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公開番号
2025136986
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-19
出願番号
2024035939
出願日
2024-03-08
発明の名称
シート搬送装置、及び画像形成システム
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人近島国際特許事務所
主分類
B65H
7/12 20060101AFI20250911BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】重送した第1シート及び第2シートを第3搬送路に案内しつつジャムの発生を防止すること。
【解決手段】シート搬送装置(110)は、シートを搬送する搬送部(110A)により第1搬送路(Ps12)を搬送されるシートを第2搬送路(Ps13)に案内する第1位置と第3搬送路(Ps14)に案内する第2位置とに切替え可能な切替部(FL1)と、切替部よりもシートの搬送方向における上流に配置され、第1シートに後続する第2シートが重なっている重送を検知する重送検知部(例えばSN12)と、重送検知部により重送を検知した場合において切替部を第2位置に切換え、第1シート及び第2シートを第2搬送路に案内するように制御する制御部と、を備える。制御部は、重送検知部により重送を検知した場合において、第2シートの後端が切替部を通過する第1時間を算出し、第1時間で切替部を第2位置から第1位置に切替える。
【選択図】図14
特許請求の範囲
【請求項1】
シートを搬送する搬送部と、
前記搬送部により第1搬送路を搬送されるシートを第2搬送路に案内する第1位置と、第3搬送路に案内する第2位置と、に切替え可能な切替部と、
前記切替部よりもシートの搬送方向における上流に配置され、第1シートに後続する第2シートが重なっている重送を検知する重送検知部と、
前記重送検知部により重送を検知した場合において、前記切替部を前記第2位置に切換え、前記第1シート及び前記第2シートを前記第2搬送路に案内するように制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記重送検知部により重送を検知した場合において、前記第2シートの後端が前記切替部を通過する第1時間を算出し、前記第1時間で前記切替部を前記第2位置から前記第1位置に切替える、
ことを特徴とするシート搬送装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記制御部は、前記重送検知部により重送を検知した場合において、前記搬送方向における前記第1シートの先端と前記第2シートの先端とのずれ量に応じて前記切替部を前記第2位置から前記第1位置に切替える、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記重送検知部により前記第1シートの先端を検知してから重送を検知するまでの時間の長さを、前記第1シートの後端が前記切替部を通過する第2時間に加算して、前記第1時間を算出する、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記第2シートに後続して第3シートが搬送される場合において、前記第3シートの先端が前記切替部を通過する第3時間が前記第1時間よりも先である場合に、前記第1時間での前記切替部の切替えを中止する、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項5】
前記第2搬送路は、画像を形成する画像形成部にシートを搬送する搬送路である、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項6】
前記画像形成部は、インクジェット方式により画像を形成する、
ことを特徴とする請求項5に記載のシート搬送装置。
【請求項7】
排出されたシートを支持する排出支持部を備え、
前記第3搬送路は、前記排出支持部にシートを搬送する搬送路である、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項8】
複数のシートを支持する支持部と、
前記支持部に支持されたシートを前記第1搬送路に給送する給送部と、を備える、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
【請求項9】
シートを搬送する搬送部と、
前記搬送部により第1搬送路を搬送されるシートを第2搬送路に案内する第1位置と、第3搬送路に案内する第2位置と、に切替え可能な切替部と、
前記切替部よりもシートの搬送方向における上流に配置され、第1シートに後続する第2シートが重なっている重送を検知する重送検知部と、
前記切替部よりも前記搬送方向における上流に配置され、前記第2シートの後端を検知する後端検知部と、
前記重送検知部により重送を検知した場合において、前記切替部を前記第2位置に切換え、前記第1シート及び前記第2シートを前記第2搬送路に案内するように制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記重送検知部により重送を検知した場合において、前記後端検知部により前記第2シートの後端を検知したことに応じて、前記切替部を前記第2位置から前記第1位置に切替える、
ことを特徴とするシート搬送装置。
【請求項10】
請求項1乃至9の何れか1項に記載のシート搬送装置と、
前記シート搬送装置から搬送されたシートに画像を形成する画像形成装置と、を備える、
ことを特徴とする画像形成システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シートを搬送するシート搬送装置、及び画像形成システムに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
