TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024049070
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-09
出願番号2022155312
出願日2022-09-28
発明の名称ダンプトラック
出願人日立建機株式会社
代理人弁理士法人広和特許事務所
主分類B62D 21/18 20060101AFI20240402BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】搭載される機器類の種類に関わらず、車体フレームを共通化する。
【解決手段】車体フレーム16は、左フレーム18と、右フレーム19と、左フレーム18の前端と右フレーム19の前端とを接続する前フレーム20と、前フレーム20の前側に一体に固定され、吊上げ用のフック28Dが設けられると共に機器類(ラジエータ11、ラジエータ42、パンタグラフサポート55)が搭載されるフロントバンパ28とを含んで構成される。フロントバンパ28は、機器類(ラジエータ11、ラジエータ42、パンタグラフサポート55)の種類に応じた複数種類の機器取付け台座(30、44、56)が選択的に固定される台座固定部29を備えている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車輪が取付けられる車体フレームと、前記車体フレームに対して傾動可能に設けられ運搬物を積載する荷台とを備え、
前記車体フレームは、
左右方向の左側に配置され前後方向に延びる左フレームと、
左右方向の右側に配置され前後方向に延びる右フレームと、
前記左フレームの前端と前記右フレームの前端とを接続し左右方向に延びる前フレームと、
前記前フレームの前側に一体に固定され、吊上げ用のフックが設けられると共に機器類が搭載されるフロントバンパとを含んで構成してなるダンプトラックにおいて、
前記フロントバンパは、機器類の種類に応じた複数種類の機器取付け台座が選択的に固定される台座固定部を備えることを特徴とするダンプトラック。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
前記フロントバンパは、前記前フレームと前後方向で対向しつつ左右方向に延び前記フックが設けられた前枠部と、前記前枠部の左端と前記前フレームとの間を連結する左枠部と、前記前枠部の右端と前記前フレームとの間を連結する右枠部とを含んで構成され、
前記台座固定部は、前記左枠部および前記右枠部にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1に記載のダンプトラック。
【請求項3】
前記フロントバンパの前記左枠部と前記左フレームとは前記前フレームを介して前後方向に連続し、
前記フロントバンパの前記右枠部と前記右フレームとは前記前フレームを介して前後方向に連続することを特徴とする請求項2に記載のダンプトラック。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、例えば鉱山で採掘した砕石物等を運搬するのに好適に用いられるダンプトラックに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
鉱山で採掘した砕石物等を運搬するダンプトラックは、車輪が取付けられる車体フレームと、車体フレームに対して揺動可能に設けられた荷台と、荷台の前側に位置して車体フレームに搭載されたエンジンと、エンジンの上方に位置して車体フレームに搭載されたキャブとを含んで構成されている(特許文献1)。また、車体フレームの前端側にはラジエータが搭載され、このラジエータによってエンジン(エンジン冷却水)が冷却される。
【0003】
ダンプトラックは、使用される環境や顧客のニーズに対応するため、多岐にわたるオプションが設定されている。例えば標高が高い地域においては、標準仕様のラジエータを備えたダンプトラックに代えて、冷却性能が高い特別仕様のラジエータを備えたダンプトラックが用いられる。また、大規模な鉱山等の採掘現場においては、トロリー線(架線)を通じて供給される電力によって走行用の電動モータが駆動されるトロリー仕様のダンプトラックが用いられる。このトロリー仕様のダンプトラックは、トロリー線からの電力を集電するパンタグラフ(集電装置)を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-218605号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ダンプトラックの車体フレームは、通常、荷台、エンジンおよびキャブ等が設けられるメインフレームと、メインフレームの前端側に設けられるフロントバンパとを含んで構成されている。上述した標準仕様のラジエータ、特別仕様のラジエータ、パンタグラフは、フロントバンパに搭載される。このため、例えば標準仕様のラジエータ、特別仕様のラジエータ、パンタグラフといった種類の異なる機器類を搭載する場合には、それぞれの機器類に応じたフロントバンパを、締結具等を用いてメインフレームの前端側に取付ける方法が考えられる。
