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公開番号2024057842
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022164788
出願日2022-10-13
発明の名称トレーニング方法,演算処理装置及びトレーニングプログラム
出願人富士通株式会社
代理人弁理士法人真田特許事務所,個人
主分類G06F 12/00 20060101AFI20240418BHJP(計算;計数)
要約【課題】精度良くDFE回路のタップ値を短時間で設定する。
【解決手段】Decision Feedback Equalizer(DFE)回路を使用するDouble Data Rate(DDR)伝送において、トレーニングパターンと、Dynamic Random Access Memory(DRAM)の電圧参照値と、DFE回路のタップ値との制御結果に基づき、DDR伝送の伝送路で発生するシンボル間干渉値を測定し、測定したシンボル間干渉値に基づき、DFE回路に設定する設定タップ値を算出する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
Decision Feedback Equalizer(DFE)回路を使用するDouble Data Rate(DDR)伝送において、
トレーニングパターンと、Dynamic Random Access Memory(DRAM)の電圧参照値と、前記DFE回路のタップ値との制御結果に基づき、前記DDR伝送の伝送路で発生するシンボル間干渉値を測定し、
測定した前記シンボル間干渉値に基づき、前記DFE回路に設定する設定タップ値を算出する、
処理をコンピュータが実行する、トレーニング方法。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記シンボル間干渉値を測定する処理において、
第1のトレーニングパターンを使用して、前記第1のトレーニングパターンに含まれる所定のビットの判定値が1から0に切り替わる前記電圧参照値を探索し、
前記第1のトレーニングパターンとは異なる第2のトレーニングパターンを使用して、前記第2のトレーニングパターンに含まれる前記所定のビットの判定値が0から1又は1から0に切り替わる前記タップ値を前記シンボル間干渉値として探索し、
前記設定タップ値を算出する処理において、
探索した前記シンボル間干渉値の半分の値を、前記設定タップ値として算出する、
処理を前記コンピュータが実行する、請求項1に記載のトレーニング方法。
【請求項3】
前記シンボル間干渉値を測定する処理は、複数の前記タップ値毎に実行され、
前記第1のトレーニングパターンは、前記複数のタップ値間で異なり、
前記第2のトレーニングパターンは、前記複数のタップ値間で共通である、
請求項2に記載のトレーニング方法。
【請求項4】
前記第1のトレーニングパターンを使用した際に前記電圧参照値を探索できない場合には、前記複数のタップ値のうち探索対象のタップ値以外のタップ値を用いて探索を行い、
前記第2のトレーニングパターンを使用した際に前記シンボル間干渉値を探索できない場合には、前記探索対象のタップ値以外のタップ値を用いて探索を行う、
処理を前記コンピュータが実行する、請求項3に記載のトレーニング方法。
【請求項5】
前記第1のトレーニングパターンを反転させた第3のトレーニングパターンを使用して、前記電圧参照値を探索し、
前記第2のトレーニングパターンを反転させた第4のトレーニングパターンを使用して、前記シンボル間干渉値を探索する、
処理を前記コンピュータが実行する、請求項2~4のいずれか一項に記載のトレーニング方法。
【請求項6】
前記第2のトレーニングパターンを使用して探索した前記シンボル間干渉値と、前記第4のトレーニングパターンを使用して探索した前記シンボル間干渉値との平均値の半分の値を、前記設定タップ値として算出する、
処理を前記コンピュータが実行する、請求項5に記載のトレーニング方法。
【請求項7】
Decision Feedback Equalizer(DFE)回路を使用するDouble Data Rate(DDR)伝送を実行する演算処理装置であって、
トレーニングパターンと、Dynamic Random Access Memory(DRAM)の電圧参照値と、前記DFE回路のタップ値との制御結果に基づき、前記DDR伝送の伝送路で発生するシンボル間干渉値を測定し、
測定した前記シンボル間干渉値に基づき、前記DFE回路に設定する設定タップ値を算出する、
プロセッサを備える、演算処理装置。
【請求項8】
Decision Feedback Equalizer(DFE)回路を使用するDouble Data Rate(DDR)伝送において、
トレーニングパターンと、Dynamic Random Access Memory(DRAM)の電圧参照値と、前記DFE回路のタップ値との制御結果に基づき、前記DDR伝送の伝送路で発生するシンボル間干渉値を測定し、
