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公開番号
2025154678
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-10
出願番号
2024057811
出願日
2024-03-29
発明の名称
現像装置、及び現像剤容器の製造方法
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G03G
15/08 20060101AFI20251002BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】現像剤容器を構成する樹脂枠体の封止部材を取り付けるための座面の精度の悪化を抑制する。
【解決手段】現像装置140は、第1の樹脂シート171と、第1の方向に関し第1の樹脂シート171よりも下流側において第1の樹脂シート171と整列する第2の樹脂シート172と、第1の方向に関し第2の樹脂シート172よりも下流側において第1の方向と交差する第2の方向に沿って延在する、封止部材105を取り付けるための座面152aと、第1の注入口跡152b、第2の注入口跡152c及び第3の注入口跡152dと、を有し、第1の注入口跡152b及び第2の注入口跡152cは、第1の方向に関し第1の樹脂シート171よりも上流側において第2の方向に整列し、第3の注入口跡152dは、第1の方向において第2の樹脂シート172よりも下流側かつ座面105よりも上流側に位置する構成とされる。
【選択図】図11
特許請求の範囲
【請求項1】
現像装置であって、
現像ローラと、
現像剤を収容するための現像剤容器を構成する樹脂枠体と、
前記現像ローラと前記樹脂枠体の隙間を封止する封止部材と、
前記樹脂枠体と一体的に成形され、導電性を有する第1の樹脂シートと、
前記樹脂枠体と一体的に成形され、導電性を有する第2の樹脂シートであって、第1の方向に関し前記第1の樹脂シートよりも下流側において前記第1の樹脂シートと整列する第2の樹脂シートと、
を備え、
前記樹脂枠体は、前記第1の方向に関し前記第2の樹脂シートよりも下流側において前記第1の方向と交差する第2の方向に沿って延在する、前記封止部材を取り付けるための座面と、樹脂が注入された跡である第1の注入口跡、第2の注入口跡及び第3の注入口跡と、を有し、
前記第1の注入口跡及び前記第2の注入口跡は、前記第1の方向に関し前記第1の樹脂シートよりも上流側において前記第2の方向に整列し、前記第3の注入口跡は、前記第1の方向において前記第2の樹脂シートよりも下流側かつ前記座面よりも上流側に位置することを特徴とする現像装置。
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【請求項2】
前記第1の樹脂シートは、前記第1の方向に整列し互いに交差する第1の面及び第2の面にわたって設けられていることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
【請求項3】
前記第2の樹脂シートは、前記第1の面及び前記第2の面のうち前記第1の方向において下流側に位置する前記第2の面に隣接するように設けられた前記第2の面と交差する第3の面に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の現像装置。
【請求項4】
前記第3の注入口跡は、前記第2の方向において前記第1の注入口跡と前記第2の注入口跡との間に位置することを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
【請求項5】
前記第3の注入口跡の面積は、前記第1の注入口跡及び前記第2の注入口跡のそれぞれの面積よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
【請求項6】
前記樹脂枠体を第1の樹脂枠体とした場合において、
前記第1の樹脂枠体と共に前記現像剤容器を形成する第2の樹脂枠体を有し、
前記第1の樹脂枠体は、前記現像剤容器において前記第1の方向に沿って前記第2の樹脂シートに向かう現像剤の移動を案内する案内面と、前記第2の樹脂枠体と溶着される溶着面と、を有し、
前記第3の注入口跡は、前記案内面と前記溶着面とによって形成された凹部に位置することを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
【請求項7】
前記第1の樹脂シートと前記第2の樹脂シートとの間の静電容量に基づいて前記現像剤容器に収容された現像剤の量と相関する検知結果を取得することが可能であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の現像装置。
【請求項8】
現像剤を収容するための現像剤容器を製造する製造方法であって、
導電性を有する第1の樹脂シートと、導電性を有する第2の樹脂シートとを、第1の方向において上流側から下流側にこの順で整列するように金型に保持する保持工程と、
第1の注入口、第2の注入口及び第3の注入口から樹脂を注入して、前記第1の樹脂シートと前記第2の樹脂シートとが一体的に成形された樹脂枠体であって、前記第1の方向に関し前記第2の樹脂シートよりも下流側において前記第1の方向と交差する第2の方向に沿って延在する、封止部材を取り付けるための座面を有する樹脂枠体を成形する成形工程と、
を有し、
前記成形工程では、前記第1の方向に関し前記第1の樹脂シートよりも上流側において前記第2の方向に整列する前記第1の注入口及び前記第2の注入口、並びに、前記第1の方向において前記第2の樹脂シートよりも下流側かつ前記座面に対応する位置よりも上流側に位置する前記第3の注入口から樹脂を注入することを特徴とする現像剤容器の製造方法。
