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公開番号2023184426
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-12-28
出願番号2023043224
出願日2023-03-17
発明の名称銅箔製造装置
出願人エスケー ネクシリス カンパニー リミテッド
代理人個人
主分類C25D 1/00 20060101AFI20231221BHJP(電気分解または電気泳動方法;そのための装置)
要約【課題】ベース締結部材によって電流密度が均一に形成されないことにより銅箔の品質が低下することを防止できる銅箔製造装置を提供する。
【解決手段】装置は、電気メッキ方式で銅箔を電着させる電着部2および電着部から供給される銅箔を巻き取る巻取部8を含み、電着部は、陰極ドラム3および陽極部4を含み、陽極部は陰極ドラムと離隔した陽極本体5、陽極本体の上面に配置される複数個の陽極板6、陽極板を陽極本体に締結させる複数個の締結部を含む。陽極板は陽極本体の左側端と右側端の間に配置されるように陽極本体に結合されるベース陽極板、ベース陽極板の両側に結合される第1、第2陽極板を含み、第2陽極板は第1陽極板と離隔する。ベース陽極板はベース締結部材によって陽極本体に結合され、第1、第2陽極板はベース締結部材を遮る。第1陽極板はベース陽極板と部分的に、第2陽極板は第1陽極板と離隔した位置でベース陽極板と部分的に重なる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電解液を利用して電気メッキ方式で銅箔を電着させる電着部(2);および
前記電着部(2)から供給される銅箔を巻き取る巻取部を含み、
前記電着部(2)は電解液を利用して電気メッキ方式で電解銅箔を電着させる陰極ドラム(3)、および電解液を通じて前記陰極ドラム(3)と通電される陽極部(4)を含み、
前記陽極部(4)は前記陰極ドラム(3)と離隔した陽極本体(5)、前記陽極本体(5)の上面に配置される複数個の陽極板(6)、および前記陽極板(6)それぞれを前記陽極本体(5)に締結させる複数個の締結部(7)を含み、
前記陽極板(6)は前記陽極本体(5)の左側端と前記陽極本体(5)の右側端の間に配置されるように前記陽極本体(5)に結合されるベース陽極板(60)、前記ベース陽極板(60)の一側に結合される第1陽極板(61)、および前記第1陽極板(61)と離隔するように前記ベース陽極板(60)の他側に結合される第2陽極板(62)を含み、
前記ベース陽極板(60)は前記締結部(7)のうちベース締結部材(73)により前記陽極本体(5)に結合され、
前記第1陽極板(61)は前記ベース締結部材(73)を遮るように前記ベース陽極板(60)と部分的に重なり、
前記第2陽極板(62)は前記ベース締結部材(73)を遮るように前記第1陽極板(61)と離隔した位置で前記ベース陽極板(60)と部分的に重なることを特徴とする、銅箔製造装置。
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
前記ベース陽極板(60)は前記第1陽極板(61)と重なる第1ベース部(601)、前記第2陽極板(62)と重なる第2ベース部(602)、および前記第1ベース部(601)と前記第2ベース部(602)の間に配置されて前記第1ベース部(601)と前記第2ベース部(602)を連結する中間ベース部(603)を含み、
前記中間ベース部(603)の上面は前記第1ベース部(601)の上面より高い位置に配置されることを特徴とする、請求項1に記載の銅箔製造装置。
【請求項3】
前記第1陽極板(61)は前記第1ベース部(601)の上側に配置された第1カバー部材(611)を含み、
前記第1カバー部材(611)は前記第1ベース部(601)を遮るように配置されて前記中間ベース部(603)と同一の高さに配置されることを特徴とする、請求項2に記載の銅箔製造装置。
【請求項4】
前記第1陽極板(61)は第1ベース部(601)の上側に配置された第1カバー部材(611)、前記第1カバー部材(611)から離隔するように配置された第1結合部材(612)、および前記第1カバー部材(611)と前記第1結合部材(612)を連結する第1ベンディング部材(613)を含み、
前記第1ベンディング部材(613)は前記第1カバー部材(611)と前記第1結合部材(612)が互いに異なる高さに配置されるようにベンディングされたことを特徴とする、請求項2に記載の銅箔製造装置。
【請求項5】
前記ベース陽極板(60)は前記第1陽極板(61)と重なる第1ベース部(601)を含み、
前記第1陽極板(61)は前記第1ベース部(601)の上側に配置された第1カバー部材(611)を含み、
前記第1カバー部材(611)には前記締結部(7)が形成されないことを特徴とする、請求項1に記載の銅箔製造装置。
【請求項6】
前記第1ベース部(601)は前記第1ベース部(601)の一端が前記第1ベンディング部材(613)に接触するように前記第1カバー部材(611)と前記陽極本体(5)の間に配置されることを特徴とする、請求項4に記載の銅箔製造装置。
【請求項7】
前記ベース陽極板(60)は、
前記第1陽極板(61)と重なる第1ベース部(601);
前記第2陽極板(62)と重なる第2ベース部(602);
前記第1ベース部(601)と前記第2ベース部(602)の間に配置されて前記第1ベース部(601)と前記第2ベース部(602)を連結する中間ベース部(603);および
前記第1ベース部(601)と前記中間ベース部(603)の間で前記第1ベース部(601)と前記中間ベース部(603)それぞれに結合された第1増加部材(604)を含み、
前記第1増加部材(604)は前記第1ベース部(601)から前記中間ベース部(603)に向かう方向に延びるほど大きさが増加するように形成されることを特徴とする、請求項1に記載の銅箔製造装置。
【請求項8】
前記第1陽極板(61)は前記第1ベース部(601)の上側に配置された第1カバー部材(611)、および前記第1カバー部材(611)に結合された第1カバー減少部材(614)を含み、
