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公開番号
2025153420
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-10
出願番号
2024055898
出願日
2024-03-29
発明の名称
土台水切りの遮水装置
出願人
日本化学産業株式会社
,
デンカ株式会社
代理人
弁理士法人中川国際特許事務所
主分類
E04H
9/14 20060101AFI20251002BHJP(建築物)
要約
【課題】
建築物に押し寄せる水流が激しく、水平方向に大きな水流がかかったとしても、吸水膨張材の位置がずれたり、流されることを防止することができ、遮水性能を確実に発揮させることができる遮水装置を提供する。
【解決手段】
本発明の遮水装置は、建築物の床下空間と外気とを連通する通気口と、前記通気口に通気空間を介して連通し前記建築物の外側の外気を
導入する
外気開口とを有する土台水切りの遮水装置であって、前記遮水装置は、前記通気空間内において
前記通気口と前記外気開口とを隔て、
前記通気口に対向する対向面を有する
対向片
を有し、前記対向面には吸水すると膨張して前記通気口を閉塞する吸水膨張材を取り付けたことを特徴とする
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
建築物の床下空間と外気とを連通する通気口と、前記通気口に通気空間を介して連通し前記建築物の外側の外気を
導入する
外気開口とを有する土台水切りの遮水装置であって、
前記遮水装置は、前記通気空間内において前記通気口と前記外気開口とを隔て、前記通気口に対向する対向面を有する対向片を有し、前記対向面に吸水すると膨張して前記通気口を閉塞する吸水膨張材を取り付けたことを特徴とする土台水切りの遮水装置。
続きを表示(約 720 文字)
【請求項2】
請求項1記載の土台水切りの遮水装置であって、
前記対向片は、上側が前記遮水装置に固定され、下側が自由端となっている下垂片であって、前記下垂片の上方には前記建築物の外側から前記通気口に連通させる通気空間内開口が形成されることを特徴とする土台水切の遮水装置。
【請求項3】
請求項2記載の土台水切りの遮水装置であって、
前記土台水切りの遮水装置は、前記下垂片の前記対向面の裏面に対向する係止部を有するとともに、前記下垂片の上側は可撓性を有し、
前記吸水膨張材の膨張時、前記吸水膨張材は前記下垂片を押圧し、自由端となっている前記下垂片の下端が移動すると、前記係止部が前記裏面に当接して前記下垂片の移動を規制することを特徴とする土台水切の遮水装置。
【請求項4】
請求項1記載の土台水切りの遮水装置であって、
前記遮水装置は、前記通気口を有し、前記建築物に固定される本体と、前記外気開口を有し、前記本体に対して着脱自在に固定するカバー部材とを有し、前記下垂片は前記カバー部材に形成されたことを特徴とする土台水切りの遮水装置。
【請求項5】
請求項1乃至請求項4のいずれか記載の土台水切りの遮水装置であって、前記通気口は複数の打ち抜き孔、所定目幅を有するメッシュの目のいずれかにより形成されたことを特徴とする土台水切の遮水装置。
【請求項6】
請求項1乃至4記載のいずれか記載の土台水切りの遮水装置であって、
さらに、前記通気空間と前記建築物の壁裏空間とを連通する第2通気口を有することを特徴とする土台水切りの遮水装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、浸水時、建築物基礎と土台との間に設置される床下空間への通気口を塞いで浸水被害を防ぐ土台水切りの遮水装置に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
建築物の床下空間は、湿気がこもるため、建築物の土台と、それを載せる基礎との間にスペーサを配置し、その間に通気口を設ける構造が一般的である。
【0003】
一方、近年の気候変動に伴って各地で水害が発生することが多発しているが、集中豪雨や河川の氾濫などにより建築物が水に浸かった場合、この通気口から水が浸入すると、床下空間に水が溜まることになり、水損被害が大きくなるという課題が生じている。
【0004】
この課題を解決するため、吸水して膨張する素材を一部に使い、建築物が水に浸かった場合に通気口を自動的に塞ぐ遮水装置として、次のような従来技術が存在する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2017-008654号
【0006】
特許文献1は、基本的に閉塞板(72)や遮断部材(132)を、吸水して膨張する吸水性体積膨張材(8)が動かして、通気経路を閉鎖する実施形態が開示されている(図1及び図5参照)。
【0007】
また、特許文献1の第2実施形態には、吸水性体積膨張材(8)を用いて、屋外(O)から床下空間(U)に連通する通気経路(VR)を遮断する土台水切の遮水装置が開示されている。
【0008】
特に、この第2実施形態では、通気経路(VR)の中途部に水が溜まる貯留槽(11)を形成しており、この底(111)上に吸水性体積膨張材(8)が載置されている。そして、水が侵入し貯留槽(11)が水で満たされると吸水性体積膨張材(8)が膨張して、下垂部(12)と接触し、ここに形成されている通気経路(VR)を閉鎖して、水の床下空間(U)への侵入を阻止する構造が開示されている(図4参照)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、上記従来の遮水装置では、閉塞板(72)や遮断部材(132)が金属等の硬質材料で形成されているため形状追従性に乏しく、これらが突出部(92)や下垂部(12)と当接しても高い水密性能を期待することはできなかった。
【0010】
また、吸水性体積膨張材(8)が直接、通気経路を閉塞する上記第2実施形態の従来技術では、通気経路内に横に配置させた吸水性体積膨張材(8)は、水平方向に水が流れ込むため水平方向に水圧がかかったときにその圧力を防ぐ手段がなく、吸水性体積膨張材(8)の全体や一部が流されて遮水機能が十分に発揮できない可能性があった。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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