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公開番号2024077668
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-10
出願番号2022189744
出願日2022-11-29
発明の名称内燃機関の制御方法及び内燃機関の制御装置
出願人日産自動車株式会社,ルノー エス.ア.エス.,RENAULT S.A.S.
代理人個人,個人
主分類F02D 41/30 20060101AFI20240603BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】内燃機関の排気中のPNを低減する。
【解決手段】内燃機関1は、燃料噴射弁11から噴射される燃料がBase燃料の場合、シリンダ9の壁面温度が第1温度よりも低ければ1燃焼サイクル中に4回の燃料噴射を行い、シリンダ9の壁面温度が第1温度以上かつ第2温度以下であれば1燃焼サイクル中に3回の燃料噴射を行い、シリンダ9の壁面温度が第2温度よりも高ければ1燃焼サイクル中に2回の燃料噴射を実施する。このように内燃機関1は、燃料性状に応じて1燃焼サイクル中の燃料噴射回数を決定することで、内燃機関1の排気中のPNを効果的に低減することができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
内燃機関の燃焼室内に燃料を直接噴射する燃料噴射弁を有し、
上記燃料の燃料性状及び上記内燃機関の温度を検出し、
上記内燃機関の温度が予め設定された所定の第1温度よりも低い場合、1燃焼サイクルにおける燃料噴射回数を上記第1温度以上のときよりも増加させるとともに、上記第1温度を上記燃料の燃料性状に応じて補正することを特徴とする内燃機関の制御方法。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
上記内燃機関の温度が上記第1温度よりも高い予め設定された所定の第2温度よりも高い場合、1燃焼サイクルにおける燃料噴射回数を上記第2温度以下のときよりも減少させるとともに、上記第2温度を上記燃料の燃料性状に応じて補正することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御方法。
【請求項3】
上記第1温度及び上記第2温度の少なくとも一方は、燃料性状が軽質になるほど、低くなるよう設定することを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の制御方法。
【請求項4】
上記第1温度及び上記第2温度の少なくとも一方は、燃料性状が重質になるほど、高くなるよう設定することを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の制御方法。
【請求項5】
上記内燃機関の温度は、上記燃料噴射弁の先端温度であることを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の内燃機関の制御方法。
【請求項6】
上記内燃機関の温度は、燃焼室の壁面温度であることを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の内燃機関の制御方法。
【請求項7】
内燃機関の燃焼室内に燃料を直接噴射する燃料噴射弁と、
上記燃料の燃料性状を検出する燃料性状検出部と、
上記内燃機関の温度を検出する温度検出部と、
上記内燃機関の温度が予め設定された所定の第1温度よりも低い場合、1燃焼サイクルにおける燃料噴射回数を上記第1温度以上のときよりも増加させる第1制御部と、
上記第1温度を上記燃料の燃料性状に応じて補正する第2制御部と、を有することを特徴とする内燃機関の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃機関の制御方法及び内燃機関の制御装置に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、筒内噴射式内燃機関において、燃料性状が重質と判定された場合に、吸気行程で複数回に分割して噴射する際の分割噴射回数を多くすることが開示されている。
【0003】
特許文献1においては、燃料が重質燃料の場合に分割噴射回数を多くすることで、重質燃料と吸入空気のミキシング効果を高め、重質燃料の無化を向上させて、燃焼安定性を改善している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-291971号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1においては、燃料噴射弁の噴射終了時に燃料噴射弁の先端(噴孔出口周辺)に付着する燃料(Tip-wet)に関する考慮がなされていない。
【0006】
特許文献1においては、燃料噴射弁の噴射終了時に燃料噴射弁の先端(噴孔出口周辺)に付着する燃料(Tip-wet)が多くなるような状況で分割噴射回数を増加させると、燃料噴射弁の先端(噴孔出口周辺)に付着する燃料の増加により排気中のPN(Particulate Number:排気微粒子量)の増加してしまう虞がある。
【0007】
つまり、内燃機関は、排気中のPNを低減するように燃料噴射弁の燃料噴射回数を制御するにあたって更なる改善の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の内燃機関は、燃焼室内に燃料を直接噴射する燃料噴射弁を有し、上記燃料の燃料性状及び上記内燃機関の温度を検出し、上記内燃機関の温度が予め設定された所定の第1温度よりも低い場合、1燃焼サイクルにおける燃料噴射回数を上記第1温度以上のときよりも増加させるとともに、上記第1温度を上記燃料の燃料性状に応じて補正することを特徴としている。
【発明の効果】
【0009】
本発明の内燃機関は、燃料性状に応じて1燃焼サイクル中の燃料噴射回数を決定することで、内燃機関の排気中のPNを効果的に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明が適用される内燃機関の概略を模式的に示した説明図。
燃料噴射弁の先端温度の温度特性を模式的に示した説明図であって、(a)はシリンダの壁面温度に対する燃料噴射弁の先端温度の特性を示し、(b)は燃料の蒸発割合に対する燃料噴射弁の先端温度の燃料性状毎の特性を示している。
シリンダの壁面温度に対するPN及び1燃焼サイクル当たりの燃料の噴射回数の関係を示す説明図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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