沿う方向の長さよりも大きくする第3調整部と、を有することを特徴とする角速度センサー。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記平面視で、前記開口は、八角形であり、
前記第1調整部は、前記開口が備える8つの辺のうち、前記第1軸の一方側に位置し前記第1軸に沿う第1辺と、前記第1辺の両側に接続されている第2辺および第3辺と、を備え、
前記第2調整部は、前記開口が備える8つの辺のうち、前記第1軸の他方側に位置し前記第1軸に沿う第4辺と、前記第4辺の両側に接続されている第5辺および第6辺と、を備える請求項1に記載の角速度センサー。
【請求項3】
前記第3調整部は、前記開口が備える8つの辺のうち、前記第2辺と前記第5辺とを接続する第7辺と、前記第3辺と前記第6辺とを接続する第8辺と、を備える請求項2に記載の角速度センサー。
【請求項4】
前記第1リードは、前記第1辺から垂直に延出し、
前記第2リードは、前記第2辺から垂直に延出し、
前記第3リードは、前記第3辺から垂直に延出し、
前記第4リードは、前記第4辺から垂直に延出し、
前記第5リードは、前記第5辺から垂直に延出し、
前記第6リードは、前記第6辺から垂直に延出する請求項2に記載の角速度センサー。
【請求項5】
前記第1リード、前記第2リード、前記第3リード、前記第4リード、前記第5リードおよび前記第6リードは、前記基板の前記角速度検出素子側の主面に支持されている請求項1に記載の角速度センサー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、角速度センサーに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載された角速度センサーは、パッケージと、パッケージ内に配置されたジャイロ振動片および支持基板と、を有する。また、ジャイロ振動片は、支持基板を介してパッケージに支持されている。また、支持基板は、先端部がジャイロ振動片に接続された6本のリードと、各リードの基端部を支持する基材と、を有する。また、6本のリードは、平面視で、ジャイロ振動片の基部から放射状に、そして、ジャイロ振動片の重心に対して点対称に延びている。これにより、各リードの長さが揃い、ジャイロ振動片がバランスよく支持される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-024741号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、このような特許文献1の角度センサーでは、ジャイロ振動片の重心を中心とする仮想の円周上にジャイロ振動片と各リードとを接続する電極バンプを配置し、そこから各リードを延出させることを前提としている。そのため、リードの設計自由度が低く、リードとジャイロ素子とが共振するおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の角速度センサーは、パッケージと、
前記パッケージ内に配置され、開口を有する基板と、前記基板に支持され前記基板の平面視で前記開口内に延在する第1リード、第2リード、第3リード、第4リード、第5リードおよび第6リードと、を備える支持基板と、
前記パッケージ内に前記支持基板と重なって配置され、前記第1リード、前記第2リード、前記第3リード、前記第4リード、前記第5リードおよび前記第6リードに接続されている角速度検出素子と、を有し、
前記平面視で、前記角速度検出素子の重心を通り互いに直交する軸を第1軸および第2軸としたとき、前記基板は、
前記第1軸の一方側に位置し、前記第1リード、前記第2リードおよび前記第3リードと接続され、前記開口が矩形の場合と比較して前記第1リード、前記第2リードおよび前記第3リードの長さの違いを減少させる第1調整部と、
前記第1軸の他方側に位置し、前記第4リード、前記第5リードおよび前記第6リードと接続され、前記開口が矩形の場合と比較して前記第4リード、前記第5リードおよび前記第6リードの長さの違いを減少させる第2調整部と、
前記第1調整部および前記第2調整部の間に配置され、前記開口の前記第2軸に沿う方向の長さを前記第1軸に沿う方向の長さよりも大きくする第3調整部と、を有する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
第1実施形態に係る角速度センサーを示す断面図である。
角速度検出素子を示す上面図である。
角速度検出素子の駆動振動モードを示す概略図である。
角速度検出素子の検出振動モードを示す概略図である。
支持基板の上面図である。
支持基板の上面図である。
支持基板の上面図である。
第2実施形態に係る角速度センサーを示す断面図である。
第3実施形態に係る支持基板の上面図である。
第4実施形態に係る支持基板の上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明の角速度センサーを添付図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。なお、説明の便宜上、各図には、互いに直交する3軸をX軸、Y軸およびZ軸として図示している。そして、X軸に沿う方向を「X軸方向」とも言い、Y軸に沿う方向を「Y軸方向」とも言い、Z軸に沿う方向を「Z軸方向」とも言う。また、Z軸が鉛直方向に沿っており、矢印側を「上」、反対側を「下」とも言う。
【0008】
図1は、第1実施形態に係る角速度センサーを示す断面図である。図2は、角速度検出素子を示す上面図である。図3は、角速度検出素子の駆動振動モードを示す概略図である。図4は、角速度検出素子の検出振動モードを示す概略図である。図5ないし図7は、それぞれ、支持基板の上面図である。
【0009】
図1に示す角速度センサー1は、Z軸まわりの角速度ωzを検出するセンサーであって、角速度ωzが印加される角速度検出素子3と、支持基板4と、回路素子5と、これらを収容するパッケージ2と、を有する。
【0010】
[パッケージ]
図1に示すように、パッケージ2は、上面に開口する凹部211を有するキャビティ状のベース21と、ベース21の上面に接合され、凹部211の開口を塞ぐ板状のリッド22と、を有する。パッケージ2は、内部空間Sを有し、この内部空間Sに角速度検出素子3、支持基板4および回路素子5がZ軸方向に重なるようにして収容されている。内部空間Sは、気密封止され、減圧状態、好ましくはより真空に近い状態となっている。これにより、粘性抵抗が減り、角速度検出素子3を効率的に駆動することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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