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公開番号2023176796
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-12-13
出願番号2022089277
出願日2022-05-31
発明の名称ショベル
出願人住友重機械工業株式会社
代理人個人,個人
主分類F15B 11/16 20060101AFI20231206BHJP(流体圧アクチュエータ;水力学または空気力学一般)
要約【課題】所望のパイロット圧を実現するために必要なパイロット油の量が、吐出可能なパイロット油の量を上回る場合にも、油圧アクチュエータの動きを安定させることができること。
【解決手段】ショベル100は、制御弁174のパイロットポートに作用するパイロット圧を制御する電磁弁31CLと、バケットシリンダ9を操作する電気式のバケット操作レバー(右操作レバー26R)と、バケット操作レバーの操作量に応じて電磁弁31CLの開口面積を制御するコントローラ30と、を備える。コントローラ30は、所定の操作量でバケット操作レバーが操作された場合、制御弁174を含む複数の制御弁が同時に動くときの電磁弁31CLの開口面積と、制御弁174のみが動くときの電磁弁31CLの開口面積と、を異ならせるように構成されている。
【選択図】図4C
特許請求の範囲【請求項1】
下部走行体と、
前記下部走行体に旋回自在に搭載された上部旋回体と、
前記上部旋回体に搭載されたメインポンプと、
第1油圧アクチュエータと前記メインポンプとの間を繋ぐ作動油ラインに設けられた第1スプール弁と、
前記第1スプール弁のパイロットポートに作用するパイロット圧を制御する第1電磁弁と、
前記第1油圧アクチュエータを操作する電気式の第1操作レバーと、
前記第1操作レバーの操作量に応じて前記第1電磁弁の開口面積を制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、所定の第1操作量で前記第1操作レバーが操作された場合、前記第1スプール弁を含む複数のスプール弁が同時に動くときの前記第1電磁弁の開口面積と、前記第1スプール弁のみが動くときの前記第1電磁弁の開口面積と、を異ならせるように構成されている、
ショベル。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
第2油圧アクチュエータと前記メインポンプとの間を繋ぐ作動油ラインに設けられた第2スプール弁と、
前記第2スプール弁のパイロットポートに作用するパイロット圧を制御する第2電磁弁と、
前記第2油圧アクチュエータを操作する電気式の第2操作レバーと、を備え、
前記制御装置は、前記第2操作レバーの操作量に応じて前記第2電磁弁の開口面積を制御するように構成され、且つ、所定の第2操作量で前記第2操作レバーが操作された場合、前記第2スプール弁を含む複数のスプール弁が同時に動くときの前記第2電磁弁の開口面積と、前記第2スプール弁のみが動くときの前記第2電磁弁の開口面積と、を同じにするように構成されている、
請求項1に記載のショベル。
【請求項3】
第2油圧アクチュエータと前記メインポンプとの間を繋ぐ作動油ラインに設けられた第2スプール弁と、
前記第2スプール弁のパイロットポートに作用するパイロット圧を制御する第2電磁弁と、
前記第2油圧アクチュエータを操作する電気式の第2操作レバーと、を備え、
前記制御装置は、前記第2操作レバーの操作量に応じて前記第2電磁弁の開口面積を制御するように構成され、且つ、所定の第2操作量で前記第2操作レバーが操作された場合、前記第2スプール弁を含む複数のスプール弁が同時に動くときの前記第2電磁弁の開口面積と、前記第2スプール弁のみが動くときの前記第2電磁弁の開口面積と、を異ならせるように構成されている、
請求項1に記載のショベル。
【請求項4】
前記第1スプール弁と前記第2スプール弁とが同時に動く場合、前記第1電磁弁の開口面積の減少率と前記第2電磁弁の開口面積の減少率とは同じである、
請求項3に記載のショベル。
【請求項5】
第3油圧アクチュエータと前記メインポンプとの間を繋ぐ作動油ラインに設けられた第3スプール弁と、
前記第3スプール弁のパイロットポートに作用するパイロット圧を制御する第3電磁弁と、
前記第3油圧アクチュエータを操作する電気式の第3操作レバーと、を備え、
前記制御装置は、前記第3操作レバーの操作量に応じて前記第3電磁弁の開口面積を制御するように構成され、且つ、所定の第3操作量で前記第3操作レバーが操作された場合、前記第3スプール弁を含む複数のスプール弁が同時に動くときの前記第3電磁弁の開口面積と、前記第3スプール弁のみが動くときの前記第3電磁弁の開口面積と、を同じにするように構成されている、
請求項2又は3に記載のショベル。
