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公開番号2024058219
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022165441
出願日2022-10-14
発明の名称蓄電セル及び蓄電セルの電流遮断方法
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H01M 50/583 20210101AFI20240418BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】部材点数の増加を回避しつつ、ヒューズ部の溶断時における安全性の向上が可能な蓄電セル及び蓄電セルの電流遮断方法を提供すること。
【解決手段】蓄電セル1は、複数のタブ110P,110Nを含む電極体100と、セルケース200と、外部端子300と、連結部材400と、絶縁部材500と、を備える。連結部材400は、複数のタブに接続された集電板410と、集電板と外部端子とを連結する連結ピン420と、を有する。絶縁部材500は、連結ピンを包囲する形状を有しており、連結ピンとセルケースとの間を絶縁するインシュレータ520を含む。連結ピン420は、インシュレータに被覆された被覆部422を有し、被覆部422には、ヒューズ部422aが形成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
複数のタブを含む電極体と、
前記電極体を収容するセルケースと、
前記セルケースの上面に固定された外部端子と、
前記複数のタブと前記外部端子とを連結する連結部材と、
前記連結部材と前記セルケースとの間を絶縁する絶縁部材と、を備え、
前記連結部材は、
前記複数のタブに接続された集電板と、
前記集電板と前記外部端子とを連結する連結ピンと、を有し、
前記絶縁部材は、前記連結ピンを包囲する形状を有しており、前記連結ピンと前記セルケースとの間を絶縁するインシュレータを含み、
前記連結ピンは、前記インシュレータに被覆された被覆部を有し、
前記被覆部には、ヒューズ部が形成されている、蓄電セル。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
前記連結ピンは、前記外部端子にカシメられている、請求項1に記載の蓄電セル。
【請求項3】
前記ヒューズ部は、前記連結ピンに形成された貫通孔で構成されている、請求項1又は2に記載の蓄電セル。
【請求項4】
複数のタブを含む電極体と、前記電極体を収容するセルケースと、前記セルケースの上面に固定された外部端子と、前記複数のタブと前記外部端子とを連結する連結部材と、前記連結部材と前記セルケースとの間を絶縁する絶縁部材と、を備え、前記連結部材は、前記複数のタブに接続された集電板と、前記集電板と前記外部端子とを連結する連結ピンと、を有し、前記絶縁部材は、前記連結ピンを包囲する形状を有しており、前記連結ピンと前記セルケースとの間を絶縁するインシュレータを含む蓄電セルの電流遮断方法であって、
前記電極体及び前記外部端子間に過電流が流れた際に、前記連結ピンのうち前記インシュレータに被覆された部位を溶断させることによって前記過電流を遮断する、蓄電セルの電流遮断方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電セル及び蓄電セルの電流遮断方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特開2014-170735号公報には、電流を充電および放電する電極組立体と、電極組立体および電解液を内蔵するケースと、ケースの開放部に結合されるキャッププレートと、キャッププレートに設けられる電極端子(負極端子及び正極端子)と、電極端子を電極組立体に連結するリードタブ(負極リードタブ及び正極リードタブ)と、を備える二次電池セルが開示されている。リードタブには、セルヒューズが形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-170735号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特開2014-170735号公報に記載される二次電池セルでは、ヒューズ部の溶断時にアークが飛散し、そのアークが電極体等に付着する懸念がある。そこで、ヒューズ部を絶縁部材により被覆することが考えられるが、そのようにすると、部品点数が増える。
【0005】
本開示の目的は、部材点数の増加を回避しつつ、ヒューズ部の溶断時における安全性の向上が可能な蓄電セル及び蓄電セルの電流遮断方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一局面に従った蓄電セルは、複数のタブを含む電極体と、前記電極体を収容するセルケースと、前記セルケースの上面に固定された外部端子と、前記複数のタブと前記外部端子とを連結する連結部材と、前記連結部材と前記セルケースとの間を絶縁する絶縁部材と、を備え、前記連結部材は、前記複数のタブに接続された集電板と、前記集電板と前記外部端子とを連結する連結ピンと、を有し、前記絶縁部材は、前記連結ピンを包囲する形状を有しており、前記連結ピンと前記セルケースとの間を絶縁するインシュレータを含み、前記連結ピンは、前記インシュレータに被覆された被覆部を有し、前記被覆部には、ヒューズ部が形成されている。
【0007】
本開示の一局面に従った蓄電セルの電流遮断方法は、複数のタブを含む電極体と、前記電極体を収容するセルケースと、前記セルケースの上面に固定された外部端子と、前記複数のタブと前記外部端子とを連結する連結部材と、前記連結部材と前記セルケースとの間を絶縁する絶縁部材と、を備え、前記連結部材は、前記複数のタブに接続された集電板と、前記集電板と前記外部端子とを連結する連結ピンと、を有し、前記絶縁部材は、前記連結ピンを包囲する形状を有しており、前記連結ピンと前記セルケースとの間を絶縁するインシュレータを含む蓄電セルの電流遮断方法であって、前記電極体及び前記外部端子間に過電流が流れた際に、前記連結ピンのうち前記インシュレータに被覆された部位を溶断させることによって前記過電流を遮断する。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、部材点数の増加を回避しつつ、ヒューズ部の溶断時における安全性の向上が可能な蓄電セル及び蓄電セルの電流遮断方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の第1実施形態における蓄電セルを概略的に示す斜視図である。
図1に示される蓄電セルの分解斜視図である。
図1に示される蓄電セルの断面図である。
正極連結ピンの近傍の拡大断面図である。
負極連結ピンの近傍の拡大断面図である。
本開示の第2実施形態における蓄電セルを概略的に示す斜視図である。
図6に示される蓄電セルの分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
(【0011】以降は省略されています)

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