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公開番号2024085119
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-26
出願番号2022199473
出願日2022-12-14
発明の名称車載システム
出願人株式会社デンソー
代理人名古屋国際弁理士法人
主分類G01S 5/14 20060101AFI20240619BHJP(測定;試験)
要約【課題】車載システムの消費電力を抑制する。
【解決手段】車載システム4は、通信制御装置5と、少なくとも1つモニタ装置6a~6dとを備え、通信制御装置は携帯機との間で無線通信を行う。モニタ装置は、通信制御装置と通信を行う。通信制御装置は、メインアンテナ51を備え、それぞれのモニタ装置は、サブアンテナ61a~61dを備える。サブアンテナは、メインアンテナとは異なるアンテナである。モニタ制御部63a~63dは、サブアンテナを介して受信した携帯機を送信元とする電波の強度を示す情報を含む通信情報を、車載制御部53に出力する。モニタ制御部は、モニタ装置をスリープ状態に遷移させるスリープ実行タイミングを決定し、決定したスリープ実行タイミングにモニタ装置をスリープ状態に遷移させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載された車載システム(4)であって、
携帯機との間で無線通信を行うように構成された第1の車載デバイス(5)と、前記第1の車載デバイスと通信を行うように構成された少なくとも1つの第2の車載デバイス(6a~6d)とを備え、
前記第1の車載デバイスは、
電波を送受信する第1のアンテナ(51)と、
前記第1のアンテナを用いて無線通信を行うように構成された第1の車載機通信部(52)と、
前記第1の車載機通信部を介して前記携帯機との間でデータの送受信を行い、且つ、それぞれの前記第2の車載デバイスから出力された通信情報に基づいて前記携帯機の位置を検出するように構成された第1の車載機側制御部(53)と、
を備え、
それぞれの前記第2の車載デバイスは、
前記第1のアンテナとは異なる第2のアンテナ(61a~61d)と、
前記第2のアンテナを用いて無線通信を行うように構成された第2の車載機通信部(62a~62d)と、
第2の車載機側制御部(63a~63d)と、
を備え、
前記第2の車載機側制御部は、
前記通信情報であって前記第2のアンテナを介して受信した前記携帯機を送信元とする電波の強度を示す情報を含む前記通信情報を、前記第1の車載機側制御部に出力するように構成された情報出力部(S260)と、
前記第2の車載デバイスを指定機能が実行可能なウェイクアップ状態から前記指定機能が停止されたスリープ状態に遷移させるスリープ実行タイミングを決定し、決定した前記スリープ実行タイミングに前記第2の車載デバイスをスリープ状態に遷移させるように構成された遷移部(S255)と、
を備える、車載システム。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車載システムであって、
前記遷移部は、前記第2のアンテナを介して受信した前記携帯機を送信元とする通信フレームに含まれる情報に基づいて、前記スリープ実行タイミングを決定する、車載システム。
【請求項3】
請求項2に記載の車載システムであって、
前記遷移部は、前記第2のアンテナを介して受信した携帯機を送信元とする通信フレームのヘッダに含まれる情報に基づいて、前記スリープ実行タイミングを決定する、車載システム。
【請求項4】
請求項2又は請求項3に記載の車載システムであって、
前記遷移部は、前記通信フレームに含まれる情報であって前記通信フレームのデータ量を示すためのデータ量情報を取得し、前記データ量情報に基づいて前記通信フレームの受信に要する受信必要時間を算出し、前記受信必要時間が経過した時点を前記スリープ実行タイミングとして決定する、車載システム。
【請求項5】
請求項4に記載の車載システムであって、
前記遷移部は、供給停止指示に従って前記指定機能を有する装置への電力の供給を少なくとも停止させる指定機能電力切替装置(65a~65d)に予め設定された指示時間の経過後に前記供給停止指示を出力するように構成されたタイマ装置(66a~66d)に対して前記指示時間を前記受信必要時間に設定し、前記タイマ装置に前記受信必要時間が経過した時点で前記指定機能電力切替装置に前記供給停止指示を出力させる、車載システム。
【請求項6】
請求項1に記載の車載システムであって、
前記指定機能は、前記第1の車載デバイスと前記携帯機との通信を傍受するスニッフィングを実行するための機能である
車載システム。
【請求項7】
請求項6に記載の車載システムであって、
前記指定機能は、前記第2の車載機通信部が有する機能である、車載システム。
【請求項8】
請求項1に記載の車載システムであって、
前記携帯機と前記第1の車載デバイスとの間の無線通信は、Bluetooth Low Energy(Bluetoothは登録商標)規格に従った無線通信であり、通信フレームはBluetooth Low Energy規格に従ったBLE通信フレームであり、
前記第2の車載機側制御部は、
受信した前記BLE通信フレームのヘッダに含まれる情報であってNESN及びSNを示す情報を取得し、NESN≠SNである場合に、前記受信したBLE通信フレームが前記携帯機を送信元とする前記BLE通信フレームであると判定するように構成された送信元判定部(S245)
