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公開番号
2025136716
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-19
出願番号
2024035507
出願日
2024-03-08
発明の名称
電子制御装置
出願人
三菱電機モビリティ株式会社
代理人
弁理士法人ぱるも特許事務所
主分類
G01R
31/00 20060101AFI20250911BHJP(測定;試験)
要約
【課題】消費電流の増加を抑制しつつ、負荷によりノイズを適切に抑制した電子制御装置を得ること。
【解決手段】シグナルグランドを有した制御配線基板と、フレームグランドである筐体と、フレームグランドに接続された接地側接続導体、及び接地側接続導体とシグナルグランドとの間に接続された負荷を有した、単数又は複数の接地回路と、フレームグランドに接続されたモニタ用接続導体と、モニタ用接続導体と電源との間に接続されたモニタ回路及びスイッチ回路、及び制御回路を有した接続状態検出回路とを備え、各接地側接続導体は、導電性弾性体又は導電性非弾性体であり、各負荷は、抵抗性負荷、容量性負荷、又は誘導性負荷であり、制御回路は、モニタ回路により検出された波形に基づいて、フレームグランドと接地側接続導体と負荷とシグナルグランドとの接続状態、及びフレームグランドとモニタ用接続導体と接続状態検出回路との接続状態を判定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
主回路、及び前記主回路に接続されたシグナルグランドを有した制御配線基板と、
導電性を有したフレームグランドであり、前記制御配線基板を収容した筐体と、
前記フレームグランドに接続された接地側接続導体、及び前記接地側接続導体と前記シグナルグランドとの間に直列に接続された負荷を有した、単数又は複数の接地回路と、
前記フレームグランドに接続されたモニタ用接続導体と、
前記モニタ用接続導体と電源との間に直列に接続された電流又は電圧のモニタ回路及びスイッチ回路、及び前記スイッチ回路をオンオフする制御回路を有した接続状態検出回路と、を備え、
各前記接地側接続導体は、前記フレームグランドに押圧されて接続された導電性弾性体又は前記フレームグランドに接続された導電性非弾性体であり、
各前記負荷は、抵抗性負荷、容量性負荷、又は誘導性負荷であり、
前記制御回路は、前記スイッチ回路をオンオフした時の前記モニタ回路により検出された電流又は電圧の波形に基づいて、前記フレームグランドと前記接地側接続導体と前記負荷と前記シグナルグランドとの接続状態、及び前記フレームグランドと前記モニタ用接続導体と前記接続状態検出回路との接続状態を判定する電子制御装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
主回路、及び前記主回路に接続されたシグナルグランドを有した制御配線基板と、
導電性を有したフレームグランドであり、前記制御配線基板を収容した筐体と、
前記フレームグランドに接続された接地側接続導体、及び前記接地側接続導体と前記シグナルグランドとの間に直列に接続された負荷を有した、複数の接地回路と、
1つの前記接地側接続導体と前記負荷との間の接続箇所と電源との間に直列に接続された電流又は電圧のモニタ回路及びスイッチ回路、及び前記スイッチ回路をオンオフする制御回路を有した接続状態検出回路と、を備え、
各前記接地側接続導体は、前記フレームグランドに押圧されて接続された導電性弾性体又は前記フレームグランドに接続された導電性非弾性体であり、
各前記負荷は、抵抗性負荷、容量性負荷、又は誘導性負荷であり、
前記制御回路は、前記スイッチ回路をオンオフした時の前記モニタ回路により検出された電流又は電圧の波形に基づいて、前記フレームグランドと前記接地側接続導体と前記負荷と前記シグナルグランドとの接続状態を判定する電子制御装置。
【請求項3】
複数の前記接地回路が備えられ、
前記制御回路は、前記スイッチ回路をオンオフした時の前記モニタ回路により検出された電流又は電圧の波形に基づいて、導通した複数の前記接地側接続導体の個数を推定する請求項1に記載の電子制御装置。
【請求項4】
前記制御回路は、電流又は電圧の波形の応答遅れに基づいて、導通した複数の前記接地側接続導体の個数を推定する請求項3に記載の電子制御装置。
【請求項5】
前記制御回路は、電流又は電圧の波形の応答時定数に基づいて、導通した複数の前記接地側接続導体の個数を推定する請求項3に記載の電子制御装置。
【請求項6】
前記筐体は、前記制御配線基板を介して対向した一方の内側面と他方の内側面とを有し、
前記制御配線基板は、一方の面が前記筐体の前記一方の内側面と対向し、他方の面が前記筐体の前記他方の内側面と対向し、
前記制御配線基板の一方の面の側又は他方の面の側に前記モニタ用接続導体を備え、
少なくとも一つの前記導電性弾性体は、前記制御配線基板を介して、前記モニタ用接続導体に対向して設けられ、前記モニタ用接続導体が押圧した前記一方の内側面又は前記他方の内側面とは反対側の前記筐体の内側面を押圧している請求項1に記載の電子制御装置。
【請求項7】
前記接続状態検出回路は、前記制御配線基板に設けられている請求項1から6のいずれか1項に記載の電子制御装置。
【請求項8】
前記導電性非弾性体は、前記筐体と前記制御配線基板とを固定した固定ねじに隣接して設けられている請求項1から6のいずれか1項に記載の電子制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電子制御装置に関するものである。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
