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公開番号2024084787
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-25
出願番号2024059136,2023051987
出願日2024-04-01,2014-11-14
発明の名称ジョブ処理装置、ジョブ処理装置の制御方法、コンピュータプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類H04N 1/00 20060101AFI20240618BHJP(電気通信技術)
要約【課題】ユーザが個別に自身のジョブのジョブ情報を印刷してしまっても、該印刷したジョブ情報が「自動の通信管理レポート機能」による印刷の対象となるようにするジョブ処理装置及びその制御方法を提供する。
【解決手段】方法は、Myジョブ履歴機能が有効な状態におけるジョブ処理装置に一般ユーザがログインした状態において、ログイン中のユーザが実行指示した送信ジョブのジョブ履歴のみを一部の領域に表示させるための機能が有効となるよう設定されていることに従い、管理される現在ログイン中のユーザが実行指示した送信ジョブのジョブ履歴のみを一部の領域に表示し、一部の領域とは別の領域に、ジョブ履歴に関するジョブ情報を印刷するためのオブジェクトをさらに表示し、印刷するためのオブジェクトに対する操作による印刷とは別に、管理されるジョブ履歴に関するジョブ情報を含むレポートを指定条件に基づき自動で印刷する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
印刷手段と読取手段とを備え、該読取手段を用いて原稿から読み取った画像データを指定宛先に送信するための送信ジョブを実行し、実行された送信ジョブのジョブ履歴に関するジョブ情報を管理する機能を有するジョブ処理装置であって、
前記ジョブ処理装置で管理されるジョブ履歴を、前記ジョブ処理装置が備える操作部の表示領域内の一部の領域に表示する表示手段を有し、
前記ジョブ処理装置で管理されるジョブ履歴の中で、前記ジョブ処理装置に現在ログイン中のユーザが実行指示した送信ジョブのジョブ履歴のみを前記一部の領域に表示させるための機能が有効となるよう前記ジョブ処理装置が設定されていることに従い、前記表示手段により、前記ジョブ処理装置で管理される現在ログイン中のユーザが実行指示した送信ジョブのジョブ履歴のみを前記一部の領域に表示でき、
前記表示手段は、前記一部の領域とは別の領域に、前記ジョブ履歴に関するジョブ情報を印刷するためのオブジェクトをさらに表示することができ、
前記印刷するためのオブジェクトに対する操作による印刷とは別に、前記ジョブ処理装置で管理されるジョブ履歴に関するジョブ情報を含むレポートを前記印刷手段により指定条件に基づき自動で印刷することができる
ことを特徴とするジョブ処理装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記印刷するためのオブジェクトが操作されたことに従って、少なくともジョブ履歴に関するジョブ情報が前記印刷手段により印刷されることを特徴とする請求項1に記載のジョブ処理装置。
【請求項3】
前記表示手段は、前記一部の領域とは別の領域に、指示オブジェクトを表示することができ、
前記一部の領域で前記ジョブ処理装置に現在ログイン中のユーザが実行指示した送信ジョブのジョブ履歴のみが表示されている際に前記指示オブジェクトに対するユーザ操作に応じて、該現在ログイン中のユーザと該現在ログイン中のユーザ以外のユーザとが実行指示した送信ジョブのジョブ履歴が、前記表示手段により前記一部の領域に表示されることを特徴とする請求項1または2に記載のジョブ処理装置。
【請求項4】
前記ジョブ履歴が前記一部の領域で表示されている前記操作部の表示領域には、さらに、ログイン中のユーザを識別する識別情報が表示されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のジョブ処理装置。
【請求項5】
前記ジョブ履歴は、送信ジョブの実行によって送信されたデータの宛先、送信ジョブの送信プロトコル、送信ジョブの実行結果、送信ジョブが実行された時刻、および送信ジョブの実行を指示したユーザのユーザ名の少なくとも1つを示す情報を含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のジョブ処理装置。
【請求項6】
前記ジョブ履歴は、電子メールを送信するジョブの履歴であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のジョブ処理装置。
【請求項7】
印刷手段と読取手段とを備え、該読取手段を用いて原稿から読み取った画像データを指定宛先に送信するための送信ジョブを実行し、実行された送信ジョブのジョブ履歴に関するジョブ情報を管理する機能を有するジョブ処理装置の制御方法であって、
前記ジョブ処理装置で管理されるジョブ履歴を、前記ジョブ処理装置が備える操作部の表示領域内の一部の領域に表示する表示工程を有し、
前記ジョブ処理装置で管理されるジョブ履歴の中で、前記ジョブ処理装置に現在ログイン中のユーザが実行指示した送信ジョブのジョブ履歴のみを前記一部の領域に表示させるための機能が有効となるよう前記ジョブ処理装置が設定されていることに従い、前記表示工程により、前記ジョブ処理装置で管理される現在ログイン中のユーザが実行指示した送信ジョブのジョブ履歴のみを前記一部の領域に表示でき、
前記表示工程では、前記一部の領域とは別の領域に、前記ジョブ履歴に関するジョブ情報を印刷するためのオブジェクトをさらに表示することができ、
前記印刷するためのオブジェクトに対する操作による印刷とは別に、前記ジョブ処理装置で管理されるジョブ履歴に関するジョブ情報を含むレポートを前記印刷手段により指定条件に基づき自動で印刷することができる
