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公開番号2024061613
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-07
出願番号2023129708
出願日2023-08-09
発明の名称車両用防護装置及び車両用防護装置の設置構造
出願人積水樹脂株式会社
代理人
主分類E01F 13/04 20060101AFI20240425BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】広い区域においても車両の走行を妨げることができる車両用防護装置を提供する。
【解決手段】防護体の壁部の前方側に踏付部を延設させて、壁部に衝突する車両の車輪の真下に踏付部が配置されるように形成し、前記防護体を連結部材によって複数個連結させて車両用防護装置を形成する。前記車両用防護装置によれば、車輪が前記踏付部を踏み付けた状態で車両が壁部に衝突するようになされ、この車両の進行を効果的に妨げることができる。また、前記防護体を連結部材によって複数個連結するので、車両を規制する区域が広い場合においてもその周囲に沿うように連結した各防護体を配置して車両の進行を妨げることができる。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
防護体と連結部材とを備え、該連結部材により前記防護体が複数個連結されて設けられる車両用防護装置であって、
前記防護体は壁部と、該壁部の前方側に延設される踏付部を備え、前記壁部に衝突する車両の車輪が前記踏付部の車輪の真下に配置されるように形成されていることを特徴とする車両用防護装置。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記連結部材が前記防護体と別体に形成された長尺部材であり、1個の連結部材によって3個以上の防護体が幅方向に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用防護装置。
【請求項3】
前記連結部材と別体に形成された規制部材を備えており、
前記連結部材は前記壁部に取り付けられ、前記規制部材は複数の前記踏付部に跨がるように取り付けられると共に、該規制部材が踏付部の上方に配置されて前記車両の車輪が踏み付け可能になされていることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用防護装置。
【請求項4】
前記壁部と踏付部とが1個の金属板を曲げ加工して形成され、前記壁部が車両のバンパーに接触可能な大きさに形成されていることを特徴とする請求項2に記載の車両用防護装置。
【請求項5】
請求項2に記載の車両用防護装置の設置構造であって、
前記各防護体の踏付部が道路の路面に載置されると共に、連結された各防護体が道路の車両進行方向に対して傾斜する方向に沿って配置されていることを特徴とする車両用防護装置の設置構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、衝突した車両の進行を妨げるための車両用防護装置と、その設置構造に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
車両が走行する道路において、工事や事故の対応のために一時的に車両の進入を規制することがある。このような走行が規制された区域内へ車両を進入させないためにパイロン等が利用されるが、路上に設置したパイロンは衝突した車両の走行を物理的に規制する能力はほぼ無い。このため、走行規制区域内の作業者などを保護する等の目的で衝突した車両の進行を妨げることができる防護装置が要望されており、種々の発明が開示されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、路面に置かれ、車両との衝突に際して変形し、車両の走行をブロックする止め部材をもつ車両用保安防護体おいて、止め部材が一端をこれに結合され、他端を路面に置かれる延長部材を具備し、前記衝突に際して、車両によって延長部材を踏むことによって動きを止められていることを特徴とする車両用保安防護体の発明が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平11-280030号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載される車両用保安防護体は、延長部材が衝突車両によって路面に押し付けられることで止め部材が弾き飛ばされないようになされ、設置位置で車両を急停止させるように設けたものであるが、車両の走行を規制する区域が広い場合に利用しにくい恐れがあった。
【0006】
本発明は、広い区域においても車両の走行を妨げることができる車両用防護装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明は以下のような構成としている。
すなわち本発明に係る車両用防護装置は、防護体と連結部材とを備え、該連結部材により前記防護体が複数個連結されて設けられる車両用防護装置であって、
前記防護体は壁部と、該壁部の前方側に延設される踏付部を備え、前記壁部に衝突する車両の車輪の真下に前記踏付部が配置されるように形成されていることを特徴とするものである。
【0008】
本発明に係る車両用防護装置によれば、車両用防護装置を構成する防護体が壁部とこの壁部の前方側に延設する踏付部を備え、前記壁部に衝突する車両の車輪の真下に前記踏付部を配置させるので、車輪が前記踏付部を踏み付けた状態で車両が壁部に衝突するようになされ、この車両の進行を効果的に妨げることができる。
また、前記防護体を連結部材によって複数個連結するので、車両を規制する区域が広い場合においてもその周囲に沿うように連結した各防護体を配置して車両の進行を妨げることができる。
【0009】
また、前記連結部材を前記防護体と別体の長尺部材に形成し、1個の連結部材によって3個以上の防護体を幅方向に連結すれば、車両を規制する区域が広い場合に車両用防護装置を容易に設置することができるので、好ましい。
【0010】
また、前記連結部材と別体に形成した規制部材を備え、前記連結部材を前記壁部に取り付け、前記規制部材を複数の踏付部に跨がるように取り付ければ、複数の防護体が壁部と踏付部の両方の部位で連結されるので、車両が衝突したときに各防護体の分離を効果的に抑制できる。
また、前記規制部材を踏付部の上方に配置して前記車両の車輪が踏み付け可能に設ければ、衝突した車両の車輪が規制部材を踏み付けることで、車両の車輪が踏付部を踏み付けている防護体だけでなく、前記規制部材を跨がるように取り付けている他の防護体の移動を抑制できるので、車両用防護装置の移動や分離を低減して前記車両の進行を効果的に妨げることができ、好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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