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公開番号2024037446
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-19
出願番号2022142324
出願日2022-09-07
発明の名称亀裂進展抑制方法
出願人株式会社IHI
代理人個人,個人,個人,個人
主分類E01D 22/00 20060101AFI20240312BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】挿入部材の形状と孔部の形状とがより一致する亀裂進展抑制方法を提供する。
【解決手段】亀裂進展抑制方法は、構造物1に生じた亀裂2の進展を抑制する方法である。当該方法は、亀裂2と交差するように延在すると共に、交差領域11よりも延在方向における両端側の領域に、拡幅された領域12a,12bを有する第1孔部10,10Aを構造物1に形成する孔部形成工程を備える。また当該方法は、第1孔部10,10Aの型を取ることによって、原型16を成形する第1成形工程を備える。また当該方法は、原型16の型を取ることによって、第2孔部21を備えた成形型22を作成する成形型作成工程を備える。また当該方法は、第2孔部21の型を取ることによって、挿入部材35を成形する第2成形工程を備える。また当該方法は、挿入部材35を構造物1の第1孔部10,10Aに挿入し接合する接合工程を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
構造物に生じた亀裂の進展を抑制する亀裂進展抑制方法であって、
前記亀裂と交差するように延在すると共に、前記亀裂と交差する交差領域よりも延在方向における両端側の領域に、前記交差領域の幅よりも拡幅された領域を有する第1孔部を前記構造物に形成する孔部形成工程と、
前記第1孔部の型を取ることによって、前記第1孔部の内部形状が転写された原型を成形する第1成形工程と、
前記原型の型を取ることによって、前記原型の外形が転写された第2孔部を備えた成形型を作成する成形型作成工程と、
前記第2孔部の型を取ることによって、前記第2孔部の内部形状が転写された挿入部材を成形する第2成形工程と、
前記挿入部材を前記構造物の前記第1孔部に挿入し接合する接合工程と、
を備える、亀裂進展抑制方法。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
前記第2成形工程では、前記第2孔部に充填材を充填し硬化させることによって前記挿入部材を成形する、請求項1に記載の亀裂進展抑制方法。
【請求項3】
前記充填材は強化繊維を含有する熱硬化性樹脂である、請求項2に記載の亀裂進展抑制方法。
【請求項4】
前記充填材が含有する前記強化繊維はミルドファイバである、請求項3に記載の亀裂進展抑制方法。
【請求項5】
前記ミルドファイバは、前記充填材に5質量%~20質量%含有されている、請求項4に記載の亀裂進展抑制方法。
【請求項6】
前記ミルドファイバは直径が200nm~800nmであり、かつ繊維長が2μm~8μmである、請求項4~5のいずれか一項に記載の亀裂進展抑制方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は亀裂進展抑制方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1が開示するモルタルの浮きを確認する方法では、モルタルを通してコンクリート躯体にあけられた穴に粘性を備えた液体樹脂、又は棒材と共に液体樹脂を注入し、液体樹脂をゴム状に硬化させたのち引き出して穴の内部を型取る。又は、コンクリート躯体にあけられた穴に筒状の紙を挿入し、紙を摩擦又は圧迫して穴の内部を写し取る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第2756496号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、例えばデッキプレート、Uリブ等を備える橋梁等の構造物には亀裂が生じるおそれが有る。そして、亀裂が生じた場合には、当該亀裂が生じた部分に孔部を形成し、当該孔部の内側に予め作製された挿入部材を挿入し固定することによって、亀裂の進展を抑制することができる。ここで、当該孔部は挿入部材の形状に合った形状となるように構造物に形成されるが、例えば加工の際の誤差に起因して、挿入部材の形状と孔部の形状とが十分に一致しないおそれが有った。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示に係る亀裂進展抑制方法は、構造物に生じた亀裂の進展を抑制する亀裂進展抑制方法であって、前記亀裂と交差するように延在すると共に、前記亀裂と交差する交差領域よりも延在方向における両端側の領域に、前記交差領域の幅よりも拡幅された領域を有する第1孔部を前記構造物に形成する孔部形成工程と、前記第1孔部の型を取ることによって、前記第1孔部の内部形状が転写された原型を成形する第1成形工程と、前記原型の型を取ることによって、前記原型の外形が転写された第2孔部を備えた成形型を作成する成形型作成工程と、前記第2孔部の型を取ることによって、前記第2孔部の内部形状が転写された挿入部材を成形する第2成形工程と、前記挿入部材を前記構造物の前記第1孔部に挿入し接合する接合工程と、を備える。
【0006】
上記亀裂進展抑制方法では、前記第2成形工程で、前記第2孔部に充填材を充填し硬化させることによって前記挿入部材を成形してもよい。
【0007】
上記亀裂進展抑制方法では、前記充填材は強化繊維を含有する熱硬化性樹脂であってもよい。
【0008】
上記亀裂進展抑制方法では、前記充填材が含有する前記強化繊維はミルドファイバであってもよい。
【0009】
上記亀裂進展抑制方法では、前記ミルドファイバは、前記充填材に5質量%~20質量%含有されていてもよい。
【0010】
上記亀裂進展抑制方法では、前記ミルドファイバは直径が200nm~800nmであり、かつ繊維長が2μm~8μmであってもよい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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