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公開番号2025168624
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-11
出願番号2024093767
出願日2024-06-10
発明の名称編機の状態を即時に指示する丸編機
出願人佰龍機械廠股ふん有限公司
代理人TRY国際弁理士法人
主分類D04B 39/00 20060101AFI20251104BHJP(組みひも;レース編み;メリヤス編成;縁とり;不織布)
要約【課題】筒状の編み物の外側の画像の認識に不具合が生じない丸編機を提供する。
【解決手段】主撮影モジュール(24)は第1中軸(241)を備え、主撮影モジュール(24)は、丸編機(20)によって編まれた筒状の編み物(30)に対して撮影する。副撮影モジュール(25)は第1中軸(241)と角度を挟む第2中軸(251)を備え、副撮影モジュール(25)及び主撮影モジュール(24)は筒状の編み物(30)の同じ側を向き、副撮影モジュール(25)の起動するタイミングは、これらの連接棒(232)の1つが主撮影モジュール(24)と筒状の編み物(30)との間を通過する時に限定される。主撮影モジュール(24)及び副撮影モジュール(25)によって生成されるデータは、丸編機(20)の状態を把握するために利用される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ベースと、編成作業中に前記ベースに対して回転するシリンダと、編成作業中に前記シリンダに従って前記ベースに対して回転する巻取機とを備え、前記巻取機が、巻取棒と、前記巻取棒に接続された複数の連接棒とを含み、これらの連接棒が、前記巻取機が回転する時に前記ベースに対して変位する丸編機において、
前記ベースに固定され、第1中軸を備え、前記シリンダに従って回転する筒状の編み物に対して撮影する主撮影モジュールと、
前記ベースに固定され前記主撮影モジュールの近くに設けられた副撮影モジュールであって、前記第1中軸と角度を挟む第2中軸を備え、前記副撮影モジュール及び前記主撮影モジュールは前記筒状の編み物の同じ側を向き、前記副撮影モジュールの起動するタイミングは、これらの連接棒の1つが前記主撮影モジュールと前記筒状の編み物との間を通過する時に限定される副撮影モジュールと、を含み、
前記主撮影モジュール及び前記副撮影モジュールによって生成されるデータは、前記丸編機の状態を把握するために利用されることを特徴とする編機の状態を即時に指示する丸編機。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
エンコーダを含み、前記エンコーダは、前記シリンダが回転する時に複数のパルス信号を生成し、前記主撮影モジュール及び前記副撮影モジュールの複数の撮影信号は、これらのパルス信号をカウントして生成されることを特徴とする請求項1に記載の編機の状態を即時に指示する丸編機。
【請求項3】
前記主撮影モジュールのこれらの撮影信号は、前記シリンダが1周回転する時のこれらのパルス信号の総数の因数をカウントして生成されることを特徴とする請求項2に記載の編機の状態を即時に指示する丸編機。
【請求項4】
前記主撮影モジュールの撮影回数の値は、中心角を等分して得られてもよいし、前記シリンダに対応する複数の編針の総数を整除して得られてもよいことを特徴とする請求項2に記載の編機の状態を即時に指示する丸編機。
【請求項5】
データプロセッサを含み、前記データプロセッサは、前記主撮影モジュール及び前記副撮影モジュールから提供される複数の画像データを受信し、前記データプロセッサは、これらの画像データの1つを前記筒状の編み物の同じ垂線に位置する他方のこれらの画像データと比較することを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の編機の状態を即時に指示する丸編機。
【請求項6】
これらの画像データは、複数のループ画像を含み、同じ縦方向に位置するこれらのループ画像が前記丸編機の複数の編針の1つに対応し、前記主撮影モジュールによって生成されるそれぞれのこれらの画像データに含まれるこれらのループ画像の数は互いに近く又は等しいことによって、これらの画像データの比較を提供し、前記副撮影モジュールによって生成されるそれぞれのこれらの画像データに含まれるこれらのループ画像の数は互いに近く又は等しいことによって、これらの画像データの比較を提供することを特徴とする請求項5に記載の編機の状態を即時に指示する丸編機。
【請求項7】
前記シリンダが1周回転する時、前記主撮影モジュールと前記副撮影モジュールによって生成されるこれらの画像データの中に、これらのループ画像の縦方向の長さの和は前記丸編機の玉揚げ量の長さと比例関係があることを特徴とする請求項6に記載の編機の状態を即時に指示する丸編機。
【請求項8】
他方の主撮影モジュールを備え、2つの前記主撮影モジュールはそれぞれ、前記筒状の編み物の外側及び内側を向き、2つの前記主撮影モジュールのうち前記外側を向く方に隣接して前記副撮影モジュールが設けられ、前記副撮影モジュールは前記筒状の編み物の前記外側を向くことを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の編機の状態を即時に指示する丸編機。
【請求項9】