を更に備える、車載システム。
【請求項9】
請求項1に記載の車載システムであって、
前記携帯機と前記第1の車載デバイスとの間の無線通信は、Bluetooth Low Energy(Bluetoothは登録商標)規格に従った無線通信であり、通信フレームはBluetooth Low Energy規格に従ったBLE通信フレームであり、
前記第2の車載機側制御部は、
受信した前記BLE通信フレームのヘッダに含まれる情報であってNESN及びSNを示す情報を取得し、NESN≠SNである場合に、前記受信したBLE通信フレームが前記携帯機を送信元とする前記BLE通信フレームであると判定するように構成された送信元判定部(S245)
を更に備え、
前記遷移部は、前記第1の車載機側制御部に前記通信情報が出力された時点を前記スリープ実行タイミングとして決定する、車載システム。
【請求項10】
請求項1に記載の車載システムであって、
前記第1の車載機側制御部は、前記携帯機の位置に基づいて、前記車両の施錠及び開錠、又は、エンジンの始動及び停止を行うように構成される、車載システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両において、携帯機との間で無線通信を行う技術に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
車両において、ユーザによって携帯される携帯機との間で無線通信を行う技術が知られている。例えば、下記特許文献1には、車載機が、携帯機からの電波のRSSIを用いて携帯機の位置を検出し、携帯機に対応付けられた車両から所定範囲内に携帯機が位置する場合に、ドアロックの実行及び解除等を行うという技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許6711413号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の特許文献1の車載機は、携帯機と無線通信を行うメインアンテナ以外に複数のサブアンテナを備え、メインアンテナに接続された無線通信装置(以下、メイン通信装置)が、複数のサブアンテナで受信された電波のRSSIに基づいて、携帯機の位置を特定する。上述の車載機は、複数のサブアンテナ毎に設けられた複数の無線通信装置(以下、サブ通信装置)を更に備える。このため、上述の車載機おいて、メイン通信装置の他にも、複数のサブ通信装置が常時作動していると、消費電力が相対的に大きくなるという課題が見出された。
【0005】
消費電力を低減するために、メイン通信装置が、全てのサブアンテナについてのRSSIを取得した後に、全てのサブ通信装置を一斉にスリープ状態に遷移させることが考えらえる。しかしながら、この場合、例えば、メイン通信装置が、全てのサブ通信装置と通信を行い、スリープ状態に遷移させるタイミングを決定し、このタイミングで全てのサブ通信装置をスリープ状態に遷移させる指示を出力する、等といった処理を行う必要がある。また、メイン通信装置とサブ通信装置それぞれとの間での通信のための時間も必要とされる。このため、一斉にスリープ状態に遷移させる指示が出力されるまでに時間を要するおそれがあった。つまり、十分に消費電力が低減されないおそれがあった。
【0006】
本開示の1つの局面は、車両に搭載されるシステムであって携帯機との間で無線通信を行うシステムにおいて、消費電力を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様は、車両に搭載された車載システム(4)であって、第1の車載デバイス(5)と、少なくとも1つの第2の車載デバイス(6a~6d)とを備える。第1の車載デバイスは、携帯機との間で無線通信を行うように構成される。第2の車載デバイスは、第1の車載デバイスと通信を行うように構成される。第1の車載デバイスは、第1のアンテナ(51)と、第1の車載機通信部(52)と、第1の車載機側制御部(53)と、を備える。
【0008】
第1のアンテナは、電波を送受信する。第1の車載機通信部は、第1のアンテナを用いて無線通信を行うように構成される。第1の車載機側制御部は、第1の車載機通信部を介して携帯機との間でデータの送受信を行い、且つ、それぞれの第2の車載デバイスから通信線を介して出力された通信情報に基づいて携帯機の位置を検出する。
【0009】
それぞれの第2の車載デバイスは、第2のアンテナ(61a~61d)と、第2の車載機通信部(62a~62d)と、第2の車載機側制御部(63a~63d)と、を備える。第2のアンテナは、第1のアンテナとは異なる。第2の車載機通信部は、第2のアンテナを用いて無線通信を行うように構成される。第2の車載機側制御部は、情報出力部(S260)と、遷移部(S255)と、を備える。
【0010】
情報出力部は、通信情報であって第2のアンテナを介して受信した携帯機を送信元とする電波の強度を示す情報を含む通信情報を、第1の車載機側制御部に出力するように構成される。遷移部は、第2の車載デバイスを指定機能が実行可能なウェイクアップ状態から指定機能が停止されたスリープ状態に遷移させるスリープ実行タイミングを決定するように構成される。また、遷移部は、決定したスリープ実行タイミングに第2の車載デバイスをスリープ状態に遷移させるように構成される。
(【0011】以降は省略されています)

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