【0006】
しかし、フロントバンパには、通常、車体吊り上げ用のフックが設けられ、このフックにロープを掛け止めした状態で、クレーン等を用いてダンプトラックを吊り上げるようになっている。ダンプトラックを吊り上げるときには、フックが設けられたフロントバンパとメインフレームとの接合部に大きな負荷が作用する。このため、機器類の種類に応じたフロントバンパをメインフレームに交換可能に取付けた場合には、フロントバンパとメインフレームとの接合部に充分な強度を確保することが困難となる。
【0007】
これに対し、機器類に応じたフロントバンパがメインフレームの前端側に一体化された車体フレームを形成した場合には、ダンプトラックの仕様に応じた専用の車体フレームが必要となる。この結果、車体フレームの共通化が難しく、ダンプトラックの仕様変更を容易に行うことが難しいという問題がある。
【0008】
本発明の目的は、搭載される機器類の種類に関わらず、車体フレームを共通化することができるようにしたダンプトラックを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、車輪が取付けられる車体フレームと、前記車体フレームに対して傾動可能に設けられ運搬物を積載する荷台とを備え、前記車体フレームは、左右方向の左側に配置され前後方向に延びる左フレームと、左右方向の右側に配置され前後方向に延びる右フレームと、前記左フレームの前端と前記右フレームの前端とを接続し左右方向に延びる前フレームと、前記前フレームの前側に一体に固定され、吊上げ用のフックが設けられると共に機器類が搭載されるフロントバンパとを含んで構成してなるダンプトラックにおいて、前記フロントバンパは、機器類の種類に応じた複数種類の機器取付け台座が選択的に固定される台座固定部を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、フロントバンパの台座固定部に対し、フロントバンパに搭載される機器類の種類に応じた複数種類の機器取付け台座を選択的に固定することができ、種類の異なる複数の機器類を、機器取付け台座を利用してフロントバンパに取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

日立建機株式会社
作業機械
1か月前
日立建機株式会社
作業機械
1か月前
日立建機株式会社
作業機械
1か月前
日立建機株式会社
建設機械
1か月前
日立建機株式会社
作業機械
1か月前
日立建機株式会社
作業機械
1か月前
日立建機株式会社
建設機械
1か月前
日立建機株式会社
建設機械
1か月前
日立建機株式会社
電動車両
1か月前
日立建機株式会社
作業機械
1か月前
日立建機株式会社
作業機械
1か月前
日立建機株式会社
作業機械
1か月前
日立建機株式会社
作業機械
1か月前
日立建機株式会社
作業機械
1か月前
日立建機株式会社
作業機械
29日前
日立建機株式会社
建設機械
23日前
日立建機株式会社
建設機械
29日前
日立建機株式会社
作業機械
29日前
日立建機株式会社
作業機械
8日前
日立建機株式会社
深礎掘削機
1か月前
日立建機株式会社
故障予測装置
29日前
日立建機株式会社
電動運搬車両
29日前
日立建機株式会社
電動作業車両
1か月前
日立建機株式会社
電流制御装置
1か月前
日立建機株式会社
ダンプトラック
1か月前
日立建機株式会社
電動式建設機械
1か月前
日立建機株式会社
建設機械用部品
29日前
日立建機株式会社
ダンプトラック
29日前
日立建機株式会社
ホイールローダ
1か月前
日立建機株式会社
電動式作業機械
3日前
日立建機株式会社
車両管理システム
10日前
日立建機株式会社
作業情報記録装置
24日前
日立建機株式会社
車両管理システム
1か月前
日立建機株式会社
在庫配置案決定装置
1か月前
日立建機株式会社
アラーム集約システム
1か月前
日立建機株式会社
運搬車両の管理システム
29日前
続きを見る