TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024050827
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-10
出願番号2024016779,2021564008
出願日2024-02-07,2020-12-09
発明の名称通気部品
出願人日東電工株式会社
代理人弁理士法人青藍国際特許事務所
主分類F21S 45/30 20180101AFI20240403BHJP(照明)
要約【課題】高圧の水流を受けたときに筐体の内部への水の浸入を防止できる通気部品を提供する。
【解決手段】通気部品1は、筐体2の内部空間2uと外部空間2sとの間を通気するため通気路10を有する。通気路10は、通気部品1が縁2fに装着されたときに内部空間2uと外部空間2sとの間を通気するための経路である。通気部品1は、支持部12と、通気膜11と、突出部13と、シール部材14とを備えている。支持部12は、通気路10を取り囲んでいる。通気膜11は、支持部12に固着されており、通気路10を通気可能に塞いでいる。突出部13は、支持部12から突出して通気路10の一端を取り囲むように形成されており、通気部品1が縁2fに装着されたときに縁2fに接触する筒状の部位である。通気部品1は、0.7≦D/W≦1.3の条件を満たす。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
筐体の内部空間と外部空間とを連通させる開口の縁に装着される通気部品であって、
当該通気部品が前記縁に装着されたときに前記内部空間と前記外部空間との間を通気するための通気路を有し、
前記通気路を取り囲む支持部と、
前記支持部に固着され、前記通気路を通気可能に塞ぐ通気膜と、
前記支持部から突出して前記通気路の一端を取り囲むように形成され、当該通気部品が前記縁に装着されたときに前記縁に接触する筒状の突出部と、
前記突出部の周りに配置され、当該通気部品が前記縁に装着されたときに前記筐体の外表面と当該通気部品との隙間をシールするシール部材と、を備え、
前記突出部に接する前記支持部の外面を平面視したときの前記外面における外側の端から前記突出部と前記支持部との境界までの距離D及び前記シール部材の線径Wは、0.7≦D/W≦1.3の条件を満たす、
通気部品。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
前記線径Wは、2.8mm以上6.0mm以下である、請求項1に記載の通気部品。
【請求項3】
前記距離Dは、1.96mm以上7.8mm以下である、請求項1又は2に記載の通気部品。
【請求項4】
前記突出部は、前記筐体に係合する係合部を有する、請求項1~3のいずれか1項に記載の通気部品。
【請求項5】
前記通気膜を覆うとともに前記通気膜との間に当該通気部品の外部空間に連通している空間を形成するカバーをさらに備えた、請求項1~4のいずれか1項に記載の通気部品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、通気部品に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、開口を有する筐体の開口の縁に装着される通気部品が知られている。通気部品は、例えば、自動車用ランプ、インバーター、コンバーター、電子制御装置(ECU)、バッテリーパック、ミリ波レーダー、及び車載カメラ等の機器において温度変化に伴い機器の内部に発生する差圧を解消するために使用されうる。このような機器において、異物、水、油、及び塩等の物質が機器の内部に侵入することを阻止することが要求されうる。このような要求に応じて、通気部品が機器の筐体に装着される。
【0003】
例えば、特許文献1には、筐体の開口に取り付けられる通気部材と、シール部材と、ワッシャとを備えた通気ユニットが記載されている。シール部材は、筐体と通気部材との間のギャップをシールする。ワッシャは、シール部材を取り囲むリング状の部材である。このような構成によれば、自動車電装部品への高圧水の噴射等の理由により、高い外圧が作用する環境下でも通気部材と筐体の間から筐体内に異物が侵入することを防止できる。
【0004】
特許文献2には、筐体と、通気部材と、シール部材とを備えた通気構造が記載されている。筐体には開口が設けられている。通気部材は、筐体の開口に取り付けられている。シール部材は、通気部材に保持されている。開口は、テーパー面を有する。通気部材は、通気路を有する支持体、通気路を塞ぐ防水通気膜、防水通気膜を覆うカバーを含む。シール部材は、通気路の周囲で筐体と支持体との間のギャップをシールする。支持体は、シール部材をテーパー面に押圧する押圧部を有する。このような構成によれば、シール部材が開口内に収められるので、自動車電装部品への高圧水の噴射等の理由により外部からの水等がシール部材に直接かかることを防止できる。
