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公開番号2024084699
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-25
出願番号2023193427
出願日2023-11-14
発明の名称ネットワークシステム、携帯情報端末及びプログラム
出願人日本製鉄株式会社,日鉄テックスエンジ株式会社
代理人個人
主分類G06Q 50/04 20120101AFI20240618BHJP(計算;計数)
要約【課題】条件設定の実施、解除の効率化を図るとともに、ヒューマンエラーを減らせるようにする。
【解決手段】撮像部を備えた携帯情報端末101と、携帯情報端末101と通信可能な情報処理装置102とを備えたネットワークシステムであって、撮像部を介して、所定の機器の操作部の近傍に設けられた、当該所定の機器を識別するコードを読み取る読取手段101cと、読取手段101cでコードを読み取った後に、作業者が所定の機器を遮断する遮断作業を行い、操作を禁止する札を掛ける札掛けを実施した状態、又は、前記札を外す札外しを実施し、所定の機器を投入する投入作業を行った状態で、撮像部を介して所定の機器の操作部を含む領域を撮影し、前記札の有無がわかるようにした画像を情報処理装置102に送信するように制御する制御手段101cと、所定の機器ごとに、遮断、投入の状態と、札掛けの状態とを管理する管理手段103とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
撮像部を備えた携帯情報端末と、前記携帯情報端末と通信可能な情報処理装置とを備えたネットワークシステムであって、
前記撮像部を介して、所定の機器の操作部の近傍に設けられた、当該所定の機器を識別するコードを読み取る読取手段と、
前記読取手段で前記コードを読み取った後に、作業者が前記所定の機器を遮断する遮断作業を行い、操作を禁止する札を掛ける札掛けを実施した状態、又は、前記札を外す札外しを実施し、前記所定の機器を投入する投入作業を行った状態で、前記撮像部を介して前記所定の機器の前記操作部を含む領域を撮影し、前記札の有無がわかるようにした画像を前記情報処理装置に送信するように制御する制御手段と、
前記所定の機器ごとに、遮断、投入の状態と、札掛けの状態とを管理する管理手段とを備えたことを特徴とするネットワークシステム。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記撮像部から出力される画像に基づいて、前記所定の機器の遮断、投入の状態を判定する判定手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
【請求項3】
前記撮像部から出力される画像において、前記読取手段で読み取った前記コードを追尾するトラッキング手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のネットワークシステム。
【請求項4】
前記作業者により指定された前記所定の機器と、前記読取手段で読み取った前記コードで識別される前記所定の機器とが一致する場合、撮影を可能にする撮影モードを起動させる起動手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のネットワークシステム。
【請求項5】
前記札に、前記コードに対応させたコードが設けられており、
前記撮像部から出力される画像上の前記札に設けられた前記コードと、前記読取手段で読み取った前記コードとを照合する照合手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のネットワークシステム。
【請求項6】
前記管理手段は、札掛けの実施及び札外しの実施に応じて前記携帯情報端末側で設定される札掛けの状態と、前記情報処理装置側で設定される札掛けの状態とを管理することを特徴とする請求項1又は2に記載のネットワークシステム。
【請求項7】
情報処理装置と通信可能な携帯情報端末であって、
撮像部と、
前記撮像部を介して、所定の機器の操作部の近傍に設けられた、当該所定の機器を識別するコードを読み取る読取手段と、
前記読取手段で前記コードを読み取った後に、作業者が前記所定の機器を遮断する遮断作業を行い、操作を禁止する札を掛ける札掛けを実施した状態、又は、前記札を外す札外しを実施し、前記所定の機器を投入する投入作業を行った状態で、前記撮像部を介して前記所定の機器の前記操作部を含む領域を撮影し、前記札の有無がわかるようにした画像を前記情報処理装置に送信するように制御する制御手段とを備えたことを特徴とする携帯情報端末。
【請求項8】
情報処理装置と通信可能な携帯情報端末を制御するためのプログラムであって、
前記携帯情報端末が備える撮像部を介して、所定の機器の操作部の近傍に設けられた、当該所定の機器を識別するコードを読み取る読取手段と、
前記読取手段で前記コードを読み取った後に、作業者が前記所定の機器を遮断する遮断作業を行い、操作を禁止する札を掛ける札掛けを実施した状態、又は、前記札を外す札外しを実施し、前記所定の機器を投入する投入作業を行った状態で、前記撮像部を介して前記所定の機器の前記操作部を含む領域を撮影し、前記札の有無がわかるようにした画像を前記情報処理装置に送信するように制御する制御手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、所定の機器を遮断する遮断作業を行い、札掛けを実施したり、札外しを実施し、所定の機器を投入する投入作業を行ったりするのに利用されるネットワークシステム、携帯情報端末及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
