TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024019909
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-14
出願番号2022122677
出願日2022-08-01
発明の名称間仕切壁、建築物および間仕切壁施工方法
出願人コマニー株式会社
代理人弁理士法人クレイア特許事務所
主分類E04B 1/94 20060101AFI20240206BHJP(建築物)
要約【課題】防火性能を備えながら、部屋全体の美観が損なわれず、意匠性に優れたガラス間仕切壁を提供すること。
【解決手段】本発明の間仕切壁10は、ガラスパネルと、ガラスパネルを保持する保持具100と、を備え、保持具100は、一対の対向壁110と底面112とを有し、ガラスパネル側に開口した断面コ字形状であり、ガラスパネルの小口面210と底面112との間に固定部300を備え、対向壁110とガラスパネルとの間に変形吸収空間111を有する。変形吸収空間111は、火災時の熱によるガラスパネルの膨張または変形を吸収することができる。
【選択図】図2


特許請求の範囲【請求項1】
ガラスパネルと、前記ガラスパネルを保持する保持具と、を備える間仕切壁であって、
前記保持具は、一対の対向壁と底面とを有し、前記ガラスパネル側に開口した断面コ字形状であり、
前記ガラスパネルの小口面と前記底面との間に固定部を備え、
前記対向壁と前記ガラスパネルとの間に変形吸収空間を有する、間仕切壁。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前記固定部は、引張接着強さが1.5N/mm