前記第1カバー減少部材(614)は前記第1陽極板(61)から前記ベース陽極板(60)に向かう方向に延びるほど大きさが減少するように形成されたことを特徴とする、請求項2に記載の銅箔製造装置。
【請求項9】
前記陽極板(6)のうち一部は前記ベース陽極板(60)に対して前記第1陽極板(61)が配置された方向側に部分的に重なりながら連続的に配置され、
前記陽極板(6)のうち一部は前記ベース陽極板(60)に対して前記第2陽極板(62)が配置された方向側に部分的に重なりながら連続的に配置されることを特徴とする、請求項1に記載の銅箔製造装置。
【請求項10】
前記ベース陽極板(60)は前記第1陽極板(61)と重なる第1ベース部(601)、前記第2陽極板(62)と重なる第2ベース部(602)、および前記第1ベース部(601)と前記第2ベース部(602)の間に配置されて前記第1ベース部(601)と前記第2ベース部(602)を連結する中間ベース部(603)を含み、
前記第1陽極板(61)は前記第1ベース部(601)に形成された前記ベース締結部材(73)を遮るように前記第1ベース部(601)の上側に配置され、
前記第2陽極板(62)は前記第2ベース部(602)に形成された前記ベース締結部材(73)を遮るように前記第2ベース部(602)の上側に配置され、
前記中間ベース部(603)は前記ベース締結部材(73)が形成されないことを特徴とする、請求項1に記載の銅箔製造装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、二次電池用陰極、軟性印刷回路基板などの多様な製品の製造に利用される銅箔を製造するための銅箔製造装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
銅箔は二次電池用陰極、軟性印刷回路基板(Flexible Printed Circuit Board:FPCB)等の多様な製品の製造に利用されている。このような銅箔は、陽極と陰極の間に電解液を供給した後に電流を流す電気メッキ方式を通じて製造される。
【0003】
このように、電気メッキ方式を通じて銅箔を製造するにおいて銅箔製造装置が利用される。銅箔製造装置は、電解液を利用して電気メッキ方式で銅箔を電着させる陰極ドラム、電解液を通じて前記陰極ドラムと通電される陽極板、および前記陽極板を支持する陽極本体を含む。前記陽極板はねじのようなベース締結部材を通じて前記陽極本体に結合される。
【0004】
ここで、従来技術に係る銅箔製造装置は、前記ベース締結部材と前記陽極板が組立段差によって前記陰極ドラムから互いに異なる距離だけ離隔するように前記陽極本体に結合され得る。したがって、従来技術に係る銅箔製造装置は、前記ベース締結部材と前記陽極板の周囲で電流密度が互いに異なるように形成されるので、電解液内の電流密度が均一に形成されない。これに伴い、従来技術に係る銅箔製造装置は、前記陰極ドラムに電着される銅箔の厚さが均一に形成されないため銅箔の品質が低下する問題がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は前述したような問題点を解決するために案出されたもので、ベース締結部材によって電流密度が均一に形成されないことにより銅箔の品質が低下することを防止できる銅箔製造装置を提供するためのものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記のような課題を解決するために、本発明は下記のような構成を含むことができる。
【0007】
本発明は、電解液を利用して電気メッキ方式で銅箔を電着させる電着部;および前記電着部から供給される銅箔を巻き取る巻取部を含み、前記電着部は電解液を利用して電気メッキ方式で電解銅箔を電着させる陰極ドラム、および電解液を通じて前記陰極ドラムと通電される陽極部を含むことができる。前記陽極部は前記陰極ドラムと離隔した陽極本体、前記陽極本体の上面に配置される複数個の陽極板、および前記陽極板それぞれを前記陽極本体に締結させる複数個の締結部を含むことができる。前記陽極板は前記陽極本体の左側端と前記陽極本体の右側端の間に配置されるように前記陽極本体に結合されるベース陽極板、前記ベース陽極板の一側に結合される第1陽極板、および前記第1陽極板と離隔するように前記ベース陽極板の他側に結合される第2陽極板を含むことができる。前記ベース陽極板は前記締結部のうちベース締結部材によって前記陽極本体に結合され得る。前記第1陽極板は前記ベース締結部材を遮るように前記ベース陽極板と部分的に重なり得る。前記第2陽極板は前記ベース締結部材を遮るように前記第1陽極板と離隔した位置で前記ベース陽極板と部分的に重なり得る。
【発明の効果】
【0008】
本発明によると、次のような効果を図ることができる。
【0009】
本発明は、陽極板を陽極本体に結合させるための締結部が第1陽極板および第2陽極板によって遮られることによって、外部に直接的に露出しないように具現される。これに伴い、本発明は両極板の周囲に形成される電流密度の偏差を減らすことによって、電解液内の電流密度に対する均一性を向上させることができる。したがって、本発明は向上した品質を有する銅箔を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明に係る銅箔製造装置の概略的な斜視図である。
本発明に係る銅箔製造装置において陽極部の概略的な斜視図である。
本発明に係る銅箔製造装置において陽極板の概略的な斜視図である。
本発明に係る銅箔製造装置において陽極板の概略的な分解斜視図である。
図3のI-I線を基準とする本発明に係る銅箔製造装置において陽極板の概略的な断面図である。
図5の分解図である。
本発明に係る銅箔製造装置においてベース陽極板と第1陽極板が結合される姿を示すための概念図である。
本発明に係る銅箔製造装置において変形された実施例を示した概念図である。
図8の分解図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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