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公開番号2025155099
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-14
出願番号2024058485
出願日2024-04-01
発明の名称不織布製造装置およびそれを用いた製造方法
出願人川之江造機株式会社
代理人弁理士法人山内特許事務所
主分類D04H 18/04 20120101AFI20251006BHJP(組みひも;レース編み;メリヤス編成;縁とり;不織布)
要約【課題】振動や騒音が発生しにくく、生産性を高くできる不織布製造装置と製造方法を提供する。
【解決手段】ノズル34を複数個設けたノズルヘッド30を支持するノズルヘッド支持ユニット20と、ノズルヘッド支持ユニット20を水平面内で旋回させる第1旋回駆動部40と、ノズルヘッド支持ユニット20の旋回による慣性力を打ち消すためのカウンターバランサー70と、カウンターバランサー70を、ノズルヘッド支持ユニット20に対し位相が水平面内で180°相違する状態で旋回させる第2旋回駆動部50とを備える。カウンターバランサー70が、ノズルヘッド支持ユニット20に対し180°相違する位相で旋回すると、ノズルヘッド支持ユニット20の旋回による慣性力を打ち消すので、不織布製造装置全体に振動も騒音も発生しなくなる。このため高速運動が可能となり、不織布生産の能率を高めることができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
搬送されている繊維ウェブに対してノズルから水流を噴射し、繊維ウェブの繊維同士を交絡させて不織布を製造する製造装置であって、
前記ノズルを複数個設けたノズルヘッドを支持するノズルヘッド支持ユニットと、
該ノズルヘッド支持ユニットを水平面内で旋回させる第1旋回駆動部と、
前記ノズルヘッド支持ユニットの旋回による慣性力を打ち消すためのカウンターバランサーと、
前記カウンターバランサーを、前記ノズルヘッド支持ユニットに対し位相が水平面内で180°相違する状態で旋回させる第2旋回駆動部とを備える
ことを特徴とする不織布製造装置。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
前記第1旋回駆動部は、
駆動源によって回転される左右2本の回転軸と、
該回転軸の一部に形成された第1偏心軸部とからなり、
該第1偏心軸部が前記ノズルヘッド支持ユニットの両端部に設けられた軸受ボスに内挿されており、
前記第2旋回駆動部は、
前記回転軸の他の部位に形成された第2偏心軸部とからなり、
該第2偏心軸部は前記第1偏心軸部に対し最大偏心位置が水平面内で180°位相が相違しており、前記カウンターバランサーの両端部に設けられた軸受ボスに内挿されている
ことを特徴とする請求項1記載の不織布製造装置。
【請求項3】
搬送されている繊維ウェブに対してノズルから水流を噴射し、繊維ウェブの繊維同士を交絡させて不織布を製造する製造方法であって、
前記ノズルを複数個設けたノズルヘッドを支持するノズルヘッド支持ユニットを水平面内で旋回させ、
前記ノズルヘッド支持ユニットの旋回による慣性力を打ち消すためのカウンターバランサーを、前記ノズルヘッド支持ユニットに対し位相が水平面内で180°相違する状態で旋回させる
ことを特徴とする不織布製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、不織布製造装置およびそれを用いた製造方法に関する。さらに詳しくは、本発明は、水流交絡法(スパンレース法ともいう)を用いて不織布を製造する不織布製造装置と製造方法に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
堆積された綿状の繊維に上から高圧柱状の水流を噴射すると繊維同士が絡み合ってシート状の不織布が形成される。この製造法は水流交絡法といわれる。
水流交絡法を用いた製造装置の一例として、特許文献1の従来技術がある。
【0003】
上記従来技術は、繊維質シート状物を一定速度で搬送させるコンベヤの直上に、下向きに開口した流体噴射ノズルを複数個備えているノズルヘッダーが設けられており、このノズルヘッダーから噴射される水流が上記コンベヤ上の繊維質シート状物に対して旋回軌跡を描きつつ噴射するように構成されている。
ノズルヘッダーを旋回させて噴射水流も旋回させると、繊維質を強固に交絡しつつ、不織布の表面に畦状の筋が発現するのを防止し、梨地調の模様を与えたり、表面の平滑性を得るのに有効とされている。