例えばカセットやトレイからシートを給送するものにあっては、シートを1枚ずつ分離するための分離パットや分離ローラ等が設けられているが、シートの貼り付き等によって先行するシートに後続するシートが重なって搬送される重送が生じることがある。このような重送が生じると、画像形成不良、ジャム、故障等の原因となる虞がある。そのため、シート(用紙)の重送を検知した場合に、搬送を停止するものが提案されている(特許文献1参照)。
【0003】
しかしながら、特許文献1のように搬送を停止するものは、ダウンタイムが発生するため、生産性の低下を招く虞がある。そのため、重送を検知した場合に、重送となったシートに画像形成を行わずに、そのまま排出し、次のシートに画像形成を行うものも提案されている(特許文献2参照)。そして、この特許文献2のものにあっては、重送となったシートを、指定排紙トレイ以外の特定の排出皿に排紙することが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平11-24506号公報
特開2002-333797号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献2のように重送となったシートを別の排出トレイ(排出皿)に切替えて排出するためには、フラッパ等の切替部によってシートを搬送する搬送路を切替えることになる。そして、重送となっていないシートが後続して搬送されてきた場合に、切替部を元の位置に戻す必要がある。しかしながら、重送となった例えば2枚のシートは、それらの重なり量(ずれ量)によって2枚目の後端が切替部を通り抜けるタイミングが異なるという問題がある。特に重送となった例えば2枚目のシートの後端が切替部を通り抜ける前に切替部を戻してしまうと、その2枚目のシートが切替部によってガイドとの間に挟まれて停止し、後続のシートが追突してジャムを生じてしまう虞がある。
【0006】
そこで本発明は、重送した第1シート及び第2シートを第3搬送路に案内しつつジャムの発生を防止することが可能なシート搬送装置、及び画像形成システムを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様は、シートを搬送する搬送部と、前記搬送部により第1搬送路を搬送されるシートを第2搬送路に案内する第1位置と、第3搬送路に案内する第2位置と、に切替え可能な切替部と、前記切替部よりもシートの搬送方向における上流に配置され、第1シートに後続する第2シートが重なっている重送を検知する重送検知部と、前記重送検知部により重送を検知した場合において、前記切替部を前記第2位置に切換え、前記第1シート及び前記第2シートを前記第2搬送路に案内するように制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記重送検知部により重送を検知した場合において、前記第2シートの後端が前記切替部を通過する第1時間を算出し、前記第1時間で前記切替部を前記第2位置から前記第1位置に切替える、ことを特徴とするシート搬送装置である。
【0008】
本発明の一態様は、シートを搬送する搬送部と、前記搬送部により第1搬送路を搬送されるシートを第2搬送路に案内する第1位置と、第3搬送路に案内する第2位置と、に切替え可能な切替部と、前記切替部よりもシートの搬送方向における上流に配置され、第1シートに後続する第2シートが重なっている重送を検知する重送検知部と、前記切替部よりも前記搬送方向における上流に配置され、前記第2シートの後端を検知する後端検知部と、前記重送検知部により重送を検知した場合において、前記切替部を前記第2位置に切換え、前記第1シート及び前記第2シートを前記第2搬送路に案内するように制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記重送検知部により重送を検知した場合において、前記後端検知部により前記第2シートの後端を検知したことに応じて、前記切替部を前記第2位置から前記第1位置に切替える、ことを特徴とするシート搬送装置である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によると、重送した第1シート及び第2シートを適切に第3搬送路に案内しつつジャムの発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
(a)は第1実施形態に係る画像形成システムの概略構成を示すブロック図である。(b)は第1実施形態に係る画像形成システムの概略構成を示す模式断面図である。
(a)は第1実施形態に係る画像形成システムにおいて片面印刷ジョブを行う場合の用紙の位置を示す模式断面図である。(b)は第1実施形態に係る画像形成システムにおいて両面印刷ジョブを行う場合の用紙の位置を示す模式断面図である。
第1実施形態に係る給紙装置を示す模式断面図である。
第1実施形態に係る画像形成システムの制御部を示すブロック図である。
第1実施形態に係る給紙装置の制御部を示すブロック図である。
第1実施形態に係る給紙装置の制御機能を示すブロック図である。
第1実施形態に係る給紙装置における搬送ルートの管理テーブルを示す表である。
第1実施形態に係る給紙装置の搬送制御のシーケンスを示す図である。
第1実施形態に係る給紙装置の搬送制御を示すフローチャートである。
第1実施形態に係る給紙装置の重送検知制御を示すフローチャートである。
第1実施形態に係る給紙装置の用紙搬送路切替判断制御を示すフローチャートである。
第1実施形態に係る給紙装置のフラッパ駆動制御を示すフローチャートである。
重送検知センサの検出波形と各時刻との関係を示すタイムチャートである。
(a)は給紙装置において重送した用紙の通過後にフラッパが切替え可能な場合を示す図である。(b)は給紙装置において重送した用紙の通過後にフラッパが切替え不能な場合を示す図である。
第2実施形態に係る給紙装置を示す模式断面図である。
第2実施形態に係る給紙装置の搬送制御を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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