測定した前記シンボル間干渉値に基づき、前記DFE回路に設定する設定タップ値を算出する、
処理をコンピュータに実行させる、トレーニングプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、トレーニング方法,演算処理装置及びトレーニングプログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
Double Data Rate(DDR)伝送においては、伝送速度の向上に伴いReceiver回路にDecision Feedback Equalizer(DFE)回路が搭載されることがある。DFE回路は伝送路のIntersymbol Interference(ISI)を打ち消して伝送マージンを増やすための回路であり、DFEを適切に動かすためには、DFE TAP値を適切に設定する必要がある。DFE TAP値の決め方としては、例えばDFE TAP値をsweepしながら、テストパターンを流しEye marginを測定することで最適なDFE TAP値を求めることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-119551号公報
特開2017-060106号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記のような方法の場合、DFE TAP値をsweepする毎に長大なデータパターンを流す必要があるため、最適なDFE TAP値を求めるのに非常に長い時間がかかるおそれがある。
【0005】
1つの側面では、精度良くDFE回路のタップ値を短時間で設定することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
1つの側面では、Decision Feedback Equalizer(DFE)回路を使用するDouble Data Rate(DDR)伝送において、トレーニングパターンと、Dynamic Random Access Memory(DRAM)の電圧参照値と、前記DFE回路のタップ値との制御結果に基づき、前記DDR伝送の伝送路で発生するシンボル間干渉値を測定し、測定した前記シンボル間干渉値に基づき、前記DFE回路に設定する設定タップ値を算出する。
【発明の効果】
【0007】
1つの側面では、精度良くDFE回路のタップ値を短時間で設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態における演算処理装置のハードウェア構成例を模式的に示すブロック図である。
実施形態におけるトレーニングパターンを例示するテーブルである。
実施形態におけるDFE TAP値のトレーニング処理を説明するフローチャートである。
図3に示したTAP決め処理の詳細を説明するフローチャートである。
実施形態におけるトレーニング時のDynamic Random Access Memory(DRAM)入力端子での波形を例示するグラフである。
変形例におけるトレーニングパターンを例示するテーブルである。
変形例におけるトレーニングTAPと使用パターンとの対応を例示するテーブルである。
変形例における図3に示したTAP決め処理の詳細を説明するフローチャートである。
変形例におけるトレーニング時のDRAM入力端子での波形を例示するグラフである。
変形例におけるDFE TAP値のトレーニング処理を説明するフローチャートである。
図10に示したTAP1決め処理の詳細を説明するフローチャートである。
図10に示したTAP1決め処理の詳細を説明するフローチャートである。
図12に示したTAP2の増加処理の詳細を説明するフローチャートである。
図10に示したTAP2決め処理の詳細を説明するフローチャートである。
図10に示したTAP2決め処理の詳細を説明するフローチャートである。
図15に示したTAP1の増加処理の詳細を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
〔A〕実施形態
以下、図面を参照して一実施の形態を説明する。ただし、以下に示す実施形態はあくまでも例示に過ぎず、実施形態で明示しない種々の変形例や技術の適用を排除する意図はない。すなわち、本実施形態を、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。また、各図は、図中に示す構成要素のみを備えるという趣旨ではなく、他の機能等を含むことができる。以下、各図において同一の符号は同様の機能を有するため、その説明を省略する場合がある。
【0010】
図1は、実施形態における演算処理装置1のハードウェア構成例を模式的に示すブロック図である。
(【0011】以降は省略されています)

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