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公開番号2024079184
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-11
出願番号2022191970
出願日2022-11-30
発明の名称判定装置、判定システム、判定方法及びコンピュータープログラム
出願人日本製鉄株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類G01N 21/88 20060101AFI20240604BHJP(測定;試験)
要約【課題】より広い種別の対象物や異常について、軌道において生じている異常を判定すること。
【解決手段】鉄道車両に設けられた撮像装置によって判定対象の軌道における締結装置が撮像された画像において、判定対象となる所定の領域であって前記締結装置を含む領域である管理単位領域を判定する管理単位領域判定部と、前記管理単位領域において、前記締結装置について異常が生じているか否か判定する異常判定部と、を備える判定装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
鉄道車両に設けられた撮像装置によって判定対象の軌道における締結装置が撮像された画像において、判定対象となる所定の領域であって前記締結装置を含む領域である管理単位領域を判定する管理単位領域判定部と、
前記管理単位領域において、前記締結装置について異常が生じているか否か判定する異常判定部と、
を備える判定装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記異常判定部は、前記管理単位領域の前記締結装置に含まれるべき部材が欠損していることを異常として判定する、請求項1に記載の判定装置。
【請求項3】
前記異常判定部は、前記管理単位領域の前記締結装置に含まれている部材の種別を判定し、前記管理単位領域の前記締結装置に含まれるべき部材と、判定された部材の種別と、に基づいて部材が欠損していることを異常として判定する、請求項2に記載の判定装置。
【請求項4】
前記異常判定部は、前記管理単位領域の前記締結装置に含まれている部材の種別を判定し、部材の種別毎に予め生成されている学習済モデルを用いて前記部材に状態異常が生じているか否か判定する、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の判定装置。
【請求項5】
鉄道車両に設けられた撮像装置と、判定装置と、を含む判定システムであって、
前記撮像装置は、前記鉄道車両が走行する軌道のレールを撮像する複数台のカメラを備え、
前記複数台のカメラのうち第一のカメラと第二のカメラとは異なる角度から前記レールを撮像し、
前記判定装置は、
前記撮像装置によって判定対象の軌道における締結装置が撮像された画像において、判定対象となる所定の領域であって前記締結装置を含む領域である管理単位領域を判定する管理単位領域判定部と、
前記管理単位領域において、前記締結装置について異常が生じているか否か判定する異常判定部と、を備える判定システム。
【請求項6】
鉄道車両に設けられた撮像装置によって判定対象の軌道における締結装置が撮像された画像において、判定対象となる所定の領域であって前記締結装置を含む領域である管理単位領域を判定する管理単位領域判定ステップと、
前記管理単位領域において、前記締結装置について異常が生じているか否か判定する異常判定ステップと、
を有する判定方法。
【請求項7】
鉄道車両に設けられた撮像装置によって判定対象の軌道における締結装置が撮像された画像において、判定対象となる所定の領域であって前記締結装置を含む領域である管理単位領域を判定する管理単位領域判定部と、
前記管理単位領域において、前記締結装置について異常が生じているか否か判定する異常判定部と、を備える判定装置としてコンピューターを機能させるためのコンピュータープログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、判定装置、判定システム、判定方法及びコンピュータープログラムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来から軌道において生じている異常を判定する技術が提案されている。特許文献1には、ラインセンサを用いて締結ボルト天頂面高さを検出することによってボルト緩みを判定する技術が開示されている。特許文献2には、カメラを用いて軌道上を撮影することによって継ぎ目ボルトの脱落を判定する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5283548号公報
特許第4312728号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の技術では、軌道材料のうち締結装置あるいは継ぎ目のボルトというように特定の部品に異常検知対象物が限定されていた。そのため、異常検知対象物が一つ以上の部品から構成されている場合や、対象とする軌道上に部品構成が異なる異常検知対象物が複数存在する場合には、適用できないことがあった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、より広い種別の対象物や異常について、軌道において生じている異常を判定することが可能となる技術を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
(1)本発明の一態様は、鉄道車両に設けられた撮像装置によって判定対象の軌道における締結装置が撮像された画像において、判定対象となる所定の領域であって前記締結装置を含む領域である管理単位領域を判定する管理単位領域判定部と、前記管理単位領域において、前記締結装置について異常が生じているか否か判定する異常判定部と、を備える判定装置である。
【0006】
(2)本発明の一態様は、上記(1)に記載の判定装置であって、前記異常判定部は、前記管理単位領域の前記締結装置に含まれるべき部材が欠損していることを異常として判定する。
【0007】
(3)本発明の一態様は、上記(2)に記載の判定装置であって、前記異常判定部は、前記管理単位領域の前記締結装置に含まれている部材の種別を判定し、前記管理単位領域の前記締結装置に含まれるべき部材と、判定された部材の種別と、に基づいて部材が欠損していることを異常として判定する。
【0008】
(4)本発明の一態様は、上記(1)から(3)のいずれか一つに記載の判定装置であって、前記異常判定部は、前記管理単位領域の前記締結装置に含まれている部材の種別を判定し、部材の種別毎に予め生成されている学習済モデルを用いて前記部材に状態異常が生じているか否か判定する。
【0009】
(5)本発明の一態様は、鉄道車両に設けられた撮像装置と、判定装置と、を含む判定システムであって、前記撮像装置は、前記鉄道車両が走行する軌道のレールを撮像する複数台のカメラを備え、前記複数台のカメラのうち第一のカメラと第二のカメラとは異なる角度から前記レールを撮像し、前記判定装置は、前記撮像装置によって判定対象の軌道における締結装置が撮像された画像において、判定対象となる所定の領域であって前記締結装置を含む領域である管理単位領域を判定する管理単位領域判定部と、前記管理単位領域において、前記締結装置について異常が生じているか否か判定する異常判定部と、を備える判定システムである。
【0010】
(6)本発明の一態様は、鉄道車両に設けられた撮像装置によって判定対象の軌道における締結装置が撮像された画像において、判定対象となる所定の領域であって前記締結装置を含む領域である管理単位領域を判定する管理単位領域判定ステップと、前記管理単位領域において、前記締結装置について異常が生じているか否か判定する異常判定ステップと、を有する判定方法である。
(【0011】以降は省略されています)

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