【0004】
しかしながら、上記従来技術で用いるノズルヘッダーは、ノズルが多数集合した質量の大きい部材であるため、これを長時間、均一な条件で運動させたり、振動や騒音を防止することは非常に困難で、装置の維持管理が難しかった。
【0005】
そこで、特許文献2の発明が提案された。
この従来技術は、繊維質を含有する水流交絡用ウェブを積載し搬送するための支持体が搬送方向に直角に往復運動し、その運動状態にある水流交絡用ウェブの上方から、高圧水流を噴射し、ウェブを構成する繊維を3次元的に交絡させるものである。そして、支持体を往復運動させるために、支持体に送りをかけるロールが軸方向に往復運動するように構成されている。
【0006】
しかしながら、この従来技術では、質量の大きいロールを往復運動させるため、無駄な動力を消費し、しかも製造装置全体に振動や騒音を発生させる原因となっていた。そして、振動や騒音は製造速度を上げると顕著になるので、生産性向上の妨げとなっていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開昭55-62256号公報
特開平5-33251号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は上記事情に鑑み、振動や騒音が発生しにくく、生産性を高くできる不織布製造装置およびそれを用いた製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
第1発明の不織布製造装置は、搬送されている繊維ウェブに対してノズルから水流を噴射し、繊維ウェブの繊維同士を交絡させて不織布を製造する製造装置であって、前記ノズルを複数個設けたノズルヘッドを支持するノズルヘッド支持ユニットと、該ノズルヘッド支持ユニットを水平面内で旋回させる第1旋回駆動部と、前記ノズルヘッド支持ユニットの旋回による慣性力を打ち消すためのカウンターバランサーと、前記カウンターバランサーを、前記ノズルヘッド支持ユニットに対し位相が水平面内で180°相違する状態で旋回させる第2旋回駆動部とを備えることを特徴とする。
第2発明の不織布製造装置は、第1発明において、前記第1旋回駆動部は、駆動源によって回転される左右2本の回転軸と、該回転軸の一部に形成された第1偏心軸部とからなり、該第1偏心軸部が前記ノズルヘッド支持ユニットの両端部に設けられた軸受ボスに内挿されており、前記第2旋回駆動部は、前記回転軸の他の部位に形成された第2偏心軸部とからなり、該第2偏心軸部は前記第1偏心軸部に対し最大偏心位置が水平面内で180°位相が相違しており、前記カウンターバランサーの両端部に設けられた軸受ボスに内挿されていることを特徴とする。
第3発明の不織布製造方法は、搬送されている繊維ウェブに対してノズルから水流を噴射し、繊維ウェブの繊維同士を交絡させて不織布を製造する製造方法であって、前記ノズルを複数個設けたノズルヘッドを支持するノズルヘッド支持ユニットを水平面内で旋回させ、前記ノズルヘッド支持ユニットの旋回による慣性力を打ち消すためのカウンターバランサーを、前記ノズルヘッド支持ユニットに対し位相が水平面内で180°相違する状態で旋回させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
第1発明によれば、カウンターバランサーが、ノズルヘッド支持ユニットに対し水平面内で180°相違する位相で旋回すると、ノズルヘッド支持ユニットの旋回による慣性力を打ち消すので、不織布製造装置全体に振動も騒音も発生しなくなる。このため高速運転が可能となり、不織布生産の能率を高めることができる。
第2発明によれば、回転軸に設けた第1偏心軸部と第2偏心軸部とで、ノズルヘッド支持ユニットとカウンターバランサーを共に旋回させるが、第1偏心軸部と第2偏心軸部は互いに最大偏心位置が水平面内で180°位相が相違しているため、カウンターバランサーの旋回動作がノズルヘッド支持ユニットの旋回動作による慣性力を打ち消すことができる。このため、不織布製造装置全体に振動も騒音も発生しにくくなる。
第3発明によれば、カウンターバランサーを、ノズルヘッド支持ユニットに対し水平面内で180°相違する位相で旋回させることでノズルヘッド支持ユニットの旋回による慣性力を打ち消す。このため、不織布製造装置全体に振動も騒音も発生しなくなるので、本製造方法によれば、高速運転が可能となり不織布生産の能率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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