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公開番号
2025178403
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-05
出願番号
2025163376,2022053921
出願日
2025-09-30,2022-03-29
発明の名称
セメント組成物、モルタル組成物、及び、コンクリート構造物の補修方法
出願人
住友大阪セメント株式会社
代理人
弁理士法人藤本パートナーズ
主分類
C04B
28/02 20060101AFI20251128BHJP(セメント;コンクリート;人造石;セラミックス;耐火物)
要約
【課題】耐硫酸性を向上させることができるセメント組成物、モルタル組成物、及び、コンクリート構造物の補修方法を提供することを課題とする。
【解決手段】本発明に係るセメント組成物は、ポルトランドセメント、高炉スラグ微粉末、及び、シラス微粉末からなる結合材(B)と、電気炉酸化スラグ細骨材(S)と、セメント混和用ポリマー(P)と、を含み、前記高炉スラグ微粉末の比表面積が3,500cm
2
/g以上8,000cm
2
/g以下である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ポルトランドセメント、高炉スラグ微粉末、及び、シラス微粉末からなる結合材(B)と、
電気炉酸化スラグ細骨材(S)と、
セメント混和用ポリマー(P)と、
を含み、
前記高炉スラグ微粉末の比表面積が3,500cm
2
/g以上8,000cm
2
/g以下である、セメント組成物。
続きを表示(約 430 文字)
【請求項2】
前記セメント混和用ポリマーのガラス転移温度が-8℃以上である、請求項1に記載のセメント組成物。
【請求項3】
細骨材結合材比(S/B)が0.67以上1.8以下である、請求項1又は2に記載のセメント組成物。
【請求項4】
前記シラス微粉末の比表面積が4,000cm
2
/g以上15,000cm
2
/g以下である、請求項1~3のいずれか一つに記載のセメント組成物。
【請求項5】
セメント混和用ポリマー(固形分)結合材比(P/B)が1%以上10%以下である、請求項1~4のいずれか一つに記載のセメント組成物。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか一つに記載のセメント組成物と、水と、を含む、モルタル組成物。
【請求項7】
請求項6に記載のモルタル組成物を、コンクリート構造物の補修箇所に充填又は塗布する、コンクリート構造物の補修方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、セメント組成物、モルタル組成物、及び、該モルタル組成物を用いたコンクリート構造物の補修方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、コンクリート構造物の補修や補強材料として、モルタルに各種ポリマーを混和したポリマーセメントモルタルが広く用いられている。例えば、特許文献1及び2には、コンクリート構造体の補修、補強材料として用いることができるポリマーセメントモルタルとして、速硬性セメントと、石膏類と、生石灰と、セメント用ポリマーと、特定の粒径を有する細骨材と、を含むポリマーセメントモルタルが開示されている。特許文献1及び2に記載のポリマーセメントモルタルは、所定量のセメント用ポリマーを含有することにより、コンクリートの付着強度を十分に確保するとともに、強度発現性の低下を抑制することができる。
【0003】
ところで、下水道関連施設等では、下水中に含まれる硫酸塩に起因して発生するコンクリート構造物の腐食劣化が問題となっている。下水中に含まれる硫酸塩は、硫酸塩還元菌により還元され硫化水素を生成する。そして、該硫化水素が、硫黄酸化細菌により酸化され硫酸を生成する。その結果、コンクリート構造物の表面が酸性雰囲気に曝され続けることとなり、腐食劣化する。このように腐食劣化したコンクリート構造物の補修材としては、通常、耐硫酸性であることが求められる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-154511号公報
特開2021-119115号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1及び2に記載のポリマーセメントモルタルにおいて、耐硫酸性については検討されておらず、改善の余地がある。特に、早強ポルトランドセメントのようなポルトランド系セメントを用いたポリマーセメントモルタルにおいては、消石灰生成が多いことから、石膏生成の抑制が十分ではないため、より耐硫酸性について改善が必要となる。
【0006】
本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、耐硫酸性を向上させることができるセメント組成物、モルタル組成物、及び、コンクリート構造物の補修方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係るセメント組成物は、ポルトランドセメント、高炉スラグ微粉末、及び、シラス微粉末からなる結合材(B)と、電気炉酸化スラグ細骨材(S)と、セメント混和用ポリマー(P)と、を含み、前記高炉スラグ微粉末の比表面積が3,500cm
2
/g以上8,000cm
2
/g以下である。
【0008】
前記セメント組成物は、ポルトランドセメント、高炉スラグ微粉末、及び、シラス微粉末からなる結合材(B)と、電気炉酸化スラグ細骨材(S)と、セメント混和用ポリマー(P)と、を含み、前記高炉スラグ微粉末の比表面積が3,500cm
2
/g以上8,000cm
2
/g以下であることにより、耐硫酸性を向上させることができる。
【0009】
本発明に係るセメント組成物は、前記セメント混和用ポリマーのガラス転移温度が-8℃以上であってもよい。
【0010】
前記セメント組成物は、斯かる構成により、より一層、耐硫酸性を向上させることができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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