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公開番号2024016516
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-07
出願番号2022118696
出願日2022-07-26
発明の名称電子制御装置
出願人株式会社デンソー
代理人弁理士法人サトー
主分類G06F 8/654 20180101AFI20240131BHJP(計算;計数)
要約【課題】記憶部に必要なメモリ容量を抑制しつつ、車両制御を実行中にリプロを適切に実行する。
【解決手段】電子制御装置1は、分割された複数の第1メモリブロック41~4nを有し、複数の第1メモリブロックの個々に車両制御を実行するための独立したコードが格納されている記憶部3と、記憶部に格納されているコードを用いて車両制御を実行する制御部2と、を備える。記憶部は、第2メモリブロック5を有する。制御部は、リプロの実行要求が発生した場合に複数の第1メモリブロックのうちリプロ対象ブロックに格納されているコードを第2メモリブロックに複製し、車両制御を実行する通常時に使用するメモリブロックと、車両制御とリプロとを並行して実行するリプロ時に使用するメモリブロックとを切り替える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
分割された複数の第1メモリブロック(41~4n)を有し、前記複数の第1メモリブロックの個々に車両制御を実行するための独立したコードが格納されている記憶部(3)と、
前記記憶部に格納されているコードを用いて車両制御を実行する制御部(2)と、を備え、
前記記憶部は、第2メモリブロック(5)を有し、
前記制御部は、リプロの実行要求が発生した場合に、前記複数の第1メモリブロックのうちリプロ対象ブロックに格納されているコードを前記第2メモリブロックに複製し、車両制御を実行する通常時に使用するメモリブロックと、車両制御とリプロとを並行して実行するリプロ時に使用するメモリブロックとを切り替える電子制御装置。
電子制御装置。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記記憶部は、前記複数の第1メモリブロックに格納されているコード及び前記第2メモリブロックに格納されているコードを選択して実行するためのコードを格納するモード選択メモリ(6)を備え、
前記制御部は、前記モード選択メモリに格納されているコードを選択し、前記通常時に使用するメモリブロックと、前記リプロ時に使用するメモリブロックとを切り替える請求項1に記載した電子制御装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記通常時にリプロの実行要求が発生した場合に、前記リプロ対象ブロックに格納されているコードを前記第2メモリブロックに複製する請求項1又は2に記載した電子制御装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記リプロ対象ブロックに格納されているコードの前記第2メモリブロックへの複製に成功した後に、前記モード選択メモリの制御モードを通常時制御モードからリプロ時制御モードへ切り替え、前記通常時に使用するメモリブロックと、前記リプロ時に使用するメモリブロックとを切り替える請求項3に記載した電子制御装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記リプロ対象ブロックに格納されているコードの前記第2メモリブロックへの複製に失敗した場合に、複製の失敗回数が所定回数未満であれば、前記リプロ対象ブロックに格納されているコードの前記第2メモリブロックへの複製をリトライする請求項4に記載した電子制御装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記リプロ対象ブロックに格納されているコードの前記第2メモリブロックへの複製に失敗した場合に、複製の失敗回数が所定回数以上であれば、前記通常時に使用するメモリブロックと、前記リプロ時に使用するメモリブロックとを切り替えない請求項4に記載した電子制御装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記モード選択メモリの制御モードを通常時制御モードからリプロ時制御モードへ切り替えた後に、前記リプロ対象ブロックのリプロを実行する請求項4に記載した電子制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子制御装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
例えば車載用の電子制御装置(以下、ECU(Electronic Control Unit)と称する)においては、機能の向上や不具合の解消等を目的としてリプロを実行可能に構成されている。車両制御を実行中にリプロを実行する構成として、例えば特許文献1には、記憶部を複数面のメモリ構成とし、運用面に格納されているプログラムコードを用いて車両制御を実行することと並行し、非運用面のリプロを実行する構成が開示されている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-27640号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、車両制御を実行中にリプロを実行可能とするために記憶部を複数面のメモリ構成とすると、記憶部に必要なメモリ容量が増大する問題がある。
【0005】
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、記憶部に必要なメモリ容量を抑制しつつ、車両制御を実行中にリプロを適切に実行することができる電子制御装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載した発明によれば、記憶部(3)は、分割された複数の第1メモリブロック(41~4n)を有し、複数の第1メモリブロックの個々に車両制御を実行するための独立したコードが格納されている。制御部(2)は、記憶部に格納されているコードを用いて車両制御を実行する。記憶部は、第2メモリブロック(5)を有する。制御部は、リプロの実行要求が発生した場合に複数の第1メモリブロックのうちリプロ対象ブロックに格納されているコードを第2メモリブロックに複製し、車両制御を実行する通常時に使用するメモリブロックと、車両制御とリプロとを並行して実行するリプロ時に使用するメモリブロックとを切り替える。
【0007】
複数の第1メモリブロックを有する記憶部に第2メモリブロックを用意し、リプロの実行要求が発生した場合に複数の第1メモリブロックのうちリプロ対象ブロックに格納されているコードを第2メモリブロックに複製し、通常時に使用するメモリブロックと、リプロ時に使用するメモリブロックとを切り替えるようにした。リプロ対象ブロックに格納されているコードの第2メモリブロックへの複製を完了した後に当該リプロ対象ブロックのリプロを実行することで、リプロを面単位で実行する従来とは異なり、リプロをブロック単位で実行することができ、記憶部を複数面のメモリ構成とする必要がなくなる。これにより、記憶部に必要なメモリ容量を抑制しつつ、車両制御を実行中にリプロを適切に実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施形態を示す機能ブロック図
リプロ実行中判定処理を示すフローチャート
制御モード判定処理を示すフローチャート
通常時制御モードを説明する図
リプロ時制御モードを説明する図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、一実施形態について図面を参照して説明する。図1に示すように、ECU1は、例えば車載用のECUであり、駆動系の制御を行う装置、ADAS(Advanced Driving Assistant System)系の制御を行う装置、マルチメディア系の制御を行う装置等である。ECU1は、外部からのリプロの実行要求を受信すると、リプロを実行する。ECU1は、例えばリプロツール11と車載ネットワークを介して接続された状態で、リプロツール11からのリプロの実行要求を受信すると、リプロを実行する。車載ネットワークは、例えばCAN(Controller Area Network)(登録商標)、FLEXRAY(登録商標)、CXPI(Clock Extension Peripheral Interface)(登録商標)等である。
【0010】
ECU1は、制御部2と、記憶部3とを備える。制御部2は、CPU、RAM、ROM、I/Oポート等を有するマイクロコンピュータを主体として構成されている。制御部2は、非遷移的実体的格納媒体に格納されているコンピュータプログラムをCPUで実行することによるソフトウェア処理、専用の電子回路によるハードウェア処理による制御を実行し、ECU1の動作を制御する。
(【0011】以降は省略されています)

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