例えば生産ライン設備の工事(定期修繕工事、補修工事等)を実施するにあたり、工事開始前に、ブレーカを遮断する遮断作業を行い、操作を禁止する札を掛ける札掛けを実施し、また、工事完了後に、札を外す札外しを実施し、ブレーカを投入する投入作業を行う。遮断作業を行い、札掛けを実施するときには、少なくとも工事責任者と非可動処置実施者とが同時立会することが一般的である。札外しを実施し、投入作業を行うときも同様である。なお、工事開始前に、遮断作業を行い、札掛けを実施することを「条件設定の実施」といい、工事完了後に、札外しを実施し、投入作業を行うことを「条件設定の解除」という。
【0003】
特許文献1には、生産ライン設備の工事を行うにあたっての安全管理のための技術であって、条件設定を行なう箇所ごとに設置され、タグNo、機器名称といった情報が付加された固定RFIDタグと、条件設定札に条件設定を行う作業員の情報や条件設定札番号を付加したRFIDタグを付けたRFIDタグ付条件設定札と、を利用することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6299798号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
条件設定の実施、解除に際して、少なくとも2者(工事責任者と非可動処置実施者)が同時立会するのでは、効率的とはいえない。また、条件設定の実施、解除の確認作業や、その状態の管理が現場での手作業になるため、ヒューマンエラーが発生しやすくなるリスクがある。
また、特許文献1では、RFIDタグを利用するため、コストアップの要因となる。また、タブレットPC等の携帯情報端末と別にRFIDタグリーダー・ライターを用意しなければならない。また、生産ライン設備が置かれた環境によっては、通信に影響があり、RFIDタグが利用しにくいこともある。
【0006】
本発明は上記のような点に鑑みてなされたものであり、条件設定の実施、解除の効率化を図るとともに、ヒューマンエラーを減らせるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のネットワークシステムは、撮像部を備えた携帯情報端末と、前記携帯情報端末と通信可能な情報処理装置とを備えたネットワークシステムであって、前記撮像部を介して、所定の機器の操作部の近傍に設けられた、当該所定の機器を識別するコードを読み取る読取手段と、前記読取手段で前記コードを読み取った後に、作業者が前記所定の機器を遮断する遮断作業を行い、操作を禁止する札を掛ける札掛けを実施した状態、又は、前記札を外す札外しを実施し、前記所定の機器を投入する投入作業を行った状態で、前記撮像部を介して前記所定の機器の前記操作部を含む領域を撮影し、前記札の有無がわかるようにした画像を前記情報処理装置に送信するように制御する制御手段と、前記所定の機器ごとに、遮断、投入の状態と、札掛けの状態とを管理する管理手段とを備えたことを特徴とする。
本発明の携帯情報端末は、情報処理装置と通信可能な携帯情報端末であって、撮像部と、前記撮像部を介して、所定の機器の操作部の近傍に設けられた、当該所定の機器を識別するコードを読み取る読取手段と、前記読取手段で前記コードを読み取った後に、作業者が前記所定の機器を遮断する遮断作業を行い、操作を禁止する札を掛ける札掛けを実施した状態、又は、前記札を外す札外しを実施し、前記所定の機器を投入する投入作業を行った状態で、前記撮像部を介して前記所定の機器の前記操作部を含む領域を撮影し、前記札の有無がわかるようにした画像を前記情報処理装置に送信するように制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
本発明のプログラムは、情報処理装置と通信可能な携帯情報端末を制御するためのプログラムであって、前記携帯情報端末が備える撮像部を介して、所定の機器の操作部の近傍に設けられた、当該所定の機器を識別するコードを読み取る読取手段と、前記読取手段で前記コードを読み取った後に、作業者が前記所定の機器を遮断する遮断作業を行い、操作を禁止する札を掛ける札掛けを実施した状態、又は、前記札を外す札外しを実施し、前記所定の機器を投入する投入作業を行った状態で、前記撮像部を介して前記所定の機器の前記操作部を含む領域を撮影し、前記札の有無がわかるようにした画像を前記情報処理装置に送信するように制御する制御手段としてコンピュータを機能させる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、条件設定の実施、解除の効率化を図るとともに、ヒューマンエラーを減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態に係るネットワークシステムの機能構成を示す図である。
条件設定の実施時に携帯情報端末が実行する処理を示すフローチャートである。
条件設定の解除時に携帯情報端末が実行する処理を示すフローチャートである。
ブレーカの例を示す図である。
携帯情報端末の表示部の表示例を示す図である。
携帯情報端末の表示部の表示例を示す図である。
携帯情報端末の表示部の表示例を示す図である。
携帯情報端末の表示部の表示例を示す図である。
ブレーカの遮断、投入の状態と、札掛けの状態との変化を説明するための図である。
情報処理装置の表示部の表示例を示す図である。
情報処理装置の表示部の表示例を示す図である。
情報処理装置の表示部の表示例を示す図である。
携帯情報端末の表示部の表示例を示す図である。
携帯情報端末の表示部の表示例を示す図である。
携帯情報端末の表示部の表示例を示す図である。
ブレーカの遮断、投入の状態と、札掛けの状態との変化を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
本実施形態では、例えば生産ライン設備の工事を実施するにあたり、工事開始(着工)前に、ブレーカを遮断する遮断作業を行い、操作を禁止する札を掛ける札掛けを実施し(条件設定の実施)、また、工事完了後に、札を外す札外しを実施し、ブレーカを投入する投入作業を行う(条件設定の解除)例を述べる。
(【0011】以降は省略されています)

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