【請求項9】
前記保持工程では、前記第1の樹脂シートは、前記第1の方向における上流側の端部側を前記金型に吸着させ、前記第1の方向における下流側の端部側は前記金型に吸着させずに、前記金型に保持することを特徴とする請求項8に記載の現像剤容器の製造方法。
【請求項10】
前記保持工程では、前記第1の樹脂シートは、前記金型の前記第1の方向に整列し互いに交差する第1の面及び第2の面にわたって配置し、前記第1の面及び前記第2の面のうち前記第1の方向において上流側に位置する前記第1の面に吸着させ、前記第2の面には吸着させずに、前記金型に保持することを特徴とする請求項8に記載の現像剤容器の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真方式や静電記録方式を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、又はこれらの機能のうち複数の機能を備えた複合機などの画像形成装置にて用いられる現像装置、及び現像剤容器の製造方法に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、例えば電子写真方式を用いたプリンタなどの画像形成装置は、像担持体上に形成された静電潜像を現像剤によって現像する現像装置を有している。現像装置は、現像剤を収容する現像剤容器を有する。現像装置は、実質的に単独で画像形成装置の装置本体に対して着脱可能とされたり、他の要素と共にプロセスカートリッジとして画像形成装置の装置本体に対して着脱可能とされたりする。
【0003】
また、画像形成に伴って減少する現像剤容器内の現像剤の残量を静電容量の変化を用いて検知する手法がある。静電容量は、例えば、現像剤容器内に配置された2つの導電性を有する樹脂シート(以下、「導電シート」ともいう。)を用いて測定される。
【0004】
特許文献1では、現像剤容器と、静電容量を測定するための2つの導電シートと、を一体に成形する方法が開示されている。この方法では、2つの導電シートが並ぶ方向において、2つの導電シートの外側に配置された2つの注入口から樹脂を注入し、現像剤容器に2つの導電シートをインサート成形により設ける。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-087967号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
先行技術文献に記載の方向で現像剤容器を構成する樹脂枠体を成形する場合、現像ローラと樹脂枠体の隙間を封止する封止部材を取り付けるための座面に反りなどが発生する場合がある。
【0007】
そこで、本発明の目的は、現像剤容器を構成する樹脂枠体の封止部材を取り付けるための座面の精度の悪化を抑制することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的は本発明に係る現像装置及び現像剤容器の製造方法にて達成される。要約すれば、本発明の一態様によると、現像装置であって、現像ローラと、現像剤を収容するための現像剤容器を構成する樹脂枠体と、前記現像ローラと前記樹脂枠体の隙間を封止する封止部材と、前記樹脂枠体と一体的に成形され、導電性を有する第1の樹脂シートと、前記樹脂枠体と一体的に成形され、導電性を有する第2の樹脂シートであって、第1の方向に関し前記第1の樹脂シートよりも下流側において前記第1の樹脂シートと整列する第2の樹脂シートと、を備え、前記樹脂枠体は、前記第1の方向に関し前記第2の樹脂シートよりも下流側において前記第1の方向と交差する第2の方向に沿って延在する、前記封止部材を取り付けるための座面と、樹脂が注入された跡である第1の注入口跡、第2の注入口跡及び第3の注入口跡と、を有し、前記第1の注入口跡及び前記第2の注入口跡は、前記第1の方向に関し前記第1の樹脂シートよりも上流側において前記第2の方向に整列し、前記第3の注入口跡は、前記第1の方向において前記第2の樹脂シートよりも下流側かつ前記座面よりも上流側に位置することを特徴とする現像装置が提供される。
【0009】
本発明の他の態様によると、現像剤を収容するための現像剤容器を製造する製造方法であって、導電性を有する第1の樹脂シートと、導電性を有する第2の樹脂シートとを、第1の方向において上流側から下流側にこの順で整列するように金型に保持する保持工程と、第1の注入口、第2の注入口及び第3の注入口から樹脂を注入して、前記第1の樹脂シートと前記第2の樹脂シートとが一体的に成形された樹脂枠体であって、前記第1の方向に関し前記第2の樹脂シートよりも下流側において前記第1の方向と交差する第2の方向に沿って延在する、封止部材を取り付けるための座面を有する樹脂枠体を成形する成形工程と、を有し、前記成形工程では、前記第1の方向に関し前記第1の樹脂シートよりも上流側において前記第2の方向に整列する前記第1の注入口及び前記第2の注入口、並びに、前記第1の方向において前記第2の樹脂シートよりも下流側かつ前記座面に対応する位置よりも上流側に位置する前記第3の注入口から樹脂を注入することを特徴とする現像剤容器の製造方法が提供される。
【発明の効果】
【0010】
本発明によると、現像剤容器を構成する樹脂枠体の封止部材を取り付けるための座面の精度の悪化を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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