TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025146107
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-03
出願番号
2024046713
出願日
2024-03-22
発明の名称
行動処理装置、行動処理方法および行動処理プログラム
出願人
株式会社日立製作所
代理人
ポレール弁理士法人
主分類
G06Q
50/10 20120101AFI20250926BHJP(計算;計数)
要約
【課題】
コミュニケーションに関する行動に対して、より適切な評価を行うこと。
【解決手段】
行動主体同士でコミュニケーションを取る集団の前記コミュニケーションに関する行動を評価するための行動処理装置において、評価対象の第二の集団の第二のセンシング情報に基づき、前記第二の集団でのコミュニケーションの状態に関する第二の集団状態指標を算出する集団状態指標算出部104と、前記第二の集団状態指標に基づき、可視情報を生成し、当該可視情報をベクトル化して第二のベクトル情報を生成するベクトル情報生成部105と、知識データベースの基準となる第一のベクトル情報のうち、前記第二のベクトル情報との比較結果が予め定められた条件を満たす第一のベクトル情報に対応付けられた第一の集団状態指標に基づいて、前記第二の集団の行動を評価する行動評価部を有する行動処理装置1。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
行動主体同士でコミュニケーションを取る集団の前記コミュニケーションに関する行動を評価するための行動処理装置において、
第一の集団でのコミュニケーションの状態に関する第一の集団状態指標、および、前記第一の集団状態指標に基づき生成され、前記行動の特徴を示す第一のベクトル情報を対応付けた知識データベースを記憶する記憶部と、
第二の集団でのコミュニケーションに関する行動を示す第二のセンシング情報を受け付ける入力部と、
前記第二のセンシング情報に基づき、前記第二の集団でのコミュニケーションの状態に関する第二の集団状態指標を算出する集団状態指標算出部と、
前記第二の集団状態指標に基づき、前記第二の集団のコミュニケーションに関する状態を示す可視情報を生成し、当該可視情報をベクトル化して第二のベクトル情報を生成するベクトル情報生成部と、
前記知識データベースに含まれる前記第一のベクトル情報のうち、前記第二のベクトル情報との比較結果が予め定められた条件を満たす第一のベクトル情報に対応付けられた第一の集団状態指標に基づいて、前記第二の集団の行動を評価する行動評価部を有する行動処理装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の行動処理装置において、
前記ベクトル情報生成部は、可視情報として、集団のコミュニケーションに関する状態を示す説明文または動画像情報を生成する行動処理装置。
【請求項3】
請求項2に記載の行動処理装置において、
前記集団状態指標算出部は、前記第一の集団のコミュニケーションに関する第一のセンシング情報から、前記第一の集団でのコミュニケーションの状態に関する第一の集団状態指標を算出し、
前記ベクトル情報生成部は、前記第一のセンシング情報又は前記第一の集団状態指標に基づき、前記第一の集団のコミュニケーションに関する状態を示す第一の説明文又は第一の動画像情報を生成し、当該第一の説明文又は当該第一の動画像情報をベクトル化して第一のベクトル情報を生成し、
前記記憶部は、生成された前記第一のベクトル情報を記憶する行動処理装置。
【請求項4】
請求項1に記載の行動処理装置において、
前記行動評価部は、前記条件を満たす第一のベクトル情報に対応する前記第一の集団のコミュニケーションに関する第一のセンシング情報および前記第一の集団状態指標に基づき、前記第二の集団の行動を特定し、
さらに、前記第二の集団の行動を出力する出力部を有する行動処理装置。
【請求項5】
請求項4に記載の行動処理装置において、
前記出力部は、前記行動評価部の評価結果を出力する出力部を有する行動処理装置。
【請求項6】
請求項1に記載の行動処理装置において、
前記第一の集団のコミュニケーションに関する第一のセンシング情報および前記第二のセンシング情報は、非言語行動を示す非言語情報である行動処理装置。
【請求項7】
請求項1に記載の行動処理装置において
前記第一の集団状態指標および前記第二の集団状態指標には、前記行動における前記行動主体の同期指標および情報流指標のうち少なくとも一方が含まれる行動処理装置。
【請求項8】
請求項1に記載の行動処理装置において、
前記知識データベースには、さらに前記第一の集団のコミュニケーションの状態における非言語応答技法に関する付加情報が含まれる行動処理装置。
【請求項9】
請求項4に記載の行動処理装置において、
さらに、前記行動評価部で特定された行動に応じて、前記第二の集団の行動主体に対する介入行動を生成する介入行動生成部を有する行動処理装置。
【請求項10】
請求項9に記載の行動処理装置において、
前記第二の集団の前記行動主体には仮想的な人間が含まれ、
さらに、前記介入行動に応じて、前記仮想的な人間を制御するための制御指令を作成する制御指令部を有する行動処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、行動主体同士でのコミュニケーションに関する行動を評価するための技術に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
現在、様々な分野においてコミュニケーションについて評価することが行われている。例えば、医師等では対人コミュニケーションに関する試験が行われている。他にも、カウンセラー-クライアント、営業スタッフ-顧客、リーダー-フォロワーといった二者関係のコミュニケーションにおいても、導き手となる前者が後者に対して効果的な働きかけを行うには面接技法の訓練が欠かせない。例えば、カウンセラーは、その教育課程において,良いカウンセリングの動画教育やロールプレイを通じて、面接技法の訓練を行う。