2つの前記主撮影モジュールの水平高さは異なることを特徴とする請求項8に記載の編機の状態を即時に指示する丸編機。
【請求項10】
前記ベースが、2つの前記主撮影モジュールのうち前記筒状の編み物の前記内側を向く方を設けるための吊下げアームを備えることを特徴とする請求項9に記載の編機の状態を即時に指示する丸編機。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、丸編機の技術分野に係り、特に、編成作業の時に筒状の編み物の出来により編針の状態を判断できる丸編機に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
丸編機の作業品質とは、言い換えれば編み物の表面の編疵の有無である。編疵の発生は丸編機の複数の編針のフットの状態に密接に関係している。複数の編針の1つの当該フットの下端が深刻に摩耗された場合は、これらの編針の1つは所定の高さに持ち上がることができないため、ラッチが完全に展開できなかったり、前のループが処理されずに編針が2本の糸で編み誤りが生じたり、フックが新しい糸を拾えず、編み物に穴ができたりする。また、これらの編針の1つの当該フットの上縁が深刻に摩耗された場合は、前のループが確実に脱落できないまま、編み物に穴ができ、しかも編み上げた編み物に不自然な線状模様が出現したり、新しいループがこれまでに編んだループより小さく、編み物に不自然な線状模様が出現したりする。
【0003】
従来、特許文献1~8などのように、編み物の品質検出に関する技術的解決手段があるものの、これらの技術は、編み作業の品質検出を行うタイミングは当該丸編機が編み上げた後で、当該編み物に編疵が見つかっても、当該丸編機の複数の編針のどちらを交換すべきかを特定できない。そのため、業界では当該編み物に編疵が見つかった場合、一般的に、当該丸編機の全ての編針を取り外す。丸編機の編針の数は1500~2640本が一般的で、一度に多くの編針を取り外して、全ての編針に対して状態評価を行うのは時間の無駄になる。これに伴う資源の浪費も、生産コストを増やす要因である。
【0004】
また、特許文献9~11には、巻取構造を備える丸編機が開示されている。当該巻取構造は、編成作業と同時に回転して編み上げた編み物を巻き取る。この場合に、当該巻取構造に設けられた複数の連接棒は、筒状の編み物の外側の画像の認識に影響を与えるため、改良が必要になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
中国公開特許第CN102778414A号
中国公開特許第CN102967606A号
中国公開特許第CN103451846A号
中国公開特許第CN103604809A号
中国公開特許第CN108364291A号
中国公開特許第CN108921819A号
中国公開特許第CN109696442A号
中国公開特許第CN110389130A号
米国登録特許第US04748334A号
中国公開特許第CN114808260A号
中国公開特許第CN104178907A号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、巻取構造が設けられた従来の丸編機において、筒状の編み物の外側の画像を認識する時に生じる問題を解決することを主な目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記の目的を達成するためになされたものであって、編機の状態を即時に指示する丸編機を提供し、当該丸編機は、ベースと、編成作業中に当該ベースに対して回転するシリンダと、編成作業中に当該シリンダに従って当該ベースに対して回転する巻取機とを備え、当該巻取機は、巻取棒と、当該巻取棒に接続された複数の連接棒とを含み、これらの連接棒は当該巻取機が回転する時に当該ベースに対して変位する。さらに、当該丸編機は、当該ベースに固定された主撮影モジュールと、当該ベースに固定され当該主撮影モジュールの近くに設けられた副撮影モジュールとを含む。当該主撮影モジュールは第1中軸を備え、当該主撮影モジュールは、当該シリンダに従って回転する筒状の編み物に対して撮影する。当該副撮影モジュールは当該第1中軸と角度を挟む第2中軸を備え、当該副撮影モジュールの起動するタイミングは、これらの連接棒の1つが当該主撮影モジュールと当該筒状の編み物との間を通過する時に限定される。当該主撮影モジュール及び当該副撮影モジュールによって生成される情報は、当該丸編機の状態を把握するために利用される。
【0008】
一実施例では、当該丸編機はエンコーダを含み、当該エンコーダは、当該シリンダが回転する時に複数のパルス信号を生成し、当該主撮影モジュール及び当該副撮影モジュールの複数の撮影信号は、これらのパルス信号をカウントして生成される。
【0009】
一実施例では、当該主撮影モジュールのこれらの撮影信号は、当該シリンダが1周回転する時のこれらのパルス信号の総数の因数をカウントして生成される。
【0010】
一実施例では、当該主撮影モジュールの撮影回数の値は、中心角を等分して得られてもよいし、当該シリンダに対応する複数の編針の総数を整除して得られてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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