以上3.2N/mm

以下の塑性物である、請求項1記載の間仕切壁。
【請求項3】
前記固定部は、耐熱温度が-50℃以上150℃以下の樹脂である、請求項1記載の間仕切壁。
【請求項4】
前記変形吸収空間は、前記ガラスパネルの両面にそれぞれ備えられ、
前記ガラスパネルの小口面は、前記底面の中央部で固定される、請求項1記載の間仕切壁。
【請求項5】
前記変形吸収空間の厚みが、前記ガラスパネルの厚みの1.6倍以上である、請求項1記載の間仕切壁。
【請求項6】
前記保持具は、垂直柱と水平柱とを備える前記ガラスパネルの枠体であり、
前記変形吸収空間は、前記垂直柱にのみ備えられる、請求項1記載の間仕切壁。
【請求項7】
前記ガラスパネルは、連結された複数の板ガラスで構成され、
連結された前記板ガラスの小口面には連結部が設けられた、請求項1記載の間仕切壁。
【請求項8】
前記連結部は、透明かつ前記固定部より耐火性に優れたシーリング樹脂からなる、請求項7記載の間仕切壁。
【請求項9】
前記連結部は、透明かつ前記固定部より厚みが厚い、請求項7記載の間仕切壁。
【請求項10】
請求項1に記載の間仕切壁が設置された建築物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、防火性を備えたガラス間仕切壁及びその施工方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、オフィスまたは住居等の空間を間仕切る方法として、複数枚のガラスパネルを横方向に隣接してなるガラス間仕切壁が開発されている。空間に解放感をもたらすガラス間仕切は、オフィス等の空間におけるインテリア性を高め、優れた意匠性を発揮する。
また、建物火災等の避難安全設計では、出火室から炎や煙が避難経路となる廊下等へ多量に漏れでることを防ぎ、避難時における安全性を確保するために、防火性能が求められ、このような防火性能はガラス間仕切壁にも求められる。
【0003】
例えば、特許文献1(特開2002-194835号公報)には、充分な耐火性のある、簡便な構造の間仕切りが開示されている。
特許文献1に記載の部屋の間仕切りに用いる板状体の取り付け構造は、断面形がT字形のT字型金具を2個用い、該T字型金具を床もしくは天井面で固定し、バックアップ材を介して、該板状体の端部を両側から該T字型金具で挟持することを特徴とする板状体の取り付け構造が開示されている。
【0004】
また、特許文献1に記載の板状体の取り付け構造は、板状体が透明な防耐火パネルであって、バックアップ材が難燃性あるいは不燃性であり、T字型金具が、空気層あるいは不燃性の断熱材を介して隔てられ、また、T字型金具の防耐火パネルと平行になる室内側部分が、中空構造あるいは中央部を厚くしていることを特徴とする板状体の取り付け構造である。
【0005】
特許文献2(特開2021-120523号公報)には、両ガラス板の端部同士を位置決めし保持する不透明な連結部材が目立って透明領域が不当に狭められ、ガラスパーティションとしての視覚的な基本性能が減殺される不具合を解消するガラスパーティション及びその施工方法、並びに矯正具が開示されている。
【0006】
特許文献2に記載のガラスパーティションは、複数枚のガラス板を幅方向に隣設してなるガラスパーティションにおいて、隣り合うガラス板の突合せ領域における特定箇所にガラス板の反りを抑制するための矯正具を部分的に設けるものである。
【0007】
また、特許文献3(特表2017-525641号公報)には、隣接している板の間の完全に捕らえられている縁の存在なしに燃焼試験規格に達することができるため、より簡素であり、観察者の気を散らさず、かつより見た目が美しい耐火性ガラススクリーン及び該耐火性ガラススクリーンの使用について開示されている。
【0008】
特許文献3に記載の耐火性ガラススクリーンは、少なくとも2枚の一枚板ソーダ石灰石英ガラス板を備え、該板が、ある程度に強化され、該板の各々が、隣接している縁にて該板のうちの少なくとも別の1枚に当接し、封止剤が、該当接している板の隣接している縁の間に位置するものである。
【0009】
さらに、特許文献4(特開2021-167264号公報)には、火炎の遮断性能を向上可能にしたガラス板接合構造、およびガラス板接合方法について開示されている。
【0010】
特許文献4に記載のガラス板接合構造は、端面が相互に向き合うように配置されたガラス板の端面間の隙間である目地部空間が充填材によって充填されているガラス板接合構造であって、充填材の少なくとも一部が遮蔽対象であり、遮蔽対象の外側で端面間を繋ぐように位置し、遮蔽対象の外部からの熱を遮蔽対象に対して遮蔽する遮蔽部材を備えるものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
簡易車庫
1か月前
個人
地下食糧生産システム
16日前
個人
スマート型枠組立工法
16日前
個人
雪下ろし具
1か月前
曙建設株式会社
留め具
24日前
積水樹脂株式会社
ガード装置
21日前
合同会社杢草舎
ツリーテント
15日前
三協立山株式会社
構造体
21日前
淡路技建株式会社
床構造
1か月前
三協立山株式会社
構造体
21日前
三協立山株式会社
構造体
21日前
三協立山株式会社
構造体
21日前
株式会社オカムラ
ブース
7日前
淡路技建株式会社
床構造
1か月前
三協立山株式会社
構造体
今日
三協立山株式会社
構造体
今日
株式会社オカムラ
ブース
14日前
株式会社オカムラ
ブース
14日前
三協立山株式会社
構造体
21日前
株式会社オカムラ
ブース
7日前
ミサワホーム株式会社
建物
23日前
鹿島建設株式会社
解体方法
1か月前
株式会社大林組
建物
22日前
ミサワホーム株式会社
建物
21日前
株式会社エフコンサルタント
面材
27日前
株式会社竹中工務店
二重床
今日
鹿島建設株式会社
補強構造
1か月前
株式会社オカムラ
ブース装置
14日前
個人
部屋構造および施工方法
1か月前
三協立山株式会社
簡易構造物
1か月前
三協立山株式会社
簡易構造物
21日前
三協立山株式会社
簡易構造物
21日前
三協立山株式会社
簡易構造物
21日前
三協立山株式会社
簡易構造物
1か月前
三協立山株式会社
天井構造体
21日前
三協立山株式会社
簡易構造物
1か月前
続きを見る