【0003】
ここで、面接を始めとする良いコミュニケーションを行うには発話内容など言語的応答だけでなく、非言語行動の一種である非言語的応答技法の習得が欠かせない。例えば、良いと評価されたカウンセリングでは、カウンセラーとクライアント間で発話の応答潜時や身体挙動の同期が高くなっていることが知られている。しかし、言語的応答に比較し、非言語的応答技法の良し悪しは、ビデオ視聴やロールプレイといった訓練で身につけることが十分でなく,試行錯誤を通じて身につける属人性の高い技能である。
【0004】
そこで、「対話技能が求められる対人コミュニケーションを採点するに際して採点対象者を適切に支援する」ための技術として、特許文献1が提案されている。特許文献1には、「対話採点の基準となる基準情報に基づいて、第1の空間にいる第1の話者と第1の空間と異なる第2の空間にいる第2の話者による対話を採点し、第1の話者に対し、対話の採点に関する採点情報をリアルタイムに提示する処理部を備える情報処理装置」が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2022/102432号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1では、医師や薬剤師など被採点者が発するべき内容の明文化や例示が容易な分野における言語的応答技法の採点法に偏っている。このため、センシング情報による非言語的応答技法の評価が不十分である。特に、カウンセリング初期のラポール形成が未熟な場合など、カウンセラー(被採点者)の発話に対するクライントの返答と実際の考えは相反することもあり、より適切な評価が困難であった。
【0007】
このため、特許文献1では、コミュニケーションに関する行動に対する介入支援が不十分となる恐れがある。そこで、本発明では、コミュニケーションに関する行動に対して、より適切な評価を行うことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この目的を達成するために本発明では、行動主体同士でコミュニケーションを取る集団の前記コミュニケーションに関する行動を評価するための行動処理装置において、第一の集団でのコミュニケーションの状態に関する第一の集団状態指標、および、前記第一の集団状態指標に基づき生成され、前記行動の特徴を示す第一のベクトル情報を対応付けた知識データベースを記憶する記憶部と、第二の集団でのコミュニケーションに関する行動を示す第二のセンシング情報を受け付ける入力部と、前記第二のセンシング情報に基づき、前記第二の集団でのコミュニケーションの状態に関する第二の集団状態指標を算出する集団状態指標算出部と、前記第二の集団状態指標に基づき、前記第二の集団のコミュニケーションに関する状態を示す可視情報を生成し、当該可視情報をベクトル化して第二のベクトル情報を生成するベクトル情報生成部と、前記知識データベースに含まれる前記第一のベクトル情報のうち、前記第二のベクトル情報との比較結果が予め定められた条件を満たす第一のベクトル情報に対応付けられた第一の集団状態指標に基づいて、前記第二の集団の行動を評価する行動評価部を有する行動処理装置を採用した。
【0009】
また、本発明には、行動処理装置が実行する行動処理方法、行動処理装置をコンピュータとして機能させるための行動処理プログラムやこれを格納した記憶媒体も含まれる。さらに、本発明には、行動処理装置を含む行動処理システムも含まれる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、コミュニケーションに関する行動を、より適切に評価することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
株式会社日立製作所
鉄道車両
13日前
株式会社日立製作所
制御装置
1か月前
株式会社日立製作所
半導体装置
21日前
株式会社日立製作所
レール把持装置
1か月前
株式会社日立製作所
形状制御システム
7日前
株式会社日立製作所
ガス濃度測定装置
13日前
株式会社日立製作所
環境評価システム
1か月前
株式会社日立製作所
欠陥知識循環システム
27日前
株式会社日立製作所
計画装置および計画方法
19日前
株式会社日立製作所
受診支援装置および方法
1か月前
株式会社日立製作所
ソフトウェア生成システム
1日前
株式会社日立製作所
管理システムおよび管理方法
9日前
株式会社日立製作所
対話システムおよび対話方法
1か月前
株式会社日立製作所
直動接点および巻線切替装置
1か月前
株式会社日立製作所
訓練システムおよび訓練方法
9日前
株式会社日立製作所
情報処理装置、情報処理方法
今日
株式会社日立製作所
情報処理装置及び情報処理方法
9日前
株式会社日立製作所
状態検知装置及び状態検知方法
21日前
株式会社日立製作所
人物特性推定システム及び方法
28日前
株式会社日立製作所
搬送制御装置及び搬送制御方法
1か月前
株式会社日立製作所
情報処理装置及び情報処理方法
5日前
株式会社日立製作所
回転電機および電動機システム
5日前
株式会社日立製作所
費用対効果算出方法および装置
7日前
株式会社日立製作所
電子機器および電子機器制御方法
21日前
株式会社日立製作所
電力変換器およびインバータ装置
9日前
株式会社日立製作所
再エネ調達手段選定支援システム
1か月前
株式会社日立製作所
情報処理システム、及び予測方法
6日前
株式会社日立製作所
情報処理システム、情報処理方法
1か月前
株式会社日立製作所
設計支援装置および設計支援方法
1か月前
株式会社日立製作所
物流計画システム及び物流計画方法
7日前
株式会社日立製作所
Webページ更新管理装置及び方法
13日前
株式会社日立製作所
計算機システム及びデータ検索方法
9日前
株式会社日立製作所
建物管理システム及び建物管理方法
19日前
株式会社日立製作所
異常検知システム及び異常検知方法
19日前
株式会社日立製作所
音声分析システム及び音声分析方法
13日前
株式会社日立製作所
情報抽出システム及び情報抽出方法
1か月前
続きを見る
他の特許を見る