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公開番号2025135909
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024033982
出願日2024-03-06
発明の名称コーティング剤
出願人国立研究開発法人産業技術総合研究所
代理人個人,個人
主分類A01N 59/20 20060101AFI20250911BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】夾雑物を含む形で菌又はウイルスが付着した場合にも抗菌又は抗ウイルス効果を示し、かつ、水に濡れても機能を維持できるコート層を形成可能なコーティング剤を提供すること。
【解決手段】自己架橋基を有するポリエチレンイミンである修飾ポリエチレンイミンと、抗菌又は抗ウイルス性化合物と、液状媒体と、を含む、コーティング剤。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
自己架橋基を有するポリエチレンイミンである修飾ポリエチレンイミンと、抗菌又は抗ウイルス性化合物と、液状媒体と、を含む、コーティング剤。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
前記ポリエチレンイミンは、アミノ基及びイミノ基から選択される含窒素基の少なくとも一種を有しており、
前記修飾ポリエチレンイミンは、前記含窒素基と反応する官能基と前記自己架橋基とを備える多官能性化合物と、前記ポリエチレンイミンとの反応物である、請求項1に記載のコーティング剤。
【請求項3】
前記ポリエチレンイミンの数平均分子量は、1000以上150000以下である、請求項1に記載のコーティング剤。
【請求項4】
前記反応物は、
前記多官能性化合物のモル数に対する前記ポリエチレンイミンのエチレンイミン単位のモル数が2~2000の反応物である、請求項2に記載のコーティング剤。
【請求項5】
請求項1に記載のコーティング剤の架橋体から構成される、抗菌又は抗ウイルスコート層。
【請求項6】
基材と、該基材上に形成された請求項5に記載の抗菌又は抗ウイルスコート層とを備える、積層体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コーティング剤に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
感染症の主要な伝染経路の1つとして、感染症の患者が咳や会話で唾を飛ばしたり、汚染された手で器物、壁、床等の対象物に触れたりすることによって、対象物を汚染させ、その汚染された対象物に非感染者が触れることで感染が拡大する経路がある。
【0003】
汚染された対象物は、例えば、エタノールなどの薬剤で拭き取れば汚染を除去できるが、一般的に薬剤で拭き取ることによる消毒効果の持続時間は短く、また、このような清掃作業は手間がかかることから、対象物を消毒された状態に保つことは困難であった。
【0004】
従来から、汚染された対象物からの感染拡大を防止するために、抗菌又は抗ウイルスコートが検討されてきた(特許文献1~5参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2023-153927号公報
特許7361965号公報
特開2021-169494号公報
特開2011-098976号公報
特開2009-255500号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、唾液等の体液にはタンパク質等の夾雑物が含まれており、従来の抗菌又は抗ウイルスコート剤では、夾雑物を含む形で菌又はウイルスが付着した場合に、抗菌又は抗ウイルス効果が低下する傾向にあった。また、従来の抗菌又は抗ウイルスコート剤は、水洗により抗菌又は抗ウイルス効果が低下する傾向にあった。
【0007】
そこで、本発明の目的は、夾雑物を含む形で菌又はウイルスが付着した場合にも抗菌又は抗ウイルス効果を示し、かつ、水に濡れても機能を維持できるコート層を形成可能なコーティング剤を提供することにある。本発明は、抗菌又は抗ウイルスコート層及び該コート層を備える積層体を提供することも目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示は、以下の[1]~[6]を提供するものである。
【0009】
[1]自己架橋基を有するポリエチレンイミンである修飾ポリエチレンイミンと、抗菌又は抗ウイルス性化合物と、液状媒体と、を含む、コーティング剤。
[2]上記ポリエチレンイミンは、アミノ基及びイミノ基から選択される含窒素基の少なくとも一種を有しており、上記修飾ポリエチレンイミンは、上記含窒素基と反応する官能基と上記自己架橋基とを備える多官能性化合物と、上記ポリエチレンイミンとの反応物である、[1]に記載のコーティング剤。
[3]上記ポリエチレンイミンの数平均分子量は、1000以上150000以下である、[1]又は[2]に記載のコーティング剤。
[4]上記反応物は、上記多官能性化合物のモル数に対する上記ポリエチレンイミンのエチレンイミン単位のモル数が2~2000の反応物である、[2]に記載のコーティング剤。
[5][1]~[4]のいずれかに記載のコーティング剤の架橋体から構成される、抗菌又は抗ウイルスコート層。
[6]基材と、該基材上に形成された[5]に記載の抗菌又は抗ウイルスコート層とを備える、積層体。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、夾雑物を含む形で菌又はウイルスが付着した場合にも抗菌又は抗ウイルス効果を示し、かつ、水に濡れても機能を維持できるコート層を形成可能なコーティング剤を提供することができる。また、本発明によれば、抗菌又は抗ウイルスコート層及び該コート層を備える積層体を提供することもできる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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