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公開番号2024029230
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-05
出願番号2024002788,2020041222
出願日2024-01-11,2020-03-10
発明の名称画像形成装置、及び情報処理装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類H04N 1/00 20060101AFI20240227BHJP(電気通信技術)
要約【課題】テスト画像を形成されたシートの載置に関するユーザの負担を軽減すること。
【解決手段】画像形成装置はシートの第一面と第二面とのうちの一方の面にのみテスト画像を形成し、シートの第一面と第二面とをそれぞれ読み取ることで第一面の読取データと第二面の読取データとを生成する。画像形成装置は、第一面の読取データと第二面の読取データとを解析し、第一面の読取データと第二面の読取データとのうちテスト画像の読み取り結果を含む読取データを選択し、選択された読取データに基づき階調補正条件を生成する。
【選択図】 図7
特許請求の範囲【請求項1】
画像データに基づき画像を形成する画像形成手段と、
シートが載置されるトレイと、前記トレイ上の前記シートを搬送する搬送部とを有し、前記搬送部により搬送された前記シートを読み取る読取手段と、
前記画像形成手段にテスト画像をシートの片面に形成させ、前記搬送部に前記テスト画像が形成された前記シートを搬送させ、前記テスト画像が形成された前記シートの第1面の読取結果に関する第1読取データを取得し、前記テスト画像が形成された前記シートの前記第1面と異なる第2面の読取結果に関する第2読取データを取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された前記第1読取データと前記第2読取データとから前記テスト画像に関する読取結果に関する読取データを選択する選択手段と、
前記画像形成手段により形成される出力画像の濃度を、前記選択手段により選択された前記読取データに基づいて制御する制御手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
前記画像データを階調補正条件に基づいて変換する変換手段をさらに有し、
前記制御手段は、前記選択手段により選択された前記読取データに基づいて前記階調補正条件を生成し、
前記画像形成手段は、前記変換手段により変換された前記画像データに基づいて出力画像を形成することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記画像形成手段は画像形成条件に基づいて制御され、
前記制御手段は、前記選択手段により選択された前記読取データに基づいて前記画像形成条件を決定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記読取手段は、前記搬送部により搬送された前記シートの前記第1面を読み取る第1センサと、前記シートの前記第2面を読み取る第2センサと、を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
読取装置から出力されたシートの第1面の読取結果に関する第1読取データを取得し、前記読取装置から出力された前記シートの前記第1面と異なる第2面の読取結果に関する第2読取データを取得する取得手段と、
前記第1読取データと前記第2読取データとから、プリンタにより前記シートの片面に印刷されたテスト画像の読取結果に関する読取データを選択する選択手段と、
前記プリンタにより形成される画像の階調特性を補正する階調補正条件を、前記選択手段により選択された前記読取データに基づいて生成する生成手段と、を有することを特徴とする情報処理装置。
【請求項6】
前記取得手段は、前記読取装置の第1センサから出力された前記第1読取データを取得し、前記読取装置の第2センサから出力された前記第2読取データを取得することを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はシートに印刷されたテスト画像に関する読取データに基づいて出力画像の濃度を制御する画像濃度制御に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