ことを特徴とするジョブ処理装置の制御方法。
【請求項8】
前記印刷するためのオブジェクトが操作されたことに従って、少なくともジョブ履歴に関するジョブ情報が前記印刷手段により印刷されることを特徴とする請求項7に記載のジョブ処理装置の制御方法。
【請求項9】
前記表示工程では、前記一部の領域とは別の領域に、指示オブジェクトを表示することができ、
前記一部の領域で前記ジョブ処理装置に現在ログイン中のユーザが実行指示した送信ジョブのジョブ履歴のみが表示されている際に前記指示オブジェクトに対するユーザ操作に応じて、該現在ログイン中のユーザと該現在ログイン中のユーザ以外のユーザとが実行指示した送信ジョブのジョブ履歴が、前記表示工程で前記一部の領域に表示されることを特徴とする請求項7または8に記載のジョブ処理装置の制御方法。
【請求項10】
前記ジョブ履歴が前記一部の領域で表示されている前記操作部の表示領域には、さらに、ログイン中のユーザを識別する識別情報が表示されることを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1項に記載のジョブ処理装置の制御方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、処理したジョブに係るジョブ情報の管理技術に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、スキャナ機能やプリンタ機能を搭載したコピーサービス、メールやFAXの送受信サービス、そしてネットワークプリントサービスなどを備えた複合機(MFP:Multi Function Peripheral)が知られている。このようなMFPは、実施した送受信やプリントの結果をジョブ履歴として機器内に残し、そのジョブ履歴を紙にプリントするレポート機能(通信管理レポート機能)を備えている。特に、送受信サービスのジョブ履歴を通信管理レポート機能を用いてレポートプリントしたものを、通信管理レポートと呼ぶ。通信管理レポートには、ジョブの実行日時、送受信結果、送信先のアドレスなどの機密情報が印字される。一般的に、通信管理レポートは、特許文献1、2で示すように、「自動の通信管理レポート機能」でプリント可能である。
【0003】
「自動の通信管理レポート機能」とは、レポートプリントしていないジョブ履歴が一定件数溜まると自動で通信管理レポートをトレイに排紙する機能である。例えば、予め定められたジョブ履歴数(例えば100件)分の通信管理レポート未出力のジョブ履歴が溜まっているかの判断をする。そして、溜まっていた場合には、その未出力のジョブ履歴を通信管理レポート機能を用いてレポートプリントしてトレイに排紙する。
【0004】
MFPを利用するユーザは一般者と管理者とに大きく分かれるが、「自動の通信管理レポート機能」は管理者向けの機能で、管理者が本機能を有効にするかを判断する。管理者はトレイに通信管理レポートが排紙されているかをチェックし、回収した通信管理レポートをファイリングして管理する。通信管理レポートは時系列に連続して一定件数毎に区切って出力される。そのため管理者は、ジョブ履歴を整理して、通信エラーの発生、ジョブの消滅等の把握管理することができる。
【0005】
また、Myジョブ歴機能は、特許文献3で示すように、ログインユーザのユーザ名と一致したジョブ履歴のみをピックアップしてそれを表示する機能である。他のログインユーザの実行したジョブ履歴を非表示にすることにより、ログインユーザのジョブ履歴だけに集中して確認することができる。また、ジョブ履歴は先述したように機密情報が含まれているので、ログインユーザが他のログインユーザが実行したジョブの実行日時、送受信結果、送信先のアドレスを把握できないようにする運用に適している。
【0006】
Myジョブ履歴機能は一般者向けの機能であるので、ログインユーザが管理者の場合、Myジョブ履歴機能が有効でも全てのログインユーザのジョブ履歴を表示する。なぜなら、ユーザが実行したジョブに抜けがないか、NG終了したジョブはないか、いつジョブが終了したのか等の確認作業を全てのジョブ履歴を対象に実施する場合があるからである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2010-130509号公報
特開2003-78678号公報
特開2010-20223号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ジョブ履歴は、プリント済みフラグという属性を保持する。プリント済みフラグは、ジョブ履歴が通信管理レポート機能によってプリントされると、プリント未出力状態からプリント済状態に変更される。
【0009】
「自動の通信管理レポート機能」は、先述したようにレポートプリントしていないジョブ履歴が一定件数溜まると自動でそのジョブ履歴を通信管理レポート機能によりプリントする機能である。そのジョブ履歴が一定件数溜まっているかの判断は、プリント済みフラグがプリント未出力のジョブ履歴が一定件数溜まっているかの判断によって行う。そして、プリント済みフラグがプリント未出力のジョブ履歴が一定件数溜まっている場合には、プリント済みフラグがプリント未出力のジョブ履歴のみプリントする。
【0010】
一般者は、Myジョブ履歴機能の場合、その一般者のユーザ名と一致したジョブ履歴のみを画面に表示し、プリントボタン押下により手動で通信管理レポート機能によりレポートプリントが可能である。一般者が手動でレポートプリントした場合、ジョブ履歴はプリント済みフラグがプリント済状態となる。このためレポートプリントされたジョブ履歴は、「自動の通信管理レポート機能」で扱われることはなく、自動の通信管理レポートに歯抜けが存在することになる。
(【0011】以降は省略されています)

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