電子制御装置には、制御回路等の主回路が形成された制御配線基板が設けられている。制御配線基板から発生する高周波ノイズの放射を抑制するために、制御配線基板のシグナルグランドと制御配線基板を収容したフレームグランドである筐体とを接続して、筐体を電磁シールドとして使用する場合がある。このような電子制御装置を車両に搭載した際、車両の振動等に起因して、シグナルグランドとフレームグランドとの電気接点の劣化が生じうる。電気接点の劣化により、シグナルグランドとフレームグランドとの接続が不十分になった場合、ノイズ耐性の面において狙いの効果を得ることができなくなる。そのため、シグナルグランドとフレームグランドとの接続状態を監視する構成が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に開示された接続状態検出回路の構成では、プリント基板上に形成した検出用パターンに電圧を印加し、信号検出用ポートの信号レベルに基づいて、プリント基板とシールド部材との電気的接続状態を検出している。このように構成することで、シールド部材とプリント基板との間に生じた隙間を検出することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-54388号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1においては、検出用パターンに電圧を印加することで、シールド部材とプリント基板との間に生じた隙間を検出することができる。しかしながら、検出用パターンに電圧を適切なタイミングで印加する制御部を有していないため、適切なタイミングでシグナルグランドとフレームグランドとの接続状態を監視することができず、消費電流が増加するおそれがあるという課題があった。
【0006】
また、開示された構成では、接続状態検出回路に接続された負荷が抵抗であるため、対象となるノイズによっては負荷によるノイズの抑制の効果を得ることができないという課題があった。
【0007】
そこで、本開示は、消費電流の増加を抑制しつつ、負荷によりノイズを適切に抑制した電子制御装置を得ることを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の電子制御装置は、主回路、及び主回路に接続されたシグナルグランドを有した制御配線基板と、導電性を有したフレームグランドであり、制御配線基板を収容した筐体と、フレームグランドに接続された接地側接続導体、及び接地側接続導体とシグナルグランドとの間に直列に接続された負荷を有した、単数又は複数の接地回路と、フレームグランドに接続されたモニタ用接続導体と、モニタ用接続導体と電源との間に直列に接続された電流又は電圧のモニタ回路及びスイッチ回路、及びスイッチ回路をオンオフする制御回路を有した接続状態検出回路と、を備え、各接地側接続導体は、フレームグランドに押圧されて接続された導電性弾性体又はフレームグランドに接続された導電性非弾性体であり、各負荷は、抵抗性負荷、容量性負荷、又は誘導性負荷であり、制御回路は、スイッチ回路をオンオフした時のモニタ回路により検出された電流又は電圧の波形に基づいて、フレームグランドと接地側接続導体と負荷とシグナルグランドとの接続状態、及びフレームグランドとモニタ用接続導体と接続状態検出回路との接続状態を判定するものである。
【発明の効果】
【0009】
本開示の電子制御装置によれば、シグナルグランドを有した制御配線基板と、フレームグランドである筐体と、フレームグランドに接続された接地側接続導体、及び接地側接続導体とシグナルグランドとの間に接続された負荷を有した、単数又は複数の接地回路と、フレームグランドに接続されたモニタ用接続導体と、モニタ用接続導体と電源との間に接続されたモニタ回路及びスイッチ回路、及び制御回路を有した接続状態検出回路と、を備え、各負荷は、抵抗性負荷、容量性負荷、又は誘導性負荷であり、制御回路は、スイッチ回路をオンオフした時のモニタ回路により検出された電流又は電圧の波形に基づいて、フレームグランドと接地側接続導体と負荷とシグナルグランドとの接続状態、及びフレームグランドとモニタ用接続導体と接続状態検出回路との接続状態を判定するため、スイッチ回路をオンオフする制御回路を有しているので、接続状態検出回路に流れる消費電流の増加を抑制することができる。また、抵抗性負荷、容量性負荷、及び誘導性負荷を、対象となるノイズによる影響、及び低減が必要なノイズの周波数帯によって使い分けることができるので、選択した負荷によりノイズを適切に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施の形態1による電子制御装置の概略を模式的に示す断面図である。
実施の形態1による電子制御装置の概略を模式的に示す分解断面図である。
実施の形態1による別の電子制御装置の概略を模式的に示す断面図である。
実施の形態1による別の電子制御装置の概略を模式的に示す断面図である。
実施の形態1による電子制御装置の接続状態を検出する回路の例を示す図である。
実施の形態1による電子制御装置の接続状態を検出する回路の例を示す別の図である。
実施の形態1による電子制御装置の接続状態検出時の波形の例を示す図である。
実施の形態1による電子制御装置の接続状態を検出する回路の例を示す図である。
実施の形態1による電子制御装置の接続状態を検出する回路の例を示す別の図である。
実施の形態1による電子制御装置の接続状態検出時の波形の例を示す図である。
実施の形態1による電子制御装置の接続状態を検出する回路の例を示す図である。
実施の形態1による電子制御装置の接続状態を検出する回路の例を示す別の図である。
実施の形態1による電子制御装置の接続状態検出時の波形の例を示す図である。
実施の形態2による電子制御装置の概略を模式的に示す断面図である。
実施の形態3による電子制御装置の概略を模式的に示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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