インクやトナーを用いてシートに画像を形成する画像形成装置では、使用環境の変化や経時変化に依存して、画像の濃度が変化しうる。そこで、画像形成装置は、シートにテスト画像を形成し、読取デバイスにテスト画像を読み取らせ、テスト画像の読取データに基づき階調補正条件を補正する。これは画質を調整するキャリブレーションのなかの階調補正制御と呼ばれる。特許文献1には、シートの表面に形成された画像がシートの裏面に写り込んでしまうこと(いわゆる裏写り)を抑制するように階調補正条件を調整する階調補正制御が提案されている。より具体的には、画像形成装置は、シートの表面(印刷面)にのみテスト画像を形成し、裏面にはテスト画像を形成しない。ユーザは、原稿を読み取るために用いられるイメージリーダのプラテンにシートを置いて、シートの表面に形成されたテスト画像をイメージリーダに読み取らせる。さらに、ユーザは、シートをひっくり返してプラテンに置いて、テスト画像の形成されていないシートの裏面をイメージリーダに読み取らせる。そして、裏写りが発生しないテスト画像の濃度が決定され、当該決定された濃度が最大濃度となるような階調補正条件が作成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-234354号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1は裏写りを防止できるものの、画像形成装置によりシートの表面に形成される画像の階調特性が、入力画像の階調特性と一致しないような階調補正条件が作成されてしまう恐れがある。ユーザによっては、裏写りの防止よりも、表面に形成される画像の階調特性を重視することもあろう。このようなユーザには特許文献1のキャリブレーションは向いていない。さらに、ユーザは、プラテンのシートの表裏を反転するために、プラテンにシートを載置するために圧板を開け閉めしなければならない。これはユーザにとって面倒であろう。一方で、トレイに載置された原稿を読取位置へ自動的に搬送するオート・ドキュメント・フィーダ(以下ADFと記述される)を使ってシート上のテスト画像を読取デバイスに読み取らせるものが知られている。ADFを用いてシートを読取デバイスに読み取らせる場合、圧板の開け閉めが不要となり、ユーザの負担が軽減される。しかし、ADFにより搬送されるシートの片面しか読み取れない場合には、ユーザがADFのトレイにシートを載置したときに当該シートの読取可能な面が決まってしまう。そのため、ユーザがシートの表裏を間違ってトレイにおいてしまうと、読取デバイスはシートに形成されたテスト画像を読み取ることができなかった。そこで、本発明は、テスト画像が形成されたシートをユーザがトレイに載置するときのユーザの負担を軽減することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため、本発明の画像形成装置は、画像データに基づき画像を形成する画像形成手段と、シートが載置されるトレイと、前記トレイ上の前記シートを搬送する搬送部とを有し、前記搬送部により搬送された前記シートを読み取る読取手段と、前記画像形成手段にテスト画像をシートの片面に形成させ、前記搬送部に前記テスト画像が形成された前記シートを搬送させ、前記テスト画像が形成された前記シートの第1面の読取結果に関する第1読取データを取得し、前記テスト画像が形成された前記シートの前記第1面と異なる第2面の読取結果に関する第2読取データを取得する取得手段と、前記取得手段により取得された前記第1読取データと前記第2読取データとから前記テスト画像に関する読取結果に関する読取データを選択する選択手段と、前記画像形成手段により形成される出力画像の濃度を、前記選択手段により選択された前記読取データに基づいて制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、テスト画像が形成されたシートをユーザがトレイに載置するときのユーザの負担が軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
画像形成装置を説明する断面図
制御部を説明するブロック図
テストチャートを説明する図
CPUの機能を説明するブロック図
エッジ検出を説明する図
テストチャートの作成方法を示すフローチャート
階調補正条件の生成方法を示すフローチャート
階調補正条件の生成方法を示すフローチャート
階調補正条件の生成方法を示すフローチャート
イメージリーダの変形例を説明する概略断面図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付図面を参照して実施形態が詳しく説明される。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでするものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一または同様の構成に同一の参照番号が付され、重複した説明は省略される。
【0009】
<第一実施形態>
[画像形成装置]
図1が示すように、画像形成装置1は電子写真方式のプリンタ100とイメージリーダ110とを有するマルチファンクションペリフェラル(MFP)である。電子写真方式は一例にすぎず、インクジェット方式などの他の画像形成方式が採用されてもよい。
【0010】
●プリンタ100
画像形成部50は、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の四色の現像剤(トナー)を重ね合わせることでカラー画像を形成する。図1において参照番号の末尾にはトナー色を示すYMCKの文字が付与されているが、四つの色に共通する事項が説明される際にはYMCKの文字が省略される。
(【0011】以降は省略されています)

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