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公開番号2024093860
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-09
出願番号2022210474
出願日2022-12-27
発明の名称蓄電システム及び発電システム
出願人個人
代理人個人
主分類F03B 13/18 20060101AFI20240702BHJP(液体用機械または機関;風力原動機,ばね原動機,重力原動機;他類に属さない機械動力または反動推進力を発生するもの)
要約【課題】
建設及び運用における環境負荷が小さい蓄電システムを提供する。
【解決手段】
海面Bが海底Aを基準に上下することを利用する、蓄電システムX1であって、海面Bに浮いて配置される浮体1と、海底Aに設置される基準部2と、浮体1に設けられる蓄電ユニット3と、を備え、蓄電ユニット3は、ブロック31と、変換ユニット32と、を有し、変換ユニット32は、基準部2に対して上下して生じる力学的仕事でブロック31を上昇させる蓄電モードM1で駆動可能である、蓄電システムX1を提供する。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
水面が水底を基準に上下することを利用する、蓄電システムであって、
前記水面に浮いて配置される浮体と、前記水底に設置される基準部と、前記浮体に設けられる蓄電ユニットと、を備え、
前記蓄電ユニットは、ブロックと、変換ユニットと、を有し、
前記変換ユニットは、前記基準部に対して上下して生じる力学的仕事で前記ブロックを上昇させる蓄電モードで駆動可能である、蓄電システム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記基準部は、ラックギアを有し、
前記変換ユニットは、前記ラックギアに噛み合わされるピニオンギアを含む、請求項1に記載の蓄電システム。
【請求項3】
前記変換ユニットは、前記浮体に固定されるプーリと、前記プーリを経由して前記ブロックを吊り下げるワイヤーと、前記ワイヤーが巻かれるリールと、をさらに含むとともに、前記ピニオンギアが回転することで前記リールが回転するように構成されている、請求項2に記載の蓄電システム。
【請求項4】
前記浮体は、前記蓄電ユニットを収容する蓄電室を有する、請求項3に記載の蓄電システム。
【請求項5】
前記浮体は、少なくとも一つの前記ブロックを囲うようにして設置されるガイドレールを有する、請求項3に記載の蓄電システム。
【請求項6】
前記リールは、前記ブロックが上昇するような向きに回転を制限するラチェットが搭載されるとともに、前記ラチェットを解除可能に構成される、請求項3に記載の蓄電システム。
【請求項7】
前記ブロックは、複数あり、
前記リールは、各々の前記ブロックに対応するようにして複数あり、
前記蓄電モードは、少なくとも一部の各々の前記ブロックに対応するようにして複数ある、請求項3に記載の蓄電システム。
【請求項8】
前記変換ユニットは、複数の前記蓄電モードを切り替える切替部をさらに有し、
前記切替部は、前記蓄電モードにおいて、前記ピニオンギアの回転を前記リールの回転に伝達可能に構成される、請求項7に記載の蓄電システム。
【請求項9】
複数の前記ブロックは、第一ブロックと、第二ブロックと、を含むように分類され、
前記変換ユニットは、前記第一ブロックを下降させて生じる力学的仕事で前記第二ブロックを上昇させる重心調整モードで駆動可能である、請求項7に記載の蓄電システム。
【請求項10】
前記変換ユニットは、前記蓄電モード及び前記重心調整モードを切り替える切替部をさらに有し、
前記切替部は、前記蓄電モードにおいて、前記ピニオンギアの回転を前記リールの回転に伝達可能に構成されるとともに、前記重心調整モードにおいて、前記第一ブロックに対応する前記リールの回転を前記第二ブロックに対応する前記リールの回転に伝達可能に構成される、請求項9に記載の蓄電システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水面の上下を利用した蓄電システム及び発電システムに関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
エネルギー問題及び環境問題の深刻化により、再生可能エネルギーへの技術的関心が世界的に高まっている。
しかし、再生可能エネルギーのうち、潮汐をエネルギー源とするものは、技術開発及び実用化の両面において発展の途上にあるといえる。
【0003】
潮汐を利用した発電において、従来のもの(例えば、特許文献1)は、海水の取水及び放水が可能な堰止機構を備える湾構造を採用している。
このようなシステムでは、満潮時に海水を取水し、干潮時に海水を放水して水力発電を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-013069号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、このようなシステムでは、建設が大規模になるにもかかわらず、それに対する発電効率が高いとはいえない。すなわち、環境負荷が大きいものとなっている。
【0006】
本発明は、上記の事情に鑑み、建設及び運用における環境負荷が小さい蓄電システムを提供することを課題とし、これを解決しようとするものである。
また、本発明は、建設及び運用における環境負荷が小さい発電システムを提供することを発展的課題とし、これを解決しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一つは、水面が水底を基準に上下することを利用する、蓄電システムであって、上記課題を解決するために、
水面に浮いて配置される浮体と、水底に設置される基準部と、浮体に設けられる蓄電ユニットと、を備え、
蓄電ユニットは、ブロックと、変換ユニットと、を有し、
変換ユニットは、基準部に対して上下して生じる力学的仕事でブロックを上昇させる蓄電モードで駆動可能である。
【0008】
このような蓄電システムは、上記の構成によって、変換ユニットが基準部に対して上下して生じる力学的仕事でブロックを上昇させることで、ブロックの位置エネルギーとして蓄電することができる。
また、メガフロートの例のように、浮体の設置に伴う環境負荷は小さいため、このような蓄電システムの建設及び運用における環境負荷も小さくなっている。
【0009】
この本発明の好ましい形態では、
基準部は、ラックギアを有し、
変換ユニットは、ラックギアに噛み合わされるピニオンギアを含む。
【0010】
このような蓄電システムは、上記の構成によって、変換ユニットが基準部に対して上下して生じる力学的仕事で、ピニオンギアを回転させることで、ブロックを上昇させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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