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公開番号2025153131
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-10
出願番号2024055443
出願日2024-03-29
発明の名称廃棄物処分場、廃棄物処分場の覆土材料および覆土材料の製造方法
出願人五洋建設株式会社
代理人個人,個人
主分類B09B 1/00 20060101AFI20251002BHJP(固体廃棄物の処理;汚染土壌の再生)
要約【課題】カーボンニュートラル実現に寄与することができる廃棄物処分場、廃棄物処分場において使用される覆土材料および覆土材料の製造方法を提供する。
【解決手段】この廃棄物処分場10は、廃棄物を処分領域に堆積させる廃棄物処分場であって、処分領域10a内の廃棄物1,2,3を覆う覆土層11,12,13に炭素を含有する炭素含有型材料を使用したものである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
廃棄物を処分領域に堆積させる廃棄物処分場であって、
前記処分領域内の廃棄物を覆う覆土層に炭素を含有する炭素含有型材料を使用した廃棄物処分場。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
前記炭素含有型材料は、アルカリ性の材料に二酸化炭素を吸着させ固定することで炭素を含有したものである請求項1に記載の廃棄物処分場。
【請求項3】
前記炭素含有型材料は、大気中の、および/または、前記堆積物から発生する、二酸化炭素を中長期的に固定することで炭素を含有可能なアルカリ性の材料である請求項1に記載の廃棄物処分場。
【請求項4】
前記アルカリ性の材料が粒径40mm以下である請求項3に記載の廃棄物処分場。
【請求項5】
前記炭素含有型材料は、覆土材に無機炭素含有物を混合することで炭素を含有したものである請求項1に記載の廃棄物処分場。
【請求項6】
前記覆土材に対する前記無機炭素含有物の混合量は外割で50~300kg/m

である請求項5に記載の廃棄物処分場。
【請求項7】
前記覆土材として、土砂、アルカリ性の材料に二酸化炭素を吸着させ固定することで炭素を含有したもの、および、二酸化炭素を中長期的に固定することで炭素を含有可能なアルカリ性の材料の少なくともいずれか1つを用いる請求項5に記載の廃棄物処分場。
【請求項8】
前記炭素含有型材料は、炭素を、材料1m

あたり少なくとも3.6kg含有したものまたは含有可能なものである請求項1に記載の廃棄物処分場。
【請求項9】
前記炭素含有型材料は、廃棄物を覆いその上にさらに廃棄物が堆積する中間覆土層、および、廃棄物を覆うがその上に廃棄物が堆積しない最終覆土層のいずれか一方または両方に使用される請求項1に記載の廃棄物処分場。
【請求項10】
前記最終覆土層は、覆土飛散防止のため固化材が混合されている請求項9に記載の廃棄物処分場。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、廃棄物処分場、廃棄物処分場において使用される覆土材料および覆土材料の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
脱炭素社会の実現に向けて、廃棄物を埋め立てて最終的に処分する廃棄物最終処分場においてもカーボンニュートラルへの取り組みが求められている。たとえば、廃棄物最終処分場における対応策として、準好気性埋立構造の採用がある(非特許文献1)。
【0003】
特許文献1は、廃棄物処分場において焼却灰等の廃棄物層にCO

を含むガスを供給してCO

を固定する方法を提案する。特許文献2は、廃棄物海面処分場への廃棄物の埋立が完了した以降に、埋立地盤に揚水側井戸を設け、揚水側井戸の底部に埋立地盤から浸出した間隙水を汲み上げて、その揚水中に二酸化炭素を含ませた後、その処理水を揚水側井戸とは別の位置から埋立地盤内に戻す海面処分場での二酸化炭素固定化方法を提案する(段落[0013])。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-166504号公報
特開2022-136725号公報
特開平11-216440号公報
特開2003-260430号公報
【非特許文献】
【0005】
「2050年カーボンニュートラルに向けた廃棄物分野の脱炭素対策について」令和3年4月6日 環境省 環境再生・資源循環局https://www.env.go.jp/council/03recycle/council/03recycle/y030-37-s1-1.pdf
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
廃棄物最終処分場においてカーボンニュートラルを実現するためには上記従来技術ではまだ不充分であり、さらなる取り組みが必要であるところ、たとえば、管理型廃棄物最終処分場では、廃棄物の飛散や臭気対策として中間覆土や最終覆土が行われるが、こうした部分を活用することが考えられる。
【0007】
本発明は、上述のような従来技術の問題に鑑み、カーボンニュートラル実現に寄与することができる廃棄物処分場、廃棄物処分場において使用される覆土材料および覆土材料の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するための廃棄物処分場は、廃棄物を処分領域に堆積させる廃棄物処分場であって、前記処分領域内の廃棄物を覆う覆土層に炭素を含有する炭素含有型材料を使用したものである。
【0009】
この廃棄物処分場によれば、廃棄物処分場の処分領域内に堆積した廃棄物を覆う覆土層に炭素を含有する炭素含有型材料を使用するので、カーボンニュートラル実現に寄与することができる。
【0010】
上記廃棄物処分場において、前記炭素含有型材料は、アルカリ性の材料に二酸化炭素を吸着させ固定することで炭素を含有したものであることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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