【0005】
特許文献3には、筐体の開口部と、通気部材と、遮蔽体とを備えた通気構造が記載されている。通気部材は、開口部に固定されており、通気膜を備える。遮蔽体は、筐体の表面に形成された突起状である。特許文献3に記載の通気構造によれば、自動車のエンジンルームにおけるECUにこの通気構造を適用した場合、エンジンルームの高圧洗浄において水流に対する耐久性が向上する。遮蔽体が水流の一部を遮るので、通気部材に加わる水圧を低減できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2012-231089号公報
特開2012-243536号公報
特開2007-048585号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1~3に記載の技術では、ワッシャ、テーパー面を有する開口、又は遮蔽体が必要であり、これらは、通気構造の設計及び製造において制約を生じさせる。
【0008】
そこで、本発明は、設計及び製造における制約を少なくしつつ、高圧の水流を受けたときに筐体の内部への水の浸入を防止できる通気部品を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、
筐体の内部空間と外部空間とを連通させる開口の縁に装着される通気部品であって、
当該通気部品が前記縁に装着されたときに前記内部空間と前記外部空間との間を通気するための通気路を有し、
前記通気路を取り囲む支持部と、
前記支持部に固着され、前記通気路を通気可能に塞ぐ通気膜と、
前記支持部から突出して前記通気路の一端を取り囲むように形成され、当該通気部品が前記縁に装着されたときに前記縁に接触する筒状の突出部と、
前記突出部の周りに配置され、当該通気部品が前記縁に装着されたときに前記筐体の外表面と当該通気部品との隙間をシールするシール部材と、を備え、
前記突出部に接する前記支持部の外面を平面視したときの前記外面における外側の端から前記突出部と前記支持部との境界までの距離D及び前記シール部材の線径Wは、0.7≦D/W≦1.3の条件を満たす、
通気部品を提供する。
【発明の効果】
【0010】
上記の通気部品によれば、通気構造の設計及び製造における制約を少なくできる。加えて、上記の通気部品は、高圧の水流を受けたときに筐体の内部への水の浸入を防止できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

日東電工株式会社
光学積層体
1日前
日東電工株式会社
配線回路基板
12日前
日東電工株式会社
調光フィルム
1か月前
日東電工株式会社
両面粘着シート
16日前
日東電工株式会社
透明導電性フィルム
1日前
日東電工株式会社
透明導電性フィルム
1日前
日東電工株式会社
LED封止用シート
16日前
日東電工株式会社
LED封止用シート
16日前
日東電工株式会社
光学積層体の製造方法
12日前
日東電工株式会社
粘着シートの製造方法
12日前
日東電工株式会社
延伸フィルムの製造方法
23日前
日東電工株式会社
延伸フィルムの製造方法
23日前
日東電工株式会社
延伸フィルムの製造方法
23日前
日東電工株式会社
延伸フィルムの製造方法
23日前
日東電工株式会社
構造体及びその製造方法
2日前
日東電工株式会社
光学フィルム片の製造方法
24日前
日東電工株式会社
表面保護フィルム付偏光板
1日前
日東電工株式会社
照明空間、および照明方法
24日前
日東電工株式会社
OLED表示装置用光学積層体
18日前
日東電工株式会社
OLED表示装置用光学積層体
18日前
日東電工株式会社
OLED表示装置用光学積層体
18日前
日東電工株式会社
コネクタおよびコネクタユニット
9日前
日東電工株式会社
配線回路基板およびその製造方法
25日前
日東電工株式会社
調光用導電性フィルムの製造方法
1日前
日東電工株式会社
粘着剤組成物、および、粘着シート
12日前
日東電工株式会社
反射防止フィルム及び画像表示装置
9日前
日東電工株式会社
硬化膜製造装置及び硬化膜の製造方法
23日前
日東電工株式会社
反射防止フィルムおよび画像表示装置
15日前
日東電工株式会社
位相差層付偏光板および画像表示装置
1か月前
日東電工株式会社
光半導体素子封止用シートおよび表示体
12日前
日東電工株式会社
回路付きサスペンション基板の製造方法
25日前
日東電工株式会社
複合半透膜、及びスパイラル型膜エレメント
9日前
日東電工株式会社
多層樹脂ファイバーの製造装置及び製造方法
8日前
日東電工株式会社
表示システムの製造方法および光学フィルム群
24日前
日東電工株式会社
防眩性フィルム、光学部材、及び画像表示装置
16日前
日東電工株式会社
集合体シート、および、集合体シートの製造方法
1日前
続きを見る