TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024085651
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2022200290
出願日2022-12-15
発明の名称車両用空調装置
出願人株式会社デンソー
代理人弁理士法人かいせい特許事務所
主分類B60H 1/22 20060101AFI20240620BHJP(車両一般)
要約【課題】排熱回収専用の熱交換器を設けることなく、車室外へ排出される空気から熱を回収可能にした車両用空調装置を提供することを目的とする。
【解決手段】車両用空調装置1は、室内側ケーシング21と、室内熱交換器13と、室外熱交換器15と、室外側ケーシング41と、内外気切替部23と、導入空気切替部45と、制御装置60と、を有する。室外側ケーシング41は、外気送風路43と、排出空気送風路49を有する。外気送風路43は、室外熱交換器15に送風される空気として、室外から導入された外気が流通する。排出空気送風路49は、外気送風路43と異なる経路にて室外熱交換器に送風される空気として、排出空気が流通可能に構成されている。制御装置60は、内外気切替部23及び導入空気切替部45を制御することで、内外気切替部23が外気導入モードである場合に、導入空気切替部45を排出空気導入状態に切り替える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車室内に配置され、空気通路を形成する空調ケース(21)と、
前記空調ケースの内部において、冷凍サイクルの冷媒と前記空気通路を流れる空気とを熱交換させる室内熱交換器(13)と、
室外(O)において、前記冷媒と空気とを熱交換させる室外熱交換器(15)と、
前記室外熱交換器に送風される空気として、室外から導入された外気が流通する第1送風路(43)と、前記第1送風路と異なる経路にて前記室外熱交換器に送風される空気として、車両から排出され排熱を有する排出空気が流通可能に構成された第2送風路(49)と、を有する送風路形成部(41)と、
前記空気通路に対して前記車室内の内気を導入する内気導入モードと、前記空気通路に対して前記外気を導入すると共に前記車室内から内気を排出する外気導入モードと、を切り替える内外気切替部(23)と、
前記第2送風路に対して前記排出空気が導入される排出空気導入状態と、前記第2送風路に対して前記外気が導入される外気導入状態と、を切り替える送風切替部(45)と、
前記内外気切替部及び前記送風切替部の作動を制御する制御部(60)と、を有し、
前記制御部は、前記内外気切替部が前記外気導入モードである場合に、前記送風切替部を前記排出空気導入状態に切り替える車両用空調装置。
続きを表示(約 950 文字)【請求項2】
前記第2送風路は、前記室外熱交換器のうち、前記室外熱交換器の内部における前記冷媒の流れの上流側の部位(Ab)に対して空気を送風する請求項1に記載の車両用空調装置。
【請求項3】
前記第2送風路は、前記室外熱交換器のうち、前記室外熱交換器の内部における前記冷媒の流れの下流側の部位(Ab)に対して空気を送風する請求項1に記載の車両用空調装置。
【請求項4】
前記第2送風路は、前記室外熱交換器のうち、重力方向下方側の部位(Ab)に対して空気を送風する請求項1に記載の車両用空調装置。
【請求項5】
前記室外熱交換器を通過する前記外気の流れを生成する室外側送風機(51)を有し、
前記室外側送風機は、前記外気の流れに関して前記送風切替部よりも上流側に配置されている請求項1に記載の車両用空調装置。
【請求項6】
前記室外熱交換器を通過する空気の流れを生成する室外側送風機(51)を有し、
前記室外側送風機は、前記第2送風路における空気の流れに関して下流側端部よりも下流に配置されている請求項1に記載の車両用空調装置。
【請求項7】
前記排出空気は、前記車室内から排出された内気である請求項1に記載の車両用空調装置。
【請求項8】
前記第2送風路を介さずに前記車室内から前記内気を排出可能な内気排出部(30)と、
前記外気の温度と前記内気の温度との比較結果に基づいて、前記第2送風路を介して前記車室内から前記内気を排出する状態と、前記内気排出部を介して前記車室内から前記内気を排出する状態とを切り替える内気排出切替部(60f)と、を有する請求項7に記載の車両用空調装置。
【請求項9】
前記排出空気は、前記車両に搭載された車載機器の排熱を含む空気である請求項1に記載の車両用空調装置。
【請求項10】
前記送風切替部(45)は、前記第1送風路と前記第2送風路とを連通する連通部(47)と、前記連通部における開口面積を調整可能な切替ドア(48)と、を有している請求項1に記載の車両用空調装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、冷凍サイクルを用いた車両用空調装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、冷凍サイクルを用いた車両用空調装置において、外気導入モードの際に車室から車室外へ排出される空気から熱を回収して省動力を図る技術として、特許文献1に記載された技術が知られている。
