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公開番号2024049850
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-10
出願番号2022156331
出願日2022-09-29
発明の名称作業機械
出願人日立建機株式会社
代理人弁理士法人武和国際特許事務所
主分類E02F 9/00 20060101AFI20240403BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】信号線に加わる負荷を軽減することにより、キーレスエントリーシステムのためのロック装置を長寿命化した作業機械を提供する。
【解決手段】作業機械は、車体と、車体に支持されたキャブ本体と、キャブ本体に支持され、キャブ本体の出入口を閉塞する閉塞位置、及び出入口を開放する開放位置の間を移動可能な開閉扉と、被係合部材と係合して開閉扉を閉塞位置に固定するロック機構と、車体またはキャブ本体に搭載されて、無線鍵から送信されるロック機構の状態変化を指示する指示信号に基づいて、ロック機構の動作を制御するコントローラと、コントローラとロック機構とを接続する信号線とを備える。ロック機構は、信号線を通じてコントローラから出力される制御信号に従って、被係合部材との係合状態を変化させるアクチュエータを備える。被係合部材は、開閉扉に設けられ、ロック機構は、キャブ本体に設けられる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車体と、
前記車体に支持されたキャブ本体と、
前記キャブ本体に支持され、前記キャブ本体の出入口を閉塞する閉塞位置、及び前記出入口を開放する開放位置の間を移動可能な開閉扉と、
被係合部材と係合して前記開閉扉を前記閉塞位置に固定するロック機構と、
を備える作業機械において、
前記車体または前記キャブ本体に搭載されて、無線鍵から送信される前記ロック機構の状態変化を指示する指示信号に基づいて、前記ロック機構の動作を制御するコントローラと、
前記コントローラと前記ロック機構とを接続する信号線と、
を備え、
前記ロック機構は、前記信号線を通じて前記コントローラから出力される制御信号に従って、前記被係合部材との係合状態を変化させるアクチュエータを備え、
前記被係合部材は、前記開閉扉に設けられ、
前記ロック機構は、前記キャブ本体に設けられること
を特徴とする作業機械。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
請求項1に記載の作業機械において、
前記キャブ本体の外面に取り付けられて、前記ロック機構を、前記開閉扉を前記閉塞位置に固定する状態から前記開閉扉が前記開放位置に移動するのを許容する状態に変化させる操作を受け付ける操作部を備えることを特徴とする作業機械。
【請求項3】
請求項2に記載の作業機械において、
前記閉塞位置から前記開放位置に向けて前記開閉扉を付勢する付勢部材を備えることを特徴とする作業機械。
【請求項4】
請求項1に記載の作業機械において、
前記キャブ本体に設けられ、前記ロック機構を覆うカバーを備えることを特徴とする作業機械。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、キーレスエントリーシステムを搭載した作業機械に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、キャブ本体の出入口を閉塞する閉塞位置、及び出入口を開放する開放位置の間を移動する開閉扉とを備える作業機械には、開閉扉を閉塞位置で施錠するための機構が設けられている。
【0003】
例えば、特許文献1には、キャブ本体に設けられたストライカと、開閉扉に設けられたロック機構とによって、開閉扉を閉塞位置でロックする構成が開示されている。また、このようなロック機構は、開閉扉に設けられた鍵穴に鍵を差し込んで回動させることによって、施錠及び開錠を切り替えるのが一般的である。一方で、近年、オペレータの操作を簡素化することを目的として、無線鍵を開閉扉に近接させることによって施錠及び開錠を切り替える、所謂「キーレスエントリーシステム」の開発が進んでいる。但し、特許文献1の作業機械にキーレスエントリーシステムを適用すると、一般にコントローラが搭載されているキャブ本体側から、ロック機構が搭載されている開閉扉に亘って信号線を配策する必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5591994号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、信号線は開閉扉の開閉に追従して変形(例えば、伸縮、屈曲など)する必要があるので、開閉扉の開閉に伴って信号線に負荷が生じることになる。つまり、頻繁に開閉が繰り返されることによって、信号線が断線する可能性がある。
【0006】
本発明は、上記した実状に鑑みてなされたものであり、その目的は、信号線に加わる負荷を軽減することにより、キーレスエントリーシステムのためのロック装置を長寿命化する技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明は、車体と、前記車体に支持されたキャブ本体と、前記キャブ本体に支持され、前記キャブ本体の出入口を閉塞する閉塞位置、及び前記出入口を開放する開放位置の間を移動可能な開閉扉と、被係合部材と係合して前記開閉扉を前記閉塞位置に固定するロック機構と、を備える作業機械において、前記車体または前記キャブ本体に搭載されて、無線鍵から送信される前記ロック機構の状態変化を指示する指示信号に基づいて、前記ロック機構の動作を制御するコントローラと、前記コントローラと前記ロック機構とを接続する信号線と、を備え、前記ロック機構は、前記信号線を通じて前記コントローラから出力される制御信号に従って、前記被係合部材との係合状態を変化させるアクチュエータを備え、前記被係合部材は、前記開閉扉に設けられ、前記ロック機構は、前記キャブ本体に設けられることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、信号線に加わる負荷を軽減することにより、キーレスエントリーシステムのためのロック装置を長寿命化することができる。なお、上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
油圧ショベルの側面図である。
キャブの斜視図である。
ロック機構の斜視図である。
油圧ショベルの制御ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明に係る油圧ショベル1(作業機械)の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、作業機械の具体例は油圧ショベル1に限定されず、ホイールローダ、クレーン、ダンプトラック等でもよい。また、本明細書中の前後左右は、特に断らない限り、油圧ショベル1に搭乗して操作するオペレータの視点を基準としている。
(【0011】以降は省略されています)

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