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公開番号2025172473
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-26
出願番号2024077999
出願日2024-05-13
発明の名称天井構造
出願人フクビ化学工業株式会社,リフォジュール株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類E04B 9/00 20060101AFI20251118BHJP(建築物)
要約【課題】天井の懐空間における結露の発生を防ぐことを可能とした天井構造を提供する。
【解決手段】建物100の天井101との間に懐空間Kを設けて設置される膜天井材2と、懐空間K内に設置される断熱材3とを備え、膜天井材2の透湿抵抗が断熱材3の透湿抵抗よりも高いことを特徴とする天井構造1。膜天井材2の透湿抵抗は、0.03～0.1m²・s・Pa/ngであり、断熱材3の透湿抵抗は、0.01～0.035m²・s・Pa/ngである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
建物の天井との間に懐空間を設けて設置される膜天井材と、
前記懐空間内に設置される断熱材とを備え、
前記膜天井材の透湿抵抗が前記断熱材の透湿抵抗よりも高いことを特徴とする天井構造。
続きを表示（約 280 文字）【請求項２】
前記膜天井材の透湿抵抗は、０．０３～０．１ｍ
２
・ｓ・Ｐａ／ｎｇであり、
前記断熱材の透湿抵抗は、０．０１～０．０３５ｍ
２
・ｓ・Ｐａ／ｎｇであることを特徴とする請求項１に記載の天井構造。
【請求項３】
前記断熱材は、前記膜天井材との間に第１の空間及び前記天井との間に第２の空間を設けて設置されることを特徴とする請求項１に記載の天井構造。
【請求項４】
前記膜天井材は、前記天井から吊り下げられた状態で設置されることを特徴とする請求項１に記載の天井構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、天井構造に関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
例えば、軽量且つ柔軟なシート状の膜天井材を用いた天井構造が提案されている（例えば、下記特許文献１～４を参照。）。
【０００３】
このような天井構造では、膜天井材を展張した状態で、建物の天井から吊り金具を介して吊り下げることによって、建物の天井と膜天井材との間に懐空間が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開昭６１－２５７５５８号公報
特開２００１－３２３６３０号公報
特開２００２－１１５３６６号公報
特開２０２３－７３４９０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
ところで、上述した建物の天井と膜天井材との間の懐空間は、例えば断熱や遮音など室内の快適な環境を維持する上で重要な役割を果たしている。
【０００６】
一方、このような天井構造では、室内の水蒸気が懐空間に浸入することで、天井面に結露を引き起こすことがある。結露は、カビやダニなどが発生する原因となるため、天井の結露対策が必要となる。
【０００７】
本発明は、このような従来の事情に鑑みて提案されたものであり、天井の懐空間における結露の発生を防ぐことを可能とした天井構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
〔１〕建物の天井との間に懐空間を設けて設置される膜天井材と、
前記懐空間内に設置される断熱材とを備え、
前記膜天井材の透湿抵抗が前記断熱材の透湿抵抗よりも高いことを特徴とする天井構造。
〔２〕前記膜天井材の透湿抵抗は、０．０３～０．１ｍ
２
・ｓ・Ｐａ／ｎｇであり、
前記断熱材の透湿抵抗は、０．０１～０．０３５ｍ
２
・ｓ・Ｐａ／ｎｇであることを特徴とする前記〔１〕に記載の天井構造。
〔３〕前記断熱材は、前記膜天井材との間に第１の空間及び前記天井との間に第２の空間を設けて設置されることを特徴とする前記〔１〕に記載の天井構造。
〔４〕前記膜天井材は、前記天井から吊り下げられた状態で設置されることを特徴とする前記〔１〕に記載の天井構造。
【発明の効果】
【０００９】
以上のように、本発明によれば、天井の懐空間における結露の発生を防ぐことを可能とした天井構造が提供される。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
本発明の一実施形態に係る天井構造の構成を示す断面図である。
天井構造の別の構成を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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