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公開番号2024069047
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-21
出願番号2022179823
出願日2022-11-09
発明の名称脱気装置
出願人日立造船株式会社
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類B01D 19/00 20060101AFI20240514BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】メンテナンスに要する労力を低減できる脱気装置を実現することを目的とする。
【解決手段】脱気装置(1)は、液槽(L1)に溜められた液体(L2)の液面(L3)上方に配置され、溶存気体を含む液体を液面上方から吐出する吐出口(10)と、吐出口から吐出された液体を衝突させて液体を飛散させたうえで液面に落下させる衝突板(20)と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
液槽に溜められた液体の液面上方に配置され、溶存気体を含む前記液体を前記液面上方から吐出する吐出口と、
前記吐出口と前記液面との間に配置され、前記吐出口から吐出された前記液体を衝突させて該液体を飛散させたうえで前記液面に落下させる衝突板と、
を備える脱気装置。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
前記衝突板は、複数の貫通孔が形成された多孔板である、請求項1に記載の脱気装置。
【請求項3】
前記吐出口と前記衝突板との鉛直方向における間隔は、前記衝突板と前記液面との前記鉛直方向における間隔以上である、請求項1または2に記載の脱気装置。
【請求項4】
複数の吐出口を備え、
前記液槽の容量が100m

以上500m

以下である場合、複数の前記吐出口から吐出される前記液体の単位時間あたりの総吐出量は100m

/時以上500m

/時以下である請求項1または2に記載の脱気装置。
【請求項5】
前記溶存気体は、二酸化炭素であり、
前記液体から脱気される単位時間あたりの二酸化炭素量は50kg/時以上250kg/時以下である請求項4に記載の脱気装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、脱気装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、液体中の溶存気体を液体から除去する方法として、様々な技術が知られている。例えば、特許文献1および2には、二酸化炭素が溶解した被処理水をノズルから噴霧することにより、被処理水から二酸化炭素を除去する技術が開示されている。また、特許文献3および4には、魚介類の飼育水に空気等を吹き込むことにより、飼育水に含まれる魚介類の排出ガスを除去する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-120993号公報
特開平7-178387号公報
特開平5-3735号公報
特許第6858996号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、溶存気体を含む液体をノズルから噴霧する技術では、ノズルの閉塞が生じやすく、メンテナンスに要する労力が大きいという問題がある。また、溶存気体を含む液体に空気等を吹き込む技術では、散気管等の空気吹き込み部に汚れが蓄積しやすく、メンテナンスに要する労力が大きいという問題がある。本発明の一態様は、メンテナンスに要する労力を低減できる脱気装置を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る脱気装置は、液槽に溜められた液体の液面上方に配置され、溶存気体を含む前記液体を前記液面上方から吐出する吐出口と、前記吐出口と前記液面との間に配置され、前記吐出口から吐出された前記液体を衝突させて該液体を飛散させたうえで前記液面に落下させる衝突板と、を備える。
【発明の効果】
【0006】
本発明の一態様によれば、メンテナンスに要する労力を低減できる脱気装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の一実施形態に係る脱気装置を示す概略正面図である。
図1に係る脱気装置の衝突板の設置態様の一例を示す分解図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の一実施形態について、詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る脱気装置1を示す概略正面図である。図1において、上から下へ向かう方向が鉛直方向VDを意味する。
【0009】
〔脱気装置の構成〕
図1に示すように、脱気装置1は、液槽L1に溜められた液体L2を脱気するために使用することができる。脱気装置1は、吐出口10と、衝突板20と、を備える。脱気装置1は、ポンプ30を更に備えていてもよく、ポンプ30に配管40が接続されていてもよい。図示の例では、吐出口10は、配管40におけるポンプ30と逆側の出口として形成されている。
【0010】
液槽L1は、生物、例えば魚類を飼育するための水槽であってよい。この場合、液体L2は、例えば海水または淡水であってもよい。液槽L1内で生物が飼育される場合、液槽L1に溜められた液体L2において、生物の代謝により、二酸化炭素濃度が上昇することがある。
(【0011】以降は省略されています)

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