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公開番号2024018210
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-08
出願番号2022121391
出願日2022-07-29
発明の名称電磁接触器
出願人富士電機株式会社
代理人個人,個人
主分類H01H 50/54 20060101AFI20240201BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】第1のヨークと第2のヨークとの対向面積の減少を防止して磁気吸引力の低下を抑制し、可動接点及び固定接点の接触圧の低下を解決した電磁接触器を提供する。
【解決手段】電磁接触器は、可動接触子13の一対の固定接触子を向く一方の面側に配置された第1のヨークと、可動接触子の一対の固定接触子に対して他方の面に配置されたヨーク基部と、可動接触子の短尺方向の側部側に位置するヨーク基部の縁部から第1のヨークに延在して対向する一対の磁路部を有する第2のヨークを備え、可動接触子の進退に際し第1のヨーク及び第2のヨークの相対回転を規制する摺動ガイド18d1,18d2,18e1,18e2、脚部16a1,16a2の右側の側面及び脚部16a1,16a2の左側の側面を備え、可動接触子を流れる電流により発生する磁束によって第1のヨークと第2のヨークの間に磁気吸引力が発生する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
固定接点を有する一対の固定接触子と、
前記一対の固定接触子の前記固定接点に接離可能な一対の可動接点を有する長尺な可動接触子と、
前記可動接触子に可動接触子支持部を介して連結された可動プランジャを駆動して前記一対の固定接触子に接離する進退方向に前記可動接触子を駆動する電磁石ユニットと、
前記可動接触子の前記一対の固定接触子を向く一方の面側に配置された第1のヨークと、
前記可動接触子の前記一対の固定接触子に対して逆側の他方の面に配置されたヨーク基部と、前記可動接触子の短尺方向の側部側に位置する前記ヨーク基部の縁部から前記第1のヨークに延在して対向する一対の磁路部とを有する第2のヨークと、
前記可動接触子が進退する際の前記第1のヨーク及び前記第2のヨークの相対回転を規制するヨーク回転規制部と、を備え、
前記可動接触子を流れる電流により発生する磁束によって前記第1のヨークと前記第2のヨークの間に磁気吸引力が発生するようにしたことを特徴とする電磁接触器。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
前記第2のヨークは、前記可動接触子に固定されていることを特徴とする請求項1記載の電磁接触器。
【請求項3】
前記可動接触子支持部は、前記可動プランジャの一端に固定された接点支えと、頂板部及び当該頂板部の両端から平行に延びる一対の脚部が前記接点支えに固定されているスプリング押さえと、当該スプリング押さえの内部に配置した前記可動接触子の長手方向中央部を前記頂板部側に付勢する接触スプリングと、を備え、
前記第1のヨークは、前記スプリング押さえの前記頂板部の前記可動接触子に面する側に固定されており、
前記ヨーク回転規制部は、前記スプリング押さえの前記一対の脚部の少なくとも2箇所の脚側部と、前記第2のヨークに形成されて2箇所の前記脚側部に対向配置されている少なくとも2箇所の摺動ガイドと、で構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の電磁接触器。
【請求項4】
前記可動接触子支持部は、前記可動プランジャの一端に固定された接点支えと、頂板部及び当該頂板部の両端から平行に延びる一対の脚部が前記接点支えに固定されているスプリング押さえと、当該スプリング押さえの内部に配置した前記可動接触子の長手方向中央部を前記頂板部側に付勢する接触スプリングと、を備え、
前記第1のヨークは、前記スプリング押さえの前記頂板部の前記可動接触子に面する側に固定したヨーク基部と、前記ヨーク基部から前記接点支えの前記一対の脚部に沿って延在する少なくとも2箇所の摺動支持部と、を備え、
前記ヨーク回転規制部は、少なくとも2箇所の前記摺動支持部と、前記第2のヨークに形成されて2箇所の前記摺動支持部に対向配置されている少なくとも2箇所の摺動ガイドと、で構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の電磁接触器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、主回路の開閉を行う電磁接触器に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
電磁接触器は、固定接点を有する一対の固定接触子と、一対の固定接触子の固定接点に切離する一対の可動接点を一方の面に有する可動接触子と、一対の固定接点に一対の可動接点が切離する方向に可動接触子を駆動する電磁石ユニットと、を備えている。電磁接触器の閉極状態では、短絡電流のような大電流が流れると、可動接点及び固定接点の間に電磁力(電磁反発力)が発生し、可動接点及び固定接点の接触圧が低下するおそれがある。
【0003】
特許文献1の電磁接触器は、可動接触子の閉極方向である可動接触子の一方の面側に第1のヨークを配置し、可動接触子を介して第1のヨークに対向する第2のヨークを可動接触子の他方の面に配置し、固定接点及び可動接点が接触する閉極状態で、可動接触子への通電電流で発生する磁場によって第1のヨークと第2のヨークとの間に磁気吸引力が発生させている。これにより、閉極状態において可動接触子に大電流が流れ発生した電磁反発力に対して磁気吸引力を逆方向に作用させ、可動接点及び固定接点の接触圧低下を防止するようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5942276号公報(図15、図16)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1の電磁接触器は、電磁石ユニットの駆動により固定接触子との接触方向に移動した可動接触子が回転すると、第1のヨーク及び第2のヨークとの対向面積が減少することで磁気吸引力が低下し、可動接点及び固定接点の接触圧が低下するおそれがある。
【0006】
そこで、本発明は、第1のヨークと第2のヨークとの対向面積の減少を防止して磁気吸引力の低下を抑制し、可動接点及び固定接点の接触圧の低下を解決した電磁接触器を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る電磁接触器は、固定接点を有する一対の固定接触子と、一対の固定接触子の固定接点に接離可能な一対の可動接点を有する長尺な可動接触子と、可動接触子に可動接触子支持部を介して連結された可動プランジャを駆動して一対の固定接触子に接離する進退方向に可動接触子を駆動する電磁石ユニットと、可動接触子の一対の固定接触子を向く一方の面側に配置された第1のヨークと、可動接触子の一対の固定接触子に対して逆側の他方の面に配置されたヨーク基部と可動接触子の短尺方向の側部側に位置するヨーク基部の縁部から第1のヨークに延在して対向する一対の磁路部とを有する第2のヨークと、可動接触子が進退する際の第1のヨーク及び第2のヨークの相対回転を規制するヨーク回転規制部と、を備え、可動接触子を流れる電流により発生する磁束によって第1のヨークと第2のヨークの間に磁気吸引力が発生するようにした。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る電磁接触器によれば、第1のヨークと第2のヨークとの対向面積の減少を防止して磁気吸引力の低下を抑制し、可動接点及び固定接点の接触圧の低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明に係る第1実施形態に係る電磁接触器の断面図である。
第1実施形態の電磁接触器において、一対の固定接触子を固定している上ケース及び下ケースを除いた内部構造を示す斜視図である。
第1実施形態の電磁接触器で使用する第2のヨークを示す斜視図である。
第1実施形態の電磁接触器の要部を平面視で示した図である。
図4のV-V線矢視図である。
図4のVI-VI線矢視図である。
第2実施形態の電磁接触器において、一対の固定接触子を固定している上ケース及び下ケースを除いた内部構造を示す斜視図である。
第2実施形態の電磁接触器で使用する第1のヨークを示す斜視図である。
第2実施形態の電磁接触器の要部を平面視で示した図である。
図9のX-X線矢視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
次に、図面を参照して、本発明に係る実施形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
(【0011】以降は省略されています)

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