【請求項6】
第3油圧アクチュエータと前記メインポンプとの間を繋ぐ作動油ラインに設けられた第3スプール弁と、
前記第3スプール弁のパイロットポートに作用するパイロット圧を制御する第3電磁弁と、
前記第3油圧アクチュエータを操作する電気式の第3操作レバーと、を備え、
前記制御装置は、前記第3操作レバーの操作量に応じて前記第3電磁弁の開口面積を制御するように構成され、且つ、所定の第3操作量で前記第3操作レバーが操作された場合、前記第3スプール弁を含む複数のスプール弁が同時に動くときの前記第3電磁弁の開口面積と、前記第3スプール弁のみが動くときの前記第3電磁弁の開口面積と、を異ならせるように構成されている、
請求項2又は3に記載のショベル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ショベルに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電気式操作レバーを備えたショベルが知られている(特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2021/025172号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の電気式操作レバーは、油圧アクチュエータに流出入する作動油の流れを制御するスプール弁を動かすために、パイロットポンプとスプール弁との間のパイロットラインに設けられた電磁弁の開口面積を変化させてスプール弁に作用するパイロット圧を調整できるように構成されている。
【0005】
しかしながら、電気式操作レバーは、複数のスプール弁を同時に動かすために複数の電磁弁の開口面積を同時に大きくすると、パイロット圧を所望の大きさまで適時に増大させることができなくなり、ひいては、油圧アクチュエータの動きを不安定にしてしまうおそれがある。所望のパイロット圧を実現するために必要なパイロット油の量が、パイロットポンプが吐出可能なパイロット油の量を上回るためである。
【0006】
そこで、所望のパイロット圧を実現するために必要なパイロット油の量が、吐出可能なパイロット油の量を上回る場合にも、油圧アクチュエータの動きを安定させることができることが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の実施形態に係るショベルは、下部走行体と、前記下部走行体に旋回自在に搭載された上部旋回体と、前記上部旋回体に搭載されたメインポンプと、第1油圧アクチュエータと前記メインポンプとの間を繋ぐ作動油ラインに設けられた第1スプール弁と、前記第1スプール弁のパイロットポートに作用するパイロット圧を制御する第1電磁弁と、前記第1油圧アクチュエータを操作する電気式の第1操作レバーと、前記第1操作レバーの操作量に応じて前記第1電磁弁の開口面積を制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、所定の第1操作量で前記第1操作レバーが操作された場合、前記第1スプール弁を含む複数のスプール弁が同時に動くときの前記第1電磁弁の開口面積と、前記第1スプール弁のみが動くときの前記第1電磁弁の開口面積と、を異ならせるように構成されている。
【発明の効果】
【0008】
上述のショベルは、所望のパイロット圧を実現するために必要なパイロット油の量が、吐出可能なパイロット油の量を上回る場合にも、油圧アクチュエータの動きを安定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の実施形態に係るショベルの側面図である。
本開示の実施形態に係るショベルの上面図である。
ショベルに搭載される油圧システムの構成例を示す図である。
アームシリンダの操作に関する油圧システムの一部の図である。
ブームシリンダの操作に関する油圧システムの一部の図である。
バケットシリンダの操作に関する油圧システムの一部の図である。
旋回油圧モータの操作に関する油圧システムの一部の図である。
左走行油圧モータの操作に関する油圧システムの一部の図である。
右走行油圧モータの操作に関する油圧システムの一部の図である。
電磁弁の開口面積の変化の一例を示す図である。
電磁弁の開口面積の変化の別の一例を示す図である。
電磁弁の開口面積の変化の更に別の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
最初に、図1及び図2を参照して、本開示の実施形態に係る掘削機としてのショベル100について説明する。図1はショベル100の側面図であり、図2はショベル100の上面図である。
(【0011】以降は省略されています)

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