【0003】
特許文献1の車両用空調装置では、冷凍サイクルに排熱回収用の熱交換器を、車室から車室外へ排出される空気が流れる排気通路に追加することにより、排出空気に含まれる熱を回収している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平05-155245号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
排熱回収用の熱交換器としては、全熱交換器や顕熱交換器が考えられる。しかしながら、特許文献1に記載された技術では、冷凍サイクルに排熱回収用の熱交換器を追加することによる部品点数の増加、搭載スペースの増加、および搭載重量の増加等を招いてしまう。
【0006】
本開示は、上記点に鑑みて、排熱回収専用の熱交換器を設けることなく、車室外へ排出される空気から熱を回収可能にした車両用空調装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本開示の一態様に係る車両用空調装置は、空調ケース(21)と、室内熱交換器(13)と、室外熱交換器(15)と、送風路形成部(41)と、内外気切替部(23)と、送風切替部(45)と、制御部(60)と、を有する。
【0008】
空調ケースは車室内に配置され、空気通路を形成する。室内熱交換器は、空調ケースの内部において、冷凍サイクルの冷媒と空気通路を流れる空気とを熱交換させる。室外熱交換器は、室外(O)において、冷媒と空気とを熱交換させる。送風路形成部は、第1送風路(43)と、第2送風路(49)と、を有する。第1送風路は、室外熱交換器に送風される空気として、室外から導入された外気が流通する。第2送風路は、第1送風路と異なる経路にて室外熱交換器に送風される空気として、車両から排出され排熱を有する排出空気が流通可能に構成されている。
【0009】
内外気切替部は、空気通路に対して車室内の内気を導入する内気導入モードと、空気通路に対して外気を導入すると共に車室内から内気を排出する外気導入モードと、を切り替える。送風切替部は、第2送風路に対して排出空気が導入される排出空気導入状態と、第2送風路に対して外気が導入される外気導入状態と、を切り替える。制御部は、内外気切替部及び送風切替部の作動を制御する。そして、制御部は、内外気切替部が外気導入モードである場合に、送風切替部を排出空気導入状態に切り替える。
【0010】
これにより、車両用空調装置によれば、外気導入モードにより、空気通路に対して外気を導入すると共に車室内から内気を排出する場合において、排出空気導入状態となるように、送風切替部が切り替えられる。この為、外気導入モードに際して、送風切替部によって、排熱を有する排出空気が室外熱交換器を通過することになる為、排出空気に含まれる排熱を熱源として利用した車室内の空調を実現することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
設置部材
1か月前
個人
骨組み型熱交換器
2か月前
個人
自動車暴走抑制装置
2か月前
個人
車内雨傘載置収納具
1か月前
日本精機株式会社
表示装置
1か月前
個人
荷台雨除け装置
6日前
井関農機株式会社
作業車両
2か月前
個人
キャンピングトレーラー
21日前
株式会社タイヨー産業
補助枕
1か月前
東レ株式会社
フロントグリル
2か月前
個人
全自動解除式シートベルト
11日前
株式会社豊田自動織機
電動車両
12日前
日本精機株式会社
表示システム
1か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
1か月前
株式会社SUBARU
車両
2か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
3か月前
株式会社SUBARU
車両
2か月前
井関農機株式会社
作業車両
26日前
トヨタ自動車株式会社
車両
3か月前
井関農機株式会社
作業車両
3か月前
井関農機株式会社
作業車両
3か月前
株式会社SUBARU
車両
2か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
1か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
1か月前
オクト産業株式会社
自動車
3か月前
井関農機株式会社
作業車両
今日
個人
視認ペダル操作システム
18日前
株式会社コーワ
フィルター清掃装置
18日前
株式会社コーワ
フィルター清掃装置
4日前
新明和工業株式会社
荷箱の天蓋装置
2か月前
個人
テーブル付きハンドルガード具
7日前
株式会社クボタ
作業車
1か月前
株式会社クボタ
作業車
1か月前
カヤバ株式会社
シリンダ装置
2か月前
株式会社ニフコ
カップホルダ
1か月前
新明和工業株式会社
作業車